今日は銀座ラフィナートで開催された日本圧力計温度計工業会の理事会及び暑気払いに参加するため東京出張であった。
大阪ではあまり馴染みがないが東京では「暑気払い」というような会合の習慣があるようだ。
さて、たまたま銀座で開催されるので、先日話題にした「銀座十石」というおむすびやさんを実際覗いてみようと再度WEBサイトで場所を確認した。
平成10年より開店されていたという本店は、現在駅前の区画整備のため閉店を余儀なくされ現在は松屋銀座という百貨店の地下食料品売り場に場所を替えて営業してるようだ。
丁度駅から目的地の会場までの通り道のようで、好都合だ。
改めて、同店のホームページを見させていただいたのだが、そこに「パブリシティ」というメディア紹介のページがあり、エッセイ文庫本の中で紹介されている文章が抜粋され載っている。
そこには夫婦の会話で、奥さんが「銀座に来たなら今話題のおにぎりやさんに行かなくちゃ」といいだすが、「おにぎりなんて女房がつくるもんだ」と思っている旦那さんには抵抗がある。
しかし奥さんはこういう。「お父さん、今は時代が違うのよ。亭主に食べさせるおにぎりは私がちゃんとつくります。これは【おみやげ】」
なるほどそう言われると、実際私も、自分の昼食代わりか、帰りの新幹線の中で頬張るかと思っていたのだが、「そうか妻にも夜食にみやげとして買っていこう。」と思ってしまう。
2・3年ほど前から「ブルーオーシャン戦略」.という企業戦略論が話題にっている。
この件については、また改めて話題としたいが、ブルーオーシャン戦略では今まで顧客になっていない買い手に目を向ける。
つまり非顧客を顧客にする戦略だ。
お土産を考える人には、いままで「おにぎり」はあまり選択肢になかったはずだ。
しかし、おにぎりを「おみやげ」という新しい戦略キャンパスに組み入れることで、あらたなブルーオーシャンが広がるわけだ。
最後に、同店のおむすびと先日購入した三代目鈴木紀夫という南蛮味噌がおいしかったことは付け加えておこう。