[お客様訪問・紹介] カテゴリー
2008年07月02日

お客様訪問記 フタバ紙器株式会社様

今日は、弊社で4年9ヶ月前にホームページ制作をさせて頂いたお客様のフタバ紙器株式会社の近安専務様をお訪ねさせて頂いた。
訪問の目的は当社のホームページでお客様紹介掲載をさせて頂きたく、その取材インタビューで伺った。

フタバ紙器株式会社webサイト同社は、大阪市東住吉区で段ボール箱・美粧ケース・クリアケースを小ロット・短納期対応で製造されている企業だ。何より同社の特徴は、リニューアルの際にもその表現を考慮するようにご要望いただいたのだが、ユーザ視点で親しみやすく、親切・丁寧な対応力だと思う。そして、そうした強みをべースに、弊社のクライアント企業様でも特に成果を上げて頂いているお客様だ。

5年前の簡単な会社案内だけのホームページから、リニューアルをさせて頂いたのだが、当時ホームページからは年間4,5万程度の売上しかなかったところから、現在は、ネット経由の受注はリピートを含めて月商800万円を超えるようになったとのことである。

お客様にこうした成果を上げていただき喜んで頂けるのは、私たちにとっては、何よりもこの仕事をさせていただいての醍醐味である。

近安専務また近安専務にはその後、数件のお客様をご紹介頂き、さらにご紹介頂いた先様からも数珠繋ぎのようにご紹介を頂戴するというとても有難く嬉しいことで、いつもお世話になり本当に感謝している。

具体的なインタビューの内容は近々弊社のサイトでご紹介したいと思うが、今日久々にお伺いして感じたのは、こうしてお客様のお声を生でお聞きすることの大切さだ。

正直なところ、弊社はこれまでお客様へのアフターフォローが十分であったとは言えない。今日もお忙しいにもかかわらず、久々の訪問をとても喜んで頂けたのだが、弊社は商売気がなさすぎるともお叱りをうけた。

移り変わりの速いITの世界なのだから、出来れば時々お訪ね頂きいろんな話が聞きたいと仰ってくださった。有難いお話だ。

近安専務に将来の夢や展望をお聞きすると、現在インターネットで北海道から沖縄まで注文があるが、遠方はメールだけのお付き合いのところも多いが、出来れば一度全国行脚をしてみたいと仰った。

デジタル化社会といえど、やはりベースは人と人のアナログな繋がりだなぁと改めて感じさせていただいた。

近安さま、有難うございました。

2008年07月02日 23:51 | コメント (0)
2008年07月04日

お客様紹介 長門電機株式会社様

今日は、本日、ホームページを公開させて頂いたばかりのお客様、長門電機株式会社様をご紹介したい。

同社は、大阪市東成区に所在する、産業用機械の自動制御盤の製造と、冷暖房機等の空調設備の設計施工を手がけられている企業である。

長門電機株式会社
長門電機株式会社webサイト

昨年創業60周年を迎えられた同社は、現在の関西電力が宇治川電力と言われていた時代から電力取次ぎの代理店としてスタートされ、その後電気の歴史とともに創業地の東成区今里(このあたりは古くは大阪でも電気関係の会社のメッカのようなところだったようだ)でずっと営業されている。

その後、家電の販売や、工場内のモーターの販売、そしてそれを動かす自動制御盤の製造と、冷暖房機等空調の設計施工と事業を拡大してこられた。
また、聞くところによると長門電機さんから暖簾分けされ独立された企業も数多いという。言うならば業界の中での人材育成にも貢献されたようである。

現社長の伊藤義郎氏とは、大阪市青年経営者連合会でいつもご一緒し、大変お世話になっているご縁だが、先代(御尊父様)、先々代(御伯父様)の経営理念である「親切・大切・勇気」を脈々と受け継がれておられる。


ホームページを担当させていただいて、なにより同社から学ばせていただいたことは、同社の経営理念が組織風土として根付き浸透している秘訣として、毎週、理念の1つをその週のテーマ目標として例えば「今週は親切を実践」というのを長年続けられているのだそうだ。

こうしたことが、長く続く強い企業を作るのだと思う。

「鉄・夢追いかけて」
鉄・夢追いかけて
最後にもう一つ伊藤社長のPRをさせて頂こう。

伊藤社長のご趣味は写真である。また鉄道ファンでもあられ、主によくお撮りになるのは鉄道の写真である。
そして、伊藤氏のお写真は趣味の域を超えていて、これまで数多くの賞を受賞されている。
実は昨年それが評価され、エンタイトル出版から、同氏の「鉄・夢追いかけて」という写真集が発売された。

そして、この写真集はお世辞ではなく、本当にとても素敵な本だ。私は鉄道ファンではない(オーディオ・オタクだが(苦笑))が、伊藤氏の人柄が表れる写真と、中に記された先代社長との思い出や、ご家族とのお話には思わず目頭が熱くなった。
中小企業の経営者としての真摯なご姿勢と、趣味人としてのとても素敵なお心が、会社からも、写真集からもさりげなく伝わってくる。

2008年07月04日 14:30 | コメント (0)
2008年07月22日

お客様紹介 和服の染み抜き専門店(株)イトー和装加工様

今日は、先週末サイト公開されたばかりのお客様サイトをご紹介したい。


大阪市西淀川区柏里にある(株)イトー和装加工様は、創業50年の着物の染み抜き丸洗いなどのクリーニング加工以外にも、仕立て直しや、染め加工など、着物お手入れに関する加工を全て自社の工場で一貫して行なっておられる。


同社のホームページは今回が新規のサイトである。
ご依頼はその中でも、一番ニーズの多い「着物の染み抜き」を前面に打ち出したホームページとすることにした。

きものしみぬき専科きものしみぬき専科 webサイト

サイト名はその名も「きものしみぬき専科」。


あえて、ひらがなを使ったのは、クライアント様の「やわらかく、やさしいイメージを」というご要望からである。


同社は、弊社のお客様である美秀印刷(株)の白石社長様からのご紹介でご縁を頂いたのだが、(白石さん有難うございます。)
関連親会社にあたる(株)伊藤和裁様は、着物仕立てと、和裁学校も展開され、その分野では著名な会社である。


同社の【こだわり】は「早く」、「正しく」、「美しく」をモットーに、高い和装の技術力と外注を使わない自社一貫作業のトータルサポートが売りである。
そのお仕事は、多くの方の支持を得ておられ、中でも名前は差し控えるが、有名な演歌スターや、上方落語の有名な噺家師匠などもご贔屓にしておられるようである。


今回のホームページでは染み抜きの加工処理事例工程を紹介しながら、そんな同社の強みを表現させていただくことを留意した。


ところで、この仕事をさせていただくと、いろんなことを教えていただけるものだが「洗い張り」といわれる着物を一度全て解いて水洗いして仕立て直すことができるという和服の凄さに、まさに日本人の「モノを愛して大切にする」という面が現れた技術だと思う。


思い出のあるお母様、お父様の着物をご自分の寸法に、お子様の寸法に、ご主人様の寸法に仕立て替えて頂き、大切に着て欲しいといわれる同社の思いを、このホームページを通じて、多くの方に知っていただきたいと願う。

2008年07月22日 21:26 | コメント (0)
2008年07月23日

お客様紹介 コイルセンターのパイオニア 大阪鋼圧(株)様

今日は、昨日に引き続きサイト公開されたばかりの弊社のお客様サイトをご紹介したい。

大阪市大正区泉尾にある大阪鋼圧(株)様は、今年、創業70年になる企業様で、業界ではコイルセンターといわれるお仕事をされている。


コイルセンターとは、鉄鋼メーカーで製造された鋼帯(コイル)を、スリッター加工といわれる狭幅に裁断加工したり、レベラー加工といわれる平板の鋼板に加工し流通される企業を意味し、その業界で同社はパイオニア的な企業様である。


大阪鋼圧(株)大阪鋼圧(株) webサイト

スリットコイル、レベラー鋼板から作られる主な最終製品としては、ホイール・ギア・チェーンや鋼製家具、建築鋼材、ボンベタンクなど、建築、自動車等を始めの各種産業で幅広く使用されている。


今回同社のホームページはリニューアルであったが、ご要望により、特に動画を利用した工場設備ラインのご紹介や、求人情報の掲載に力を入れさせていただいた。

また同社は地元、大阪市大正区で、社団法人大正工業会の会長企業も務めておられ、地域のリーダーカンパニーとしても貢献しておられ、実は、私は日頃、同社の御子息とは、同会の青年部組織である大正工業若葉会でご一緒させて頂いているご縁でもある。


同社のある大正区は大阪市内でもかつては工業生産額が長年最も高い行政区(現在は第4位)であり、臨海工業地域として栄えた場所である。
明治以降、日本の近代産業化の先駆けであった日本初の本格的な紡績会社として大阪紡績(株)(現 東洋紡績(株))の工場が最初に操業した場所であり、その後、造船、鉄鋼などの工業が進出し目覚しい発展を遂げた。


そんな地で同社は長年、日本の工業を支える仕事で、堅実に貢献してこられたといえる。

また海と川に囲まれた臨海地区という強みを活かし、同社の工場は、船を横付けが可能で船から直接、鋼材を陸揚げ運搬が可能だという。そうした面も同社の大きな強みの独自資源(Asset)だといえよう。

2008年07月23日 16:44 | コメント (0)
2008年08月02日

テーマサイトの薦め

昨日はSEO対策上で効果が高い「サブページのカテゴリ登録」ということについて述べた。
今日はさらに、カテゴリ登録をするのには、より相応しいともいえる【テーマサイト】について書いてみたい。


さて、昨日も述べたが、テーマサイトとは、ある分類別けされたカテゴリのテーマについて、専門特化して情報を充実させたサイトのことである。


企業経営戦略の手法として、自社の事業領域(ドメイン)を絞り込んで、そこに資本集中投下するコア・コンピタンス経営戦略や、マーケティング分野では、顧客ターゲットを絞り込むことや、専門性を高めることで、他社との差別化をはかり、強みを強化する戦略がとられることがある。


テーマサイトの概念は、これらの企業戦略と同様であるといえる。


つまり、WEBサイト上の情報を、あるテーマでくくり、細かく絞り、さらに深く充実させることで、あるニーズをもったユーザにって、とても便利で有益な情報を提供する戦略サイトとしての位置づけがされる。


こうしたあるテーマ分野で情報が充実したテーマサイトで、かつ、特定のユーザにとって利用価値が高いテーマサイトを、バーティカルポータルサイト(vertical portal site)ボーダルサイト(votal saite)と呼ぶこともある。


バーティカル(vertical)とは、「垂直な」の意味で、ポータル(portal)は「入り口の」という意味であるから、バーティカルポータルサイトやボーダルサイトというのは総合ポータルサイトに対して専門ポータルサイトという意味となる。


こうした専門テーマサイト(ボーダルサイト)では、対象となるユーザーが限定されるため、効果的なマーケティングが可能となると言えよう。


それでは、ここで、具体的なこうした専門テーマサイトの事例として、私が過去にクライアント企業にご提案し、弊社が制作させて頂いたWEBサイトの事例をご紹介しよう。


東京にある(株)ライブラリー様は、画像処理パッケージソフトの開発及び販売とそれらに付随するハードウェアについても手がけられるメーカーである。


モーションキャプチャー実践入門ガイドモーションキャプチャー実践入門ガイド webサイト


同社の画像処理パッケージソフトは、主には、ものの動き等を解析するソフトで、大学等の研究機関や、大手企業の研究開発部門で、人間工学やバイオ・医療などの解析分野の研究に利用されている。


そして、そのソフトを利用するに当たっては、モーションキャプチャーといわれる画像解析法が利用されるケースが多い。


しかし、そのモーションキャプチャーシステムの具体的な利用方法については、これまで詳しく解説されたサイトも少なく、一般には広く認識されていない技術でもあり、画像解析の初心者の研究者にとっては判りづらいものであった。


そこで、私がご提案したのは、モーションキャプチャーシステムを使い慣れない入門者の方(同社にとっては、今後の潜在顧客層でもある)に対して、これらの利用方法を判り易く丁寧に説明したモーションキャプチャーの知識情報テーマサイトの構築である。


そして出来たのが、「モーションキャプチャー入門実践ガイド」というサイトである。


これからこの道のプロとなる方々にとって、その専門分野での最初のわかりやすい解説は、その人にとっての最初のバイブルとなる。


さらにこのサイトでは、あえて(株)ライブラリー社の製品広告は表に出さず、企業色を薄め、運営会社としての紹介に留めて中立的な立場のサイトとすることで、公益性を出している。


そうすることで、SEO対策上も、重要キーワードの「モーションキャプチャー」で上位検索されるサイトとして成果を上げている。


マーケティング志向で、企業イメージのブランド化と、SEO効果を高めた戦略的テーマサイトの一つの事例である。

2008年08月02日 23:09 | コメント (0)
2008年08月07日

お客様紹介 (株)青木製作所様

先日より当ブログで「サブページ」や「テーマサイト」につての説明と、さらにそのSEO対策としての「検索ポータルサイトへのカテゴリ登録」について取り上げたが、この件であるお客様からご質問を頂いたので、今日はこの件について、より具体的な成功事例をもう一つご紹介したいと思う。


その弊社制作事例として、本日ご紹介するのは(株)木幡計器製作所の以前からのお得意様でもあるのだが、大阪市東成区大今里南に所在するポンプの専門メーカーの株式会社青木製作所さまである。


(株)青木製作所株式会社青木製作所webサイト


ポンプといってもその種類にはいろいろな構造のものがあるのだが、同社で製作されているポンプは、ダイヤフラムポンプといわれる膜を利用したシンプルな構造の製品である。


シンプルイズベストとよくいわれるが、同社のダイヤフラム式ポンプはそれを象徴するようなもので、その特徴は「構造上洩れない、堅牢で壊れにくい、メンテナンスが楽である」という、ユーザーにとっても嬉しい優れた製品で、豊富な納入実績をお持ちである。


この同社のダイヤフラム式ポンプ製品は、使用流体が液体か気体かで、主に次の2つの製品群に大別される。


1つは、高濃度・高粘度の液体や異物が混入した液体(スラリー)などに適した【スラリーポンプ】で、もう1つは、けして洩れてはいけない毒性ガスや、可燃性ガスなどの危険性のある気体の圧送に適した【ガスコンプレッサー】である。


この同じ1つの基本作動原理の構造を持ちながらも、用途流体により2つの製品アイテム群に大別される同社製品は、その性質上、それぞれは利用されるシーンが全く異なり、故にユーザー層も全く違った方々が対象である。


これまでの普通のホームページ制作の発想では会社案内のホームページを1つ作成し、その中に製品紹介があって、それぞれの紹介がなされるケースが一般的だと思うが、同社に対して、私は会社概要案内サイトとはあえて別々にスラリーポンプ専用サイトのアオキ・スラリーポンプとガスコンプレッサー専用サイトのアオキ・ガスコンプレッサーの3サイト構成をご提案した。


アオキ・スラリーポンプ サイトアオキ・ガスコンプレッサー サイト
スラリーポンプ サイトガスコンプレッサー サイト


その理由は、同じ機構を持つ製品でも、ターゲットユーザーが全く異なるのであれば、製品毎に別サイト展開することが、SEO対策上でも有利となり、かつ、ユーザーにとっても目的の情報が良く整理され分かり易いホームページになるという理由からだ。


またここで特に注目いただきたいのは、各製品サイトでそれぞれ最重要キーワードとなる【スラリーポンプ】と【ガスコンプレッサー】がホームページの名前(サイト屋号)に含まれ、最適化されているという点である。


そして、制作させていただいた3つのホームページを、それぞれYahoo!Japanのカテゴリに登録させていただいた。


これにより同社の製品ホームページは、2つの最重要キーワードについて、SEOでは、それぞれYahooとgoogleの検索で、2004年7月の制作公開以降4年になるが、現在まで常に1位もしくは2位の上位検索結果を維持している。


【参考サイト】
 スラリーポンプのYahoo!Japan検索 第2位(2008年8月7日現在)
 スラリーポンプのGoogle検索 第2位(2008年8月7日現在)
 ガスコンプレッサーのYahoo!Japan検索 第1位(2008年8月7日現在)
 ガスコンプレッサーののGoogle検索 第1位(2008年8月7日現在) 

2008年08月07日 23:01 | コメント (0)
2008年08月11日

大阪市立デザイン教育研究所

今日は、現在弊社が、社団法人大阪市工業会連合会様の産学連携プロジェクトでも、産学連携させて頂いている大阪市立デザイン教育研究所を訪問させて頂いた。


大阪市立デザイン教育研究所は大阪市阿倍野区にある大阪市立のデザインを専門とする2年制の専門教育機関。いわゆる大阪市立のデザイン専修学校である。


同校は高等学校で美術系・デザイン系など造形に関する専門学科に在籍した卒業者に対して、美術・造形の専門教育をおこなう学校である。


4年生大学が普通科に在籍した者に対しても対称とし、1-2年で基礎教育を行うのに対して、同校は高等学校の造形教育との一貫連続性を図った専門教育をストレートに行うことを目的とされている。


同校に併設されている大阪市立工芸高等学校とは姉妹校で、同高等学校の出身者も多く、半数を占めるようだ。


そうした大変専門性の高い学校だけに、同校はその分野で大変優秀な学生さんが多く、社団法人大阪市工業会連合会様の産学連携プロジェクトのホームページ制作実績もなかなかのものである。


また、毎年超一流の大手企業への就職実績も豊富な学校で、同校の卒業生の活躍ぶりも顕著なようだ。


今回は、弊社の制作案件の一部であるFlashコンテンツを、学生さんの制作実習課題としてお取り組み頂くという件でご相談に訪れた。


そして、早速お取り組みに頂く方向で話がまとまり、さらに本年秋に東京の明治神宮外苑で開催されるコンテンポラリー・インテリアデザインの国際見本市の、100% Design Tokyoで併設同時開催される産学共同プロジェクトの 100%futures に本作品も出展を検討頂く事になった。


弊社の案件の一部がこうした学生さんの学びの機会となり、こうした出展が出来ることは大変嬉しい限りだ。

2008年08月11日 23:45 | コメント (0)
2008年08月16日

キラーコンテンツ事例お客様紹介 上田ブレーキ(株)様

もう8年か9年ほど前になるが、私が受講したインターネット・マーケティングのセミナーの講師をされていたスタンフォード大学の教授でマーケティングコンサルタントのピーター・C・ウィルトン教授は、【キラーコンテンツ】の重要性についてこんなことを言われた。


「あなたの会社サイトから全ての会社案内と製品・サービス案内を取り除いてください。その後に何かが残りますか?」


「それらの情報を全て取り除いた後に何も残らず、ユーザーにとって有益な情報が1つも残されていないとすれば、あなたのサイトは会社案内のパンフレット同様、一度目にすれば、必要のない限り二度と見られることはないでしょう。」


そんな会社案内サイト+αの【キラーコンテンツ】を検討した弊社制作事例のホームページとして本日ご紹介したいのは、大阪市都島区友渕町にあり、今年で創業98年の上田ブレーキ株式会社様だ。


上田ブレーキ(株)上田ブレーキ(株)webサイト
同社は、日本国内に同業他社が4社しかないと言われる鉄道用ブレーキシュー(制輪子)のメーカーのうちの1社で、他の大手企業である3社(ナブテスコ(株)(旧(株)ナブコ)曙ブレーキ工業(株)日本信号(株))に対して唯一鉄道用ブレーキシューの専業メーカーさんでもある。


国内4社というような業界であれば、業界では知らない人はいないような御会社である。


故に、そもそもホームページで新規営業開拓というようなニーズをお持ちではなかったが、求人や会社案内が目的で制作のご依頼を請けたのだが、単なる会社案内のデジタル版では勿体無いと、弊社より【キラーコンテンツ】のコンセプト提案をさせて頂いた。


具体的には、2つの顧客ユーザーにとっての、有益な情報を提供するキラーコンテンツである。


1つ目は「リンク集」である。
「リンク集」というとごくありふれたコンテンツだと思われるだろうが、少し考えてみてほしい。

日本国内で最も人気の高いと思われるサイトは「リンク集」なのだ。Yahoo!JAPANがそうである。この日本でもっとも利用頻度の高い検索エンジンサイトはもともとカテゴリ別けされた登録サイトのリンク集である。


他に同様のサイトの代表的事例には、時刻表リンク法庫などがある


つまり、ユーザーにとって便利で有益な情報を、あるテーマでまとめリンク集とするだけで【キラーコンテンツ】となり得るのである。


では上田ブレーキ(株)様のリンク集はなにかというと、同社とのお取引の有無に関わらず、日本国内の全ての電鉄会社のホームページのリンク集である。


なぜ、このリンク集がキラーコンテンツになるのかと言うと、お客様も自分の業界の同業他社が気になるものだからだ。
いざ制作すると案の定、お得意先の方から「便利でよい。お気に入りに入れている。」との反響があったようだ。


次に用意したのは「用語集」だ。
何の用語集かというと「鉄道用ブレーキに関する専門用語集」である。
こうした業界の専門用語集が業界関係で実際に発刊されている例もあるが、同社の業界ではこうしたものはなかったようだ。


ここで少し考えてみてほしい。同社の場合のユーザーと言えば、鉄道の車両運転制御技術に関わる部門が顧客であり、そうした部門の技術者の人は、上田ブレーキさんの名前は周知し、専門用語もある程度熟知されているだろう。


しかし、ターゲット対象ユーザーを大きくくればそうだが、もう少し細かくセグメントしてみて、顧客先の新人技術者の方はどうだろうか?


どの業界でも、新人はまずその分野の専門用語から学ぶはずだ、こう考えれば、専門用語集は彼らにとってはとても便利な知識情報の【キラーコンテンツ】だと言える。


図書館のように何でもインターネットで検索する人が多い現代、これから業界の専門知識を得ようとするならば、まずは専門用語をインターネット検索することも多いと思われる。


こうした用語集はSEO対策にも繋がり、さらに、新たな分野で、まず始めに知識を与えてくれたサイトは、バイブルのようなサイトとなりその人にとってのブランドとなる。


またこの鉄道ブレーキに関する用語集コンテンツは、副次的な効果要素ではあるが、同社の新入社員教育の教育教材にもなっている。


さらに、営業目的ではなかったはずのホームページだが嬉しい誤算もあったようだ。


業界では誰もが知っているはずの同社であっても、意外と「上田さんのところにはそんな製品もあったのか!」と今まで、取引があっても採用実績のなかったアイテムが実は認知されていなかっただけで新たに注文が発生した案件が3件もあったと喜んで頂いた。


上田ブレーキ リンク集上田ブレーキ用語集
鉄道会社HPリンク集鉄道ブレーキ用語集

2008年08月16日 23:15 | コメント (0)
2008年08月17日

キラーコンテンツ事例2お客様紹介 奥村電機(株)様

【キラーコンテンツ】の具体例として、昨日は「知識情報を提供するタイプ」をご紹介したが、本日は「便利な機能・サービスを提供するタイプ」をご紹介してみたい。


その例は、大阪市福島区海老江にあるモーターとトランスやキュービクル電源などの受変電機器、電源機器の製造・販売・レンタル・修理を手掛けられる今年で創業95年の奥村電機株式会社様である。


奥村電機(株)奥村電機(株)webサイト
同社の【キラーコンテンツ】は『在庫一覧である。


この在庫一覧は、毎日自社で情報更新可能な、製品在庫検索システムである。


同社のこうした製品は工事現場等でのレンタル需要も多く、ホームページを制作させて頂いた2003年以前は、お得先様に対して、定期的にプリントアウトされた在庫情報リストを書類送付され情報提供をされていた。


当然、一定期間をおいての情報提供なので、お客様は実際には常に同社に現時点での在庫状況を照会をかけてから、発注手配が必要だった。


また、モーターなどは、製造メーカーによりその取り付けピッチ寸法は各々異なるためこちらも実際利用可能かどうかは、お客様には図面を要求頂き、内容を確認いただいたその後の手配となっていた。


故に、同社のレンタル事業は都度電話でのお問合わせが多い業務であった。
また、レンタル在庫リスト、外形寸法図面・回路図などの書類提供のためのFAXでのやり取りも多かった。


しかし、本データベースシステムを利用することにより、これらの業務は簡略化されると同時に顧客サービスに繋がるまさに便利な機能となった。


具体的には、従来は


在庫照会(TEL) ⇒ 図面・回路図等送信(FAX) ⇒ 見積もり依頼(TELorFAX) ⇒ 見積もり回答(TELorFAX) ⇒ 受注手配


であったものが、


在庫照会(DBシステム)〜図面・回路図等ダウンロード(PDF)〜見積もり依頼(依頼フォーム)までがホームページ上 ⇒ 見積もり回答(TELorFAX) ⇒ 受注手配


と、上流3工程は全てがお客様がご自身で行っていただけるようになった。


このように便利な機能を提供するキラーコンテンツの場合は、顧客ユーザーにとっても、自社にとっても双方に便利なWINWINの関係の内容となる場合も多い。


在庫検索画面検索システム結果詳細
在庫検索画面在庫詳細画面

2008年08月17日 06:39 | コメント (0)
2008年09月02日

お客様のご紹介 エンプラ産業株式会社様

今日は、弊社にてホームページを制作し、先日公開させて頂いたエンプラ産業株式会社様をご紹介したい。


今回、制作させていただいた案件は、弊社のお客様でもある株式会社宏和様のご協力により、同社に営業窓口となっていただき、共同で担当させていただいた案件である。


エンプラ産業株式会社 webサイトエンプラ産業株式会社webサイト


エンプラ産業株式会社様は、大阪市淀川区加島にて、プラスチックの押出成形機とその付属装置などの周辺機器を製造するメーカー様である。


押出機の専門メーカーとして、ベント押出機ノンベント押出機をはじめ、バーチカルタイプ押出機水平移動タイプ押出機低床タイプ押出機など様々な形式のプラスチック押出成形機を製作される他、付帯する引取巻取装置切断装置搬送装置丸棒成形装置等の様々な周辺専用機器の設計、製作も行っておられ、常にお客様のプラスチック押出成形の細かなニーズに合わせたご提案をされている。


またこの他、試作機を準備され、お客様の押出成形の試作(テストラボ)にも対応しておられたり、中古機械の修理、整備、販売もされたりしている。


ちなみに、社名のエンプラ産業のエンプラとは「エンジニアリングプラスチック」の略語で、一般のプラスチックに対して耐熱性・耐摩耗性等があるものをいい、具体的には樹脂製製の歯車などに使われるようなものがそうである。


樹脂成形機の中でも射出成形機ではなく、押出機に特化され、さらに、周辺付帯機器を客先ニーズ合わせて開発されるという同社の経営は、自社の得意領域を絞り込むことで専門性を高め、さらに一方では、その付帯分野での多様な顧客のニーズに応え、痒い所に手が届くきめ細かなサービスを展開し、そこが評価されておられるという点が、同社なによりの強力な強みであろう。

2008年09月02日 23:51 | コメント (0)
2008年09月08日

お客様事例紹介 (株)ウエロクカトウ様

昨日まで、数回にわたって『ブルーオーシャン戦略』についてまとめてみたが、そこでは【バリュー・イノベーション】という価値の再定義がテーマであった。


『ブルーオーシャン戦略』のアプローチとは違うが、弊社の制作事例の中でも、過去にこうした価値の再定義について考えて、リニューアル構築したサイトがあるので事例としてご紹介してみたい。


そんな事例としてご紹介する株式会社ウエロクカトウさまは、その社名にもあるとおり、大阪の中央区上本町6丁目(通称で上六)でカップ・トロフィー・バッジ・旗・楯・額などを扱われるお会社だ。


株式会社ウエロクカトウ webサイト株式会社ウエロクカトウwebサイト
2004年に、ホームページの全面リニューアルをさせて頂いたのだが、制作前のお打合せで、同社の山本社長がこんなお話をされた。


昔、あるテレビ局がバラエティー番組で、街なかに優勝カップやトロフィーや楯などを置いて、誰かが持っていくか?という企画をしていたそうだ。


その企画の意図は、それらの品物が“必要ないものの代表”として取り上げられ、誰も持っていかないだろうという内容だったようだ。


これには社長も、
「ほんなら、うちで扱うてるもんはみんな、不要品か?」
と随分と気分を悪くされたそうだ。


しかし、数分すると全て誰かが持って行く結末でホッとしたそうだが、いわれてみれば、確かにこうした品は普段はあまり意識することも無く、この番組のように乱暴な言い方をすると、普段は必要の無い物のように思われるかもしれない。


しかし、これらの品は皆、何かの記念に創られたり贈られたりと、贈る人や、受ける人の“思いが込められた品”のはずで当事者達にとっては貴重な意味深いものだ。


そしてまた、その利用シーンによっては、非常に効果的な「思い」を伝えたり、「意識向上」のためのツールとなる。


同社の商品はカタログを拝見しても、かなりの数に圧倒されそうな商品群であったが、まずは、それらの商品について、そうした具体的な、“その商品が活きる効果的な活用事例のシーン”をホームページで紹介することを心掛けた。


そしてもう1つのポイントは、ターゲットを特に“企業様”向けに絞込んでみた。


より具体的なターゲットイメージとしては、若いベンチャー創業者や歴史有る会社の2代目・3代目で第2創業を志す人、また組織を活性化させようとする前向きな経営者の方である。


よく考えて見れば、これらの品物は、結構企業でも利用されている。


社章・社旗をはじめ、永年勤続表彰や、社内コンテストの賞、その他販促ツール、周年記念品など・・・


そうして、山本社長さまとご一緒にホームページを考えながら、商品定義をあらためて見直して到達したのが、


「元気企業を応援する、やる気を育むモチベーション(意識付け)ツールの提供」


という観点だ。


呼びかけは、「元気になりたい企業様へ!」


同社は、店舗小売もされているが、業態的にはメーカー・卸商社的な要素が大きく、それ以前までは一般の法人企業を直接のお取引先としてお取引されることは少ない様であったが、ホームページをリニューアルさせて頂いて、実際に、対象と定めた企業様より直接に引き合い注文が増え、これまで沢山の社章をはじめとする商品を納入されてきた。


そして、こうした新たなお取引先は、また数年すれば周年記念であるなど、同社の扱い商品を利用される潜在需要を持っておられるケースが殆どだ。


このように商品と顧客の再定義による新たな市場の創出の道が、私はどの企業にもあるのではないかと思う。

2008年09月08日 23:12 | コメント (0)
2008年09月10日

お客様紹介 新生紙化工業(株)様

今日は、弊社にホームページ更新の件で、新生紙化工業(株)の吉田社長と営業の松岡様がお見えになった。


新生紙化工業(株)webサイト新生紙化工業(株)webサイト
同社は大阪市此花区島屋でドライラミネート加工という主に食品包装材の貼り合わせ加工を行われている。


同社のホームページを弊社で制作させて頂いたのは、2002年11月であるからもう6年程になり、会社案内型のシンプルなページで、これまで大きなリニューアルもなく今日まで至っている。


しかし、おかげさまで最重要キーワードとして定めた「ドライラミネート加工」の検索では、「レアキーワード」ながらホームページ開設当初から、Yahooにおいては1位の座をなんと6年間も確保し続けている。


そのせいもあって、ホームページは当初は会社案内替わりで営業ツールとしては殆ど期待をしていなかったが、これまでにホームページからのお問い合わせで、実際に受注に至った事例も幾度かあるようだ。


その具体的な内容をお聞きすると面白いことに、自社の加工とは近いながらも違うジャンルの引き合い(自社では行わない加工)も多いが、業界内の連携を使って外注され、自社で受注対応することで、その客先に喜ばれるケースも多いようだ。


また、インターネット経由では、従来の客先である印刷関係商社や、包装資材メーカー・商社などよりも、これまでは間接でしか接点がなかった、自社加工後の包装資材を、実際に利用する食品メーカーなどから直接のお問い合わせのケースも多いようだ。


こうしたお問い合わせ対応を繰り返すうちに、ドライラミネート加工だけではなく、新たな展開として最終製品の包装資材を自社で受注販売する対応力がついてきた。


そして今後さらにホームページをもう少し積極的な営業ツールとして活用されたいというニーズの高まりから、今回リニューアルを検討されるとことなった。


このようにインターネットを活用することにより、これまでは中間業者であった企業が情報の川上に立つというケースも多くなったといえる。


そしてなかには業態変貌して業績を伸ばしておられる事例も多くみられるようになった。

2008年09月10日 23:58 | コメント (0)
2008年09月13日

経営を創る会

弊社ウィザードの財務会計顧問は、現在、京都府長岡京市に所在する藪木公認会計士事務所にお願いしている。


所長の藪木先生とは、先日も少し触れたTL経営研究機構というところでもご一緒させていただいているご縁でもあるのだが、昨年の11月より、弊社担当の池田先生と共に、本当に親身になって下さりいろいろとお世話になっている。


今日は先生の事務所で、顧問先企業を対象にした勉強会『経営を創る会』が開催され、そこに初めて参加してきた。


その内容については、参加者の守秘義務もあり詳細は述べられないが、とても充実した内容で、ご一緒させていただいた他の企業経営者の方からの質問からも、私は大きな気付きを頂戴することが出来た。


藪木公認会計士事務所webサイト藪木公認会計士事務所webサイト
藪木公認会計士事務所の目指されているのは、そのホームページにも謳われているように中小・零細企業のための「経理・経営の駆け込み寺」である。


会計事務所としては計数的な面は勿論ながら、同事務所は人間学にフォーカスされたご指導で、「中小企業こそ人の活きる場である」という観点から、中小企業経営者の研鑽の場として、月次の業務以外でもこうした勉強会の場を今後毎月開催していただける。


弊社も今後こうした学びを実践し、「人が活き」そして社会の中でお役に立て、喜ばれる企業に深化成長できるように努力してまいりたいと思う。

2008年09月13日 22:09 | コメント (0)
2008年09月17日

お客様紹介 メイク株式会社様

メイク株式会社様は大阪府茨木市にあるレベル計・レベルスイッチの専門メーカーである。


メイク(株)webサイトメイク(株)webサイト
ホームページ制作のご依頼は、弊社ウィザードの既存のお客様よりのご紹介が切欠であったが、家業である計測・制御機器を製造の(株)木幡計器製作所とは非常に近い業種である。


実際のところ一部のレベル計・レベルスイッチを木幡計器でも製作しているので同業である部分もあり、製品の内容については私も馴染みのあるものであった。


ホームページ制作のご縁から、今では家業との方でもお取引が発生し、今後は両者の強みを活かした提携をさせていただくこととなり、相互で代理店となる運びとなった。


さて、同社の宣伝を少しさせていただくと、主に食品関連のユーザー様やケミカル関係のユーザー様における豊富な実績をお持ちで、またいろいろな様式バリエーションのレベルスイッチとレベル計の製品群をラインナップされている。


また、本年2月にはカナダのABMセンサーテクノロジー社との日本国内独占販売契約をされて、同社の超音波式・レーダー式レベル計の販売を始められた。


ABMレベルセンサーは従来機のデットバンド長さや結露時の弱点を克服した製品で、また特に進化した自己診断・自己調整機能により、操作や保守の大幅な軽減を実現し、複雑な機能を省き、競争力ある価格帯の製品をそろえている。


5月27日〜30日に東京ビッグサイトで開催された『 国際食品工業展 FOOMA JAPAN』の出展でも大好評を博したようだ。


ホームページを開設させていただいたことにより、反響も多く大変喜んで戴いている。
今後の進展が楽しみである。

2008年09月17日 21:40 | コメント (0)