木幡社長ブログ
[2008年07月] カテゴリー
2008年07月01日

ブログ執筆にあたってと、賢者.TVインタビュー掲載ご案内

昨年秋から今年にかけて、私は個人的にまた自分の人生の中でも大きな転機を迎えることになった。

一つは今年の1月1日で論語で言う不惑の満40歳という人生の節目の年を迎えたこと。

昨年の12月には一度は退いた(株)ウィザードの社長として復帰し、また、新たに創業時の精神で事業に取り組むという決意をしたこと。

2月1日には私が所属する市青連という団体で、大都市交流大会の実行委員長の大役を務めさせて頂いたお陰で、多くの貴重な体験を得られたこと。

そして何より4年に1度の本年2月29日には、第一子の元気な女の子の赤ちゃんを授かったこと。

この半年強の期間にも、悲喜交々のことがあり、その度に本当に不惑というのを実感すべき年齢であるとあらためて痛感し、日々身が引き締まる思いであるが、そんな今年も今日で早くも、あっという間に折り返しを過ぎてしまった。

天命を知る50歳までにいったい何が出来るのか?
この10年でしっかりと形を作らねばならないと思う。
その10年の1/20が終わった今日は、いよいよプロローグから本編に入るところかもしれない。

そんな意味でもこのブログ執筆は、今後、自分の人生にとっても重要なものとなるだろう。
ブログを始めるにあたっては、久米信行氏の「ブログ道」を参考とさせて頂いた。
ブログにも身口意の作法と心得があるようだ。

あまり気構え過ぎて続かないといういうようなことにはしたくないが、これからは、いろんなものごとに触れながら、その時々のことを心に記すだけでなくこのブログに記し、しっかりと自らの思いを外に発信するとともに、多くの縁を結ばせていただき、鍛錬をしていきたいと思う。

そんな決意とともに宣伝になるが、、もう一つ、今日は賢者.TVというサイトに私のインタビュー動画を公開していただくこととなった。

私自身は、まだまだ到底、賢者などとはいえる器でもなく、インタビューの話の内容も人のお役にたつようなことはなく、個人的にはとても気恥ずかしいのだが、自社の求人採用や今後のことを考えて、自社アピールとして割り切って考えて宣伝として利用させていただくこととした。

よければ御笑見下さい。 http://www.kenja.tv/index.php?c=kenjadetail&m=index&kaiinid=6175

2008年07月01日 23:44 | コメント (1)
2008年07月02日

お客様訪問記 フタバ紙器株式会社様

今日は、弊社で4年9ヶ月前にホームページ制作をさせて頂いたお客様のフタバ紙器株式会社の近安専務様をお訪ねさせて頂いた。
訪問の目的は当社のホームページでお客様紹介掲載をさせて頂きたく、その取材インタビューで伺った。

フタバ紙器株式会社webサイト同社は、大阪市東住吉区で段ボール箱・美粧ケース・クリアケースを小ロット・短納期対応で製造されている企業だ。何より同社の特徴は、リニューアルの際にもその表現を考慮するようにご要望いただいたのだが、ユーザ視点で親しみやすく、親切・丁寧な対応力だと思う。そして、そうした強みをべースに、弊社のクライアント企業様でも特に成果を上げて頂いているお客様だ。

5年前の簡単な会社案内だけのホームページから、リニューアルをさせて頂いたのだが、当時ホームページからは年間4,5万程度の売上しかなかったところから、現在は、ネット経由の受注はリピートを含めて月商800万円を超えるようになったとのことである。

お客様にこうした成果を上げていただき喜んで頂けるのは、私たちにとっては、何よりもこの仕事をさせていただいての醍醐味である。

近安専務また近安専務にはその後、数件のお客様をご紹介頂き、さらにご紹介頂いた先様からも数珠繋ぎのようにご紹介を頂戴するというとても有難く嬉しいことで、いつもお世話になり本当に感謝している。

具体的なインタビューの内容は近々弊社のサイトでご紹介したいと思うが、今日久々にお伺いして感じたのは、こうしてお客様のお声を生でお聞きすることの大切さだ。

正直なところ、弊社はこれまでお客様へのアフターフォローが十分であったとは言えない。今日もお忙しいにもかかわらず、久々の訪問をとても喜んで頂けたのだが、弊社は商売気がなさすぎるともお叱りをうけた。

移り変わりの速いITの世界なのだから、出来れば時々お訪ね頂きいろんな話が聞きたいと仰ってくださった。有難いお話だ。

近安専務に将来の夢や展望をお聞きすると、現在インターネットで北海道から沖縄まで注文があるが、遠方はメールだけのお付き合いのところも多いが、出来れば一度全国行脚をしてみたいと仰った。

デジタル化社会といえど、やはりベースは人と人のアナログな繋がりだなぁと改めて感じさせていただいた。

近安さま、有難うございました。

2008年07月02日 23:51 | コメント (0)
2008年07月03日

1年で20kg超の減量のひみつ

私は2年半ほど前からマクロビオティックという玄米菜食を続けている。

マクロビオティックといっても、まだ一般にはあまりしられてはいないが、最近は女性誌などで、ブランドファッションのスーパーモデル達が美容と健康のために注目しているとか、アメリカでマドンナやトム・クルーズ、マイケル・ジャクソン、またクリントンやカーター元大統領なども実践しているというような報道でご存知のかたもあるようである。

こう言うと海外の食事法かと思われたり、よく一般に言われるベジタリアン(菜食主義)と混同されたりするのだが、実は、桜沢如一(さくらざわゆきかず)という方が提唱され戦後から続く、日本古来の伝統食をベースとした食事法であり、食養法である。

その内容は、玄米を中心に、穀類、豆類、有機野菜、味噌、醤油、海藻などを中心とした純日本食で、別にサラダばかりを食べるわけでは無く、むしろあまり生の野菜を食べたり野菜ならなんでもという訳でも無い。また基本的には肉類や、乳製品、卵、化学調味料、砂糖などは頂かない。

こう言うとまた味気なく思えたり、制限がありすぎて無理があるように思えるが、私などは、嵌ると面白いほど食事が美味しく楽しみになり、体質もすっかり変わり、すこぶる調子がよくなった。

ただ、私などは、もちろん仕事上のお付き合いなどで外食することも多いので、厳格なマクロビアンとはいかないが、実は外食するとその後は少し体調が優れない。

そして、この食生活をはじめるようになって、僅か1年たらずで、80kgほどあってメタボ化していた体重が、60kgを切る体重となり、20歳前後の時の体重に戻ることとなった。
2005年_木幡
それからリバウンドすることも無く、1年以上はこの体型を保っている。

写真は、以前の私の名刺に使っていたかつての写真だが、まるで全くの別人であることがお分かり頂けるだろう。当時の私を知っていて、最近久々に再会する方は一様に驚かれるのだが、病気になったわけでもなく(笑)、実はダイエットをさほど意識したわけでもなく、運動やエクササイズも妻の指導を受けたりもしたが、その最大の理由はこの食事で自然に元に戻っただけのようなものである。


ところで、このマクロビオティック、詳しくは下記のサイトをご覧いただければよいのだが、実は単なる食事法というよりは、ある意味、思想哲学的な面もあり奥が深くてとても一度に、簡単には語りつくせないので、また時折このことについても語っていきたい。


【参考サイト】
Wikipedia マクロビオティック
正食協会
日本CI協会
マクロビオティックライフサポート(クシマクロビオティックアカデミー)

2008年07月03日 23:54 | コメント (0)
2008年07月04日

お客様紹介 長門電機株式会社様

今日は、本日、ホームページを公開させて頂いたばかりのお客様、長門電機株式会社様をご紹介したい。

同社は、大阪市東成区に所在する、産業用機械の自動制御盤の製造と、冷暖房機等の空調設備の設計施工を手がけられている企業である。

長門電機株式会社
長門電機株式会社webサイト

昨年創業60周年を迎えられた同社は、現在の関西電力が宇治川電力と言われていた時代から電力取次ぎの代理店としてスタートされ、その後電気の歴史とともに創業地の東成区今里(このあたりは古くは大阪でも電気関係の会社のメッカのようなところだったようだ)でずっと営業されている。

その後、家電の販売や、工場内のモーターの販売、そしてそれを動かす自動制御盤の製造と、冷暖房機等空調の設計施工と事業を拡大してこられた。
また、聞くところによると長門電機さんから暖簾分けされ独立された企業も数多いという。言うならば業界の中での人材育成にも貢献されたようである。

現社長の伊藤義郎氏とは、大阪市青年経営者連合会でいつもご一緒し、大変お世話になっているご縁だが、先代(御尊父様)、先々代(御伯父様)の経営理念である「親切・大切・勇気」を脈々と受け継がれておられる。


ホームページを担当させていただいて、なにより同社から学ばせていただいたことは、同社の経営理念が組織風土として根付き浸透している秘訣として、毎週、理念の1つをその週のテーマ目標として例えば「今週は親切を実践」というのを長年続けられているのだそうだ。

こうしたことが、長く続く強い企業を作るのだと思う。

「鉄・夢追いかけて」
鉄・夢追いかけて
最後にもう一つ伊藤社長のPRをさせて頂こう。

伊藤社長のご趣味は写真である。また鉄道ファンでもあられ、主によくお撮りになるのは鉄道の写真である。
そして、伊藤氏のお写真は趣味の域を超えていて、これまで数多くの賞を受賞されている。
実は昨年それが評価され、エンタイトル出版から、同氏の「鉄・夢追いかけて」という写真集が発売された。

そして、この写真集はお世辞ではなく、本当にとても素敵な本だ。私は鉄道ファンではない(オーディオ・オタクだが(苦笑))が、伊藤氏の人柄が表れる写真と、中に記された先代社長との思い出や、ご家族とのお話には思わず目頭が熱くなった。
中小企業の経営者としての真摯なご姿勢と、趣味人としてのとても素敵なお心が、会社からも、写真集からもさりげなく伝わってくる。

2008年07月04日 14:30 | コメント (0)
2008年07月05日

佐藤義典氏のマーケティング理論「戦略BASiCS」

私の仕事上の最大の関心事はマーケティング分野である。

故に恐らくこのブログの中でも大きな1つのテーマとして常に話題として行きたいところである。

今日でブログを書き始めて7日目であるが、テーマ的には真打ち登場ということで土曜日の今日はマーケティングの話題をテーマにしたい。


さて最近このマーケティング分野で、私が興味深く思っている1つは佐藤義典氏の「戦略BASiCS理論」である。


同氏は既に5冊のマーケティング書籍を執筆されているが、先日は私が個人的に毎月視聴購読しているマーケティング教材のインタビューCD−ROMの講師が佐藤氏であり、ここでもこの「戦略BASiCS(ベーシックス)理論」が判り易く語られていた。


佐藤氏の「戦略BASiCS理論」とは、簡単にいうと


Battlefield (戦場:何処を戦場として戦うか?)
Asset (独自資源:自社の独自資源は何か?)
Strength (強み・差別化:自社の強みや差別化の視点は何か?)
Customer (顧客:顧客は誰で、顧客にとって必要なものは何か?)
Selling Message (売り文句:顧客に響く良いメッセージとは何か?)


という5つのフレームワークの頭文字をとったものだそうだ。


実はこの「戦略BASiCS」のフレームワークは、Webサイトマーケティングの世界でも非常に重要な要素であり、考えてみれば弊社がこれまで考え制作してきた、私のWeb制作の基本的な戦略思考とも実にぴったりとマッチするものである。

バトルフィールド(Battlefield)は、例えばSEO(検索エンジン対策)戦略で考えれば、どんなキーワード分野で戦うか?とか、インターネット情報上の競合の中で、どんなWEBポジショニングを考えるのか?だと言えよう。

アセット(Asset)は、自社ならではの独自コンテンツは何か?と考えれば判り易いだろう。

そして自社の独自資源であるそのWebコンテンツが、さらにキラーコンテツ(顧客にとって便利な機能や有益情報)として差別化されれば、それが最大の強み・差別化(ストレングス Strength)のポイントとなる。

またWEBサイトでは、ユーザビリティ(使い勝手の良さ)など徹底的な顧客(カスタマー Customer)視点が重要で、細かく分類されたターゲットユーザー毎にサイト設計をして行く必要性がある。

そして、どんなセールスメッセージ(Selling Message)でWebサイトの表現を考えて、顧客ユーザー届けるか?を考え、ホームページを制作することが、儲かるウェブサイトに繋がるのだと言えるだろう。


【参考サイト】
佐藤義典氏 ストラテジー&タクティクス株式会社

2008年07月05日 17:06 | コメント (0)
2008年07月06日

趣味のオーディオをマーケティング的に考えてみた

今日は休日なので少しだけプライベートな領域の趣味の話をしてみたい。

私の趣味の中でもここ数年来、一番関心のあるものといえばオーディオなのだ。
がしかし、このオタクな領域のマニアックな話をいきなり具体的に話をしたところで、こうした事にあまり関心のない方には退屈な話でしかないだろうから、このブログでこの趣味領域のことについて語る場合にも、ほどほどに、必ずマーケティングの視点か、WEB分野の視点で何かを紹介することにしておこう。

さて、オーディオというものが趣味といっても、一般の方の中には、音楽を聴くステレオ装置がなぜ趣味の領域に入るのかと理解出来ない方もあるかもしれない。

またこうした機械ものの世界は、やはりどういうわけか、圧倒的に男性分野の趣味ジャンルのようであり、従ってオーディオ趣味の人で妻帯者の方は、大抵、奥方には金のかかる道楽としか思ってもらえないのが、一般的なようである。


まあそれはともかく、改めてこのブログの記事として、マーケティングの視点で趣味のオーディオを考えようとしてみると次の疑問が湧き上がった。


いったい自分と同じようなオーディオを趣味とする人の、趣味人口はどの程度いるのだろうか?


そこで趣味人口を憶測する方法を考えてみると、まず思いつくのは、専門雑誌の種類とその発行部数がどの程度かということだ。

オーディオの専門雑誌の種類については、さすがに自分の興味分野だけに詳しいところだが、自身が欠かさず定期購読している雑誌だけでも、月刊誌1誌と季刊雑誌が4誌の計5誌もある。
一般に雑誌の種類を調べる方法としては、大型書店や図書館に出向くのもいいが、雑誌ネット雑誌のオンラインショップ fujisan.co.jpで探すのが良いかと思う。

しかし、では雑誌の発行部数は?となると、これは雑誌出版社に直接尋ねればいいのかも知れないが、ひとまずネット上でリサーチする方法がないかと考えると、社団法人日本雑誌協会という団体があり、ここで代表的な各誌の発行部数が公表されている。
ちなみにオーディオ雑誌としてはかなり技術寄りの「MJ無線と実験」という月間雑誌が6万部とのこである。


その他の方法を考えると、年に何度か東京や大阪で開催されるオーディオ・ショウ展示会の来場者数は何名ぐらいか?ということに視点が移り、これもネットリサーチしたが、大阪の日本橋オーディオ店会が昨年主催の展示会来場者数は2日で2,176名とのことだ。


では、市場規模はどの程度なのか?
恐らく厳密には販売流通の何らかの定量的な数値を入手できればいいのだろうが、これについてもネットリサーチで情報を入手できないかと探したところ、あるマーケティング会社が調査したレポートの概要のみが下記に公開されていた。

2007年度MDB市場情報レポート「高級オーディオ」抜粋版
市場規模は2006年度で332億円、ここ数年年率4.5%づつぐらいの増である。


また工業製品の工場出荷生産数と金額は、経済産業省の工業統計調査からも判断できるだろう。もちろんこちらも公的調査資料だからネットで閲覧ダウンロードが可能だ。

こう考えると、ネットでもある程度のことは調査可能だといえる。

この他には実際に小売店舗の売り場面積の動向や、メーカーの新製品情報などで市場の動向はある程度推測できる。趣味の分野だと敏感になりやすいので、実際、近年高級ホームオーディオの市場は活況であることを、私自身実感しているが、いろいろ調べるとそれを裏付けるデータが探せるものだ。

というわけで、今日は趣味のオーディオの話をするつもりが、すっかりマーケティングの話になってしまった(笑)

2008年07月06日 23:58 | コメント (0)
2008年07月07日

チームマイナス6%に参加しませんか?

七夕の今日から北海道洞爺湖サミットが開幕した。

今回のサミットでは先進国首脳G8以外にも、中国、インド、アフリカ諸国などを加え、過去最多の22カ国の首脳が参加する。

主な議題テーマとなるのは、今世界的に問題となっている原油や食料価格の高騰、地球温暖化問題ようだ。


そのテーマの1つの地球温暖化問題であるが、この問題については、是非一度、判り易く解説された次のサイト参考に見てほしい。 http://www.team-6.jp/warming/


この問題を解決すべく10年前の1997年12月11日、京都市で国際会議が開かれ、地球温暖化防止の施策として、世界的な温室効果ガス削減目標を掲げた「京都議定書」が議決された。

しかし米国が反対し、ロシア連邦は見送っていたのでその発効は遅れ、ロシアがその後2004年に批准したことにより、ようやく2005年2月16日、「京都議定書」が発効した。

そして、日本は2008年から2012年の間にCO2などの温室効果ガス排出量を1990年にくらべて6%削減することが義務づけられた。

日本では、本年2008年4月から、第一約束期間に入っているが、しかし、日本に課せられた目標に対して、1990年に比べ総排出量は、逆に6.2%上回っているのが現状なようだ。

チーム・マイナス6% webサイト
チーム・マイナス6% webサイト

そこで、これではいかんということで、国民あげての運動にすべく、政府は、我が国の温室効果ガス6%削減の約束達成に向け、国民一丸となって取り組む大規模な地球温暖化防止国民運動を「チーム・マイナス6%」として推進PRするようになった。

「チーム・マイナス6%」は、日本の国家目標を実現するだけではなく、将来にわたる豊かな生活環境を維持・継続させるため、一人ひとりが小さなアクションを起こし、大きく展開していくためには、「みんなで楽しく」行動していくことがとても重要だという観点で、この運動に賛同し、具体的な温室効果ガスの6%削減活動に取り組む個人、企業、団体は、申請すれば誰でも「チーム員」となれる。

それぞれが、チーム・プレイヤーであり、各企業、団体にとっては、これまでに取り組んでいる環境活動を一般の人にわかりやすくPRすることで、この運動をどんどん推進して行こうというものだ。


弊社も先日、会社としてこの運動に参画することにした。


具体的な申請方法は「チーム・マイナス6%」のホームページをご覧戴きたいのだが
求められる具体的なアクションプランとしては次の6つ。


ACT1:温度調節で減らそう (冷房は28℃、暖房時の室温は20℃にしよう)
ACT2:水道の使い方で減らそう(蛇口はこまめにしめよう)
ACT3:自動車の使い方で減らそう(エコドライブをしよう)
ACT4:商品の選び方で減らそう(エコ製品を選んで買おう)
ACT5:買い物とごみで減らそう(過剰包装を断ろう)
ACT6:電気の使い方で減らそう(コンセントからこまめに抜こう)


こうしたアクションについて自社での取り組みを申請し、参画すると自社の
ホームページに「チーム・マイナス6%」のバナーを掲載し、PR活動にも協力できる。


さらに、「チーム・マイナス6%」のホームページからもリンクしてもらえるという特典がある。


この国民的運動サイトからの被リンクをして頂けるメリットは、ホームページを持っていてSEO(検索エンジン対策)を意識している人にとってはとても有益なものだと言える。

そうした意味でも、是非、この運動に参加をお勧めする。

2008年07月07日 20:22 | コメント (0)
2008年07月08日

Yahoo!JAPAN ビジネスエクスプレス カテゴリ登録について

本年2008年1月1日にYahoo!JAPANのTOPページは様変わりし、10年以上の長年馴染みであったカテゴリ分類がとうとうTOPページからなくなり、右上の「カテゴリ一覧」からの別ページへのリンクとなった。


この変更以前には、2005年10月3日に、Yahoo!ショックとでも言うべき、Yahoo!の検索結果表示の仕様変更が突然大幅に行われた。

Yahoo!JAPAN webサイト
Yahoo!JAPAN webサイト

ご記憶の方も多いと思うが、従来はキーワード検索結果ページに最初に表示されていたのは、ヤフーが審査して合格したサイト、いわゆる「カテゴリ登録サイト」が最初に表示されていて、次にその下に、「ページとの一致」という、ロボット型検索エンジンのYST(Yahoo! Search Technology)の検索結果(さらにYSTが採用される前はgoogleの結果)が表示されていた。

がこの日以降は、最初の検索結果表示はYSTの結果のみとなり、カテゴリ登録サイトは検索キーワードを入力する枠の上の「登録サイト」を選んで始めて表示されることとなった。


というわけで、この2005年10月3日のYahoo!ショックで、それまでカテゴリ登録で上位表示されていて反響があったサイトがいきなり上位表示されなくなったという事態が発生し、対応に苦慮したところも多かった。


今回のYahoo!JAPANのTOPページからカテゴリ分類がなくなった事は、この時ほどの影響は考えられないが、ますますカテゴリ登録の価値が下がったかのようにように思われる。


確かに、逆に2005年10月3日以前は、Yahoo!カテゴリ登録が、SEO(検索エンジン対策)上は、絶大な効力を発揮したともいえるが、
では、Yahoo!JAPANへのカテゴリ登録はその効果をほとんど失ったのだろうか?


以前の効力ほどではないが、SEO対策上、実は今でもその効果は大きいといえるので、弊社のクライアントには、私は今でもヤフーカテゴリ登録をお勧めしている。


詳しくは、Yahoo!JAPANの解説をごらん戴きたいが、概要のみ少し説明すると
現状、一般企業の商用サイトは「ビジネスエクスプレス」という申請でのみ受け付けられる。


健康・美容に関連するサイトやアダルトサイト・出会い系サイトや探偵業など個人対象の調査サービスなど以外は登録審査料が52,500円となっていて、審査結果は7日営業日以内に通知される。

あくまで登録審査なので、登録が確約されているわけではないが、もし登録条件を満たさない場合もその根拠と対応策が提示されることもあり、30日以内であれば手直しをして1度だけ再審が可能である。

また一度登録が承認された場合でも、掲載内容に問題がある場合は同様に30日以内であれば1度だけ変更依頼が可能である。


さて、話は戻って、今でもヤフーのカテゴリ登録が、SEOに有効な理由は次の通りである。


1)人気サイトからの被リンクがSEO上効果がある点は、今も変わらない。従って
Yahoo!JAPANが国内最大級の人気サイトであるからには、ヤフーに登録されていること自身が、SEO対策上、今も価値をもっているといえる。


2)Yahoo!JAPANでは、YST(ヤフー独自のロボット型検索エンジン技術)を主にした今でも、カテゴリ登録サイトのプライオリティ(優先度)は高いと考えられる。
(お得意様を優先したいのは当然のことだろう。)


3)ヤフーカテゴリ登録サイトは、登録サイト検索をするとカテゴリ名、サイト名、サイト解説文内に含まれるキーワードが主な検索対象となるが、これらの何れかに重要なキーワードを含む場合、YST上でも効果が現れやすい。


これらの詳細理由については、後日また詳しく解説したい。

2008年07月08日 20:02 | コメント (0)
2008年07月09日

Yahoo!JAPANカテゴリ登録のメリット

昨日に引き続き、Yahoo!JAPANカテゴリ登録のメリットについて今日は説明してみたい。


昨日、Yahoo!JAPANカテゴリ登録が未だに検索エンジン対策(SEO)上で、非常に有効である理由を3つ挙げさせていただいた。


1つ目は、Yahoo!JAPANが国内最大級の人気サイト(利用頻度の高いサイト)であり、そこからリンクを得られること(被リンク)がSEO上効果が高いといえること。


2つ目は、Yahoo!JAPANのロボット型検索エンジンYSTのアルゴリズム(法則性)においてYahooカテゴリサイトであることは有利だと考えられること。


そして3つ目に、Yahooカテゴリに登録された場合、そのカテゴリ名、サイト名、サイト解説文の中に、そのサイトにとって重要なキーワードが含まれている場合は特に、YST上でも有効に作用すること。


私は、現時点においてはこれらのことが、言えるのではと考える。


まず1つ目の、人気サイトからの被リンクという点だが、この点についてはSEO上有効であることは良く知られている。


人気サイトであるかどうかという基準は、Google Page Rank などが参考指標になる。

このグーグル・ページ・ランクというのは、Googleから無料のgoogleツールバーをダウンロードしてインストールすると、アドレスバーの下にgoogleツールバーができ、この中ほどにあるPage Rankのボタンの緑のバーがそれである。

マウスのポインタを合わせると、「PageRankはGoogle特有の機能で、ページの重要度を示します(6/10)」などと出る。

この6/10がその指標だが、ページランクのついていないページや2〜3のページは数多く、逆に8以上は殆どないので、4〜8ぐらいまでが比較的高いといえ、重要度が評価される。

まだ、googleツールバーを試したことのないかたは、一度、是非入れてみていろんなページのページランクを見られれば良いと思う。

こうした高ページランクのところからリンクをもらうことはとても有効というわけだ。
一昨日、私がチームマイナス6%の登録企業ページからリンクされたことが、SEO効果があるといったのもその理由からだといえる。(チームマイナス6%のリンクページは6/10である。)


さて、Yahooのカテゴリページだが、実際はページランクが低い場合やページランクがついていない場合もあるが、下階層ページからのリンクであったにせよいずれにしてもYahooそのものが人気ページであることには変わりはない。故にその効果は無視できない。

次に2つ目の、YahooカテゴリサイトがのYSTのSEO対策上で、幾分プライオリティが高いことは事実である。

というのもヤフーカテゴリ登録サイトは少なくともヤフーが審査してその基準にクリアして認められた訳であるからその意味でも当然だろう。


そして最後の3つ目の理由だが、これは、Yahoo!カテゴリに登録されたサイト解説文(40字以内)にキーワードがうまく含まれていたり、特に商圏エリアが大阪などの地域キーワードが重要なところなどにはそれなりの効果がえられるのではと思う。


というのも、例えば弊社(株)ウィザードもヤフーカテゴリには


大阪市北区 > ホームページ制作会社
ウィザード
ホームページ制作。企画、制作、運営、SEOのトータル支援。


と登録掲載されている。


カテゴリ名はこの場合「大阪市北区 > ホームページ制作会社」
サイト名は「ウィザード」
サイト解説文「ホームページ制作。企画、制作、運営、SEOのトータル支援。」


であるが、カテゴリ名に含まれる“大阪”や“ホームページ制作会社”といった重要キーワードも、単にそのカテゴリに登録されているというだけでは効果は薄いが、その他のSEO対策と作用して効果をあげることが考えられる。


ちなみに、本日2008年7月9日現在、「ホームページ制作会社 大阪」では Yahoo!JAPANのウェブ検索では弊社は1240万件中第2位である。

2008年07月09日 23:50 | コメント (0)
2008年07月10日

手のひらの夢、おもちゃにかけた創業者の情熱

今日は、ある玩具メーカーを訪問させていただいた。


こちらの会社が作っておられるのは、まだ私が子供の頃には近所にもあった昔懐かしい駄菓子屋さんで売られていた小さなおもちゃの数々だ。


プラスチックの小物玩具で、「ポケット玩具」と呼ばれるようだが、私などには懐かしいこれらの玩具も今ではあまり目にすることも無くなった。

昔有ったおじいちゃんやおばちゃんが経営する駄菓子屋さんも、今は殆ど姿を消してしまったが、替わりに最近では、昭和ブームというのだろうか、時折ショッピングセンターの一角に駄菓子コーナーを見かけることもある。

確かにお菓子は懐かしいが、しかしそんな駄菓子売り場のコーナーには、あのお店のおじいちゃんや、おばあちゃんはそこには居ない。寂しいものだ。


話が少しそれたが、そんな駄菓子屋さんにあったようなコマやヨーヨーやパチンコなどの小物玩具を今も国産でこだわり作り続けておられるのが本日訪問させて戴いたお会社だ。
現社長は女性社長だが先代の創業社長はご主人で、40年近くも前に早くに急逝されたということだ。

その後、現社長は主婦から急に社長となられ、これまでかなり様々なご苦労なさってきたご様子だが、今日お話戴いた先代社長の思い出に、今も会社に根付くご主人の創業社長の情熱と精神の心が伝わり、感銘をうけたのでご紹介したい。


戦後の復興期、貧しい国土の津々浦々を、大阪の松屋町のおもちゃ問屋の営業として訪問されていた先代創業社長は、子供たちのわずかな小遣いで買い求めることのできるおもちゃを作りたいと創業され、以来、こどもの“手のひらに夢を”という願いで会社の儲けよりも、自社の役割はこども達の夢を育むことだと、商品開発に注力され続けたそうだ。


またその情熱と経営姿勢は、工場出荷するトラックの送り出しの際には必ず童謡をかけて見送られたというエピソードからも伝わり、このお話から、いかに創業者が熱い情熱をもって仕事に取り組まれていたのかを知り、それが今でもこうして商品として生き残りいまでもその精神が受け継がれていることに感銘をうけた。

2008年07月10日 23:50 | コメント (0)
2008年07月11日

大阪で一番古い民家、国定重要文化財奥田邸

昨日は、(社)大阪市工業会連合会の異業種交流会であるエックスメイトとという団体の定例会で、今月はその会の議長を務めておられる奥田さんのご自宅でもある奥田家住宅奥田邸をお訪ねした。


ご自宅が国定重要文化財に指定されている方など国内でもそう数多くはないだろうと思うが、実際に国有や都道府県所有は在れど、現在も個人所有の民家家屋でこうした重文指定の建物で、且つ一般にも公開しておられる例は極めて珍しいようだ。


奥田家は江戸時代には代々、河内国渋川郡鞍作村の庄屋を勤めた家柄で付近十ヵ村の庄屋代表でもあったようで、また楠氏の流れをくみ、中世末にはこの地方の豪族だったそうだ。


江戸時代初期の大庄屋屋敷全容が残された奥田邸は大阪市の南東部にある平野区加美鞍作(ひらのくかみくらつくり)にある。
この加美鞍作という地名は日本書紀の時代に朝鮮半島から渡来した鞍作部(くらつくりべ)という馬の鞍を作る木工技術を持つ渡来人が最初に住み着いた場所という由来があるそうだ。
その後、鞍作部といわれた渡来人は飛鳥の都に移り、世界最古の木造建築で世界遺産に指定される法隆寺の釈迦三尊像を彫った仏師、鞍作止利(くらつくりのとり)なども鞍作部一族の一人だといわれている。


奥田邸は大阪の街中にある約1,000坪のお屋敷で、昭和44年に主屋・米蔵など7棟が国の重要文化財に指定され、平成元年より5年の根本修理で建築当初の姿に復元されたようだ。その作りは主屋の重厚な茅葺の大屋根や長屋門形式の表門や前裁などの調和した美しさと豪農としての風格をもっている。


400年近くの歴史を持つ家屋の作りは、木造家屋で釘を全く使わず組み木の工法で出来ている様だがその素晴らしさには感嘆する。また昨日も大阪は暑かったが中に入ると自然の風が入り驚くほど涼しい。


奥田さんのお父様による解説をお聞きしながら、民間人が国の重要文化財を保護し守ることのご苦労と、文化を守ることへのお心意気が何気に伝わり、また江戸時代の庄家の暮らしぶりと情緒を感じるひと時はあっという間だった。


一般には予約制で第4日曜日のみ10:00〜16:00で公開しておられる。


その後、懇親会は奥田邸からすぐの、がんこ平野郷屋敷店にて会食をしたが、こちらも江戸時代に建築された豪商の屋敷を利用したお店である。

大阪市平野区は平野郷とよばれこうした古い建物が残り、まちぐりみ博物館として見所も多い町である。そんな大阪の町も多くの皆さんに知って頂きたい。


【参考】
奥田家住宅奥田邸(国定重要文化財)
大阪市平野区加味鞍作1丁目8−5
奥田邸保存会 TEL:06-6792-2695
JR大和路線 加美駅より徒歩3分

大阪市建設局 歴史の散歩道(今里・平野郷コース)
大阪の歴史の散策情報


2008年07月11日 23:55 | コメント (1)
2008年07月12日

メンタリングマネジメントと石門心学(前編)

昨日は、私が学ぶ心学明誠舎のサマーセミナーに行ってきた。


社団法人心学明誠舎とは江戸時代中期から220年以上続く、石田梅岩の教えを学ぶ団体である。


心学明誠舎や石田梅岩の石門心学の紹介はまた別の機会に詳しく行なうとして、今回のセミナーはまだ日本でも馴染みのないメンタリングマネジメントと石門心学に共通する教えをテーマに国際メンターシップ大学院大学の副学長 大野雅之先生にご講義を戴いた。
実に興味深い内容だったので、私は思わず聞き入っていた。


メンターとは優れた指導者、賢明な人、信頼のおける助言者、師匠などの意味で、もともとはギリシア神話で、オデュッセウス王がトロイ戦争に出陣するとき、まだ幼い自分の子供テレマコス王子を託したすぐれた指導者の名前メントール(Mentor)から来ているようだ。


つまり、メンターとは、一般には「成熟した年長者」をさす言葉として使われ、
メンターとメンティー(若年者や未熟練者)とが、基本的には1対1で、継続的、定期的に交流し、信頼関係をつくりながら、メンティーの仕事や諸活動の支援と、精神的、人間的な成長を支援することをメンタリングというようだ。


米国ではコーチングから始まり、メンタリングという言葉が流行し、現状、その支援関係をより豊かにするためにメンター制度が普及しているそうだ。
日本ではまだ一般にはあまり馴染みが薄いようだが、最近の若手社員の離職率の削減対策などの目的で大手企業や、地方行政機関などでも、このメンタリングマネジメント制度を取り入れいるところもあるようだ。


ところでまず、このメンタリングのメンターとメンティの関係性の根本思想が、『活かし活かされる関係』だそうで、この思想が石田梅岩の『実の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり』という商人と顧客との関係性の思想と共通する点だということだ。
そして、また「課題達成の成果性」と、「意欲促進の効果性」の両方を求めるのがメンタリングの特徴だそうだ。


さらにメンタリングと石田梅岩の思想との共通点は、1つが「目的・姿勢・方法論の関係性を統合する」という思想だそうだ。この3つの関係性の統合を大野先生は判り易くハンバーガーに例えて下さったが、

例えば、メンタリングのゴールとなる「目的」は、“成功と成長”でハンバーガーでいうなら上のパン、手段となる「方法論」が“メンタリング”で、ハンバーガーの中身で、その哲学やマインドとなる「姿勢」は“メンターシップ”となり、下のパンということだ。

一方石田梅岩の思想は、同じく「目的」が“四海の民衆の平和(世界平和)”で「方法論」が“あきない”、「姿勢」が“倫理・道徳”で、これらはハンバーガーと同じで一緒に食べなければ意味が無い様に、常に関係性が統合されたものである必要性があるとのことだ。


この「目的」は企業で言うならば、恐らく“経営理念”だろう、「手段・方法論」は、“経営戦略や経営計画”であり、哲学やマインドとなる「経営姿勢」は“社是や行動指針”そして会社の“組織風土や組織文化”なのではないかと思う。
そしてこれらが全て統合され、一貫性をもった企業が強い会社なのではと感じさせて頂いた。

2008年07月12日 23:57 | コメント (0)
2008年07月13日

メンタリングマネジメントと石門心学(後編)

昨日につづき、今日もメンタリングマネジメントと石門心学のセミナーの内容について追述しておきたい。


メンタリングマネジメントと石門心学の両者の思想に、もう1つ共通するのは『使命(ミッション)と価値(バリュー)が重要』という点だそうだ。


ここで大野先生は面白い例をご提示くださった。


メンターや、実践哲学でもある石門心学の共通点となるのは人間力であるが、
では人間力が高い人というのはどういう人か?というと

“人間力が高い人”=“元気で活力のある人である”

という定義のもと、先生が大学で生徒を教えたり、企業コンサルをされたなかで元気な大学生は何を語り、元気な企業では何が語られているか?をご紹介下さったのが下記の表である。
元気な個人
元気な企業
注目すべき点は元気のない学生や企業は、話題が目先のことになりがちで、元気な学生や企業は将来や関係性の視点での話題が多いとのことである。


特に元気な企業では、日常、ミッションをベースに話し合われることが多く、常にミッションが語られると言われていた。
ミッション(使命)は、昨日述べた「目的」、「姿勢」、「方法論」の3つうちの「目的」にあたり、企業で言えば“経営理念”と解釈できるだろう。


またもう一つ重要といわれるバリュー(価値)は、「姿勢」にあたり、企業で言う価値観とは、“経営理念”に示される場合もあるが、この場合は、より行動ベースに落とし込まれた“行動指針”や、組織風土に根付いた“企業マインド”というようなものかもしれない。


次に、【人間力の五つの力】というものをお教え戴いた。具体的には下図に示す、『知力(頭)』、『感力(心)』、『行力(体)』の三つの円が交わるところが『活力(胆)』で、その周りを囲みこむ外周円が『場力(状況・環境)』という五つが図示されている。


人間力の5つの力


『知力』は知識・思考で、『感力』は姿勢・態度、『行力』は技術・技能・スキル、そして『活力』が個人レベルでは、生きる力・気概・志・使命など、組織レベルでは目的・ミッション・ビジョン・バリューなどを指す。
そして『場力』というものが、この3つの円を内に向け、交わる『活力』の部分を生み出すバランスをとっているようなもの、とおっしゃっていた。


石田梅岩の思想と人間力という観点では、梅岩がいう

仁(他人を思いやる心)、
義(人として正しい心)
礼(相手を敬う心)
智(知恵を商品に活かす心)

勤勉、倹約、正直 などが、『活力』

そして、信(信用・信頼)が『場の力』ではないかと、大野先生は言われている。


この【人間力の五つの力】をお聞きして、昔から武士道等でも言われる仏語の「身口意の三業(しんくいのさんごう)」になどにも通じることのように思えた。


活力は胆と当てられているように、胆はいうならば腹で、昔から「腹を決める」、「腹を据える」などという言葉からも、まさに志と直結する部分である。


また胆は体の部位で言えば、腸で、腸は植物で言えば、根っこにあたる。
これを聞くと、また私が普段実践しているマクロビオティックの食事法にも連想が及んだ。


マクロビオティックでは主に根菜類をよく食すのだが、これら根菜類は、陽性の性質を持ち、求心力のエネルギーを持つ。


マクロビオティックではこうした陽性の根菜類を食べていると、「腹が据わり、地に足がつく」と言われたりするので、この【人間力の五つの力】の図とも合致するなと感じた。


【参考サイト】
 講師の大野雅之氏が経営される 株式会社統合教育研究所
 NPO法人国際メンターシップ協会
 メンタリング Wikipedia
 石田梅岩 Wikipedia
 石門心学 Wikipedia
 京都市総務局 文化史19 石門心学
 石田梅岩と石門心学(京都小売商業支援センター)

2008年07月13日 20:57 | コメント (0)
2008年07月14日

RSSリーダーで市場調査

RSSをご存知だろうか?


意外と一般にはあまりまだ浸透していないようで、先日も私の友人にこの仕組みを教えてあげると、「凄い!凄い!瞬時にして欲しい情報が常時チェックできるのは、かなり画期的です。」と大喜びだったので、今日はRSSの使い方を紹介してみたい。


RSSをWikipediaで調べると、「RSSは、ニュースやブログなど各種のウェブサイトの更新情報を簡単にまとめ、配信するための幾つかの文書フォーマットの総称である。」と記されている。


RSSに対応しているウェブサイトやブログなどではRSS新着情報などのマークや、rssアイコンや、xmlアイコンなどの表示が使われていることが多い。


判り易く言うと、情報を発信する側は、日々更新されるブログやホームページの記事更新の最新情報をこのRSSという形式で常に配信することで、更新の状況をタイムリーに情報の受け手に知らせることができる仕組みである。


情報の受けて側は一般にこのRSSの情報を、RSSリーダーといわれるソフトで入手する。


そのRSSリーダーといわれるソフトの代表的なものには、gooRSSリーダーや、Microsoftのwebブラウザで最新のインターネットエクスプローラー7.0には、このRSSリーダー機能が標準となっている。


このRSSをうまく使いこなすと、マーケットリサーチにも便利な情報収集ツールとして使うことができる。

gooRSSリーダー
gooRSSリーダー


例えば、gooRSSリーダーには、キーワードの登録が可能でキーワードを追加しておけば、毎日そのキーワードが利用され更新された記事の検索が日付順に可能である。


具体的には、例えば「カーディオキック」という弊社のサチウェイインターナショナル事業部が展開するエクササイズプログラムの名称をキーワード追加しておけば、毎日数多いwebサイトやブログサイトでRSS配信をするサイトから、自動的に「カーディキック」という言葉が記載された記事を巡回ピックアップしてくる。


つまりは、今現在の「カーディオキック」に言及された記事の内容をタイムリーにチェック出来るという訳である。


また、RSSリーダーに、自分のお気に入りサイトを登録しておけば、いちいちサイトにアクセスして更新の有無を確認せずともチェックが可能なのである。

2008年07月14日 23:56 | コメント (0)
2008年07月15日

テレビで紹介されていた(株)向井珍味堂さん

今日は、面識のある社長の会社がたまたまテレビ番組(MBS ちちんぷいぷい)で紹介されていた。


大阪ローカルの番組で、たまたま車での移動中にカーナビのTVをつけていると、大阪の元気な中小企業の紹介というテーマの番組で、聞き覚えのある社名が紹介されていた。


その会社は大阪市平野区にある食品メーカーの(株)向井珍味堂さんである。
同社で製造されている主な製品は七味唐辛子、青海苔、きな粉などである。

(株)向井珍味堂(株)向井珍味堂 webサイト
実は(株)向井珍味堂さんは私が所属する大阪市青年経営者連合会(市青連)の会員企業さんでもあり、同会の行事で、本年2月1日に開催された大都市青年経営者交流研究大会という全国6都市で毎年持ち回りで開催している会合の大阪大会で、大阪のお土産の一つとして同社の七味唐辛子を選ばせていただいた経緯があり、我が家でも美味しく頂いている。


同社の製品は、大変風味香ばしく、美味しい七味唐辛子で大変食が進む香辛料である。
社長の中尾敏彦さんとは、昨年の産業交流フェアでお名刺交換をさせて頂いた。


そんな面識のある方だったので、番組を思わず見入ってしまったのだが、同社の強み特徴がうまく紹介されており嬉しくなった。


創業者は御祖父様で中尾社長は3代目だそうだが、現在の(株)向井珍味堂さんの隆盛を築かれるにはやはりご苦労も多かったようだ。

特に、3代目の中尾社長が子供の頃から居られる古い番頭さんや年配社員さんの多い中、古い会社の体質を改善されてこられるには、ご苦労があったようでこんなお話が紹介されていた。


昔の作業現場は、空調も無く暑く過酷なところで、食品に虫が混入することも乾物業界では当たり前のことのような習慣もあり、電話で虫が入っていたというようなクレームにも「虫が食うのは美味しい証拠、それがいやなら買うていらん」というような会社の風土があったそうだ。


そんな中、「それではいかんやろう!」と食品工場では今では当たり前の白衣と帽子をしようとしても、古い社員さん達の間ではなかなか賛同されない中、ならば自分一人だけでもと、身に着けられ続け、長年社長自ら率先して黙々と掃除に励まれ続けた結果、次第に社員さんにも浸透し、今では安全性と品質管理が同社の大きな強みとなるまでになられたようだ。


同社のホームページを拝見すると、そんな元気な会社の社風が伝わるとても良いホームページだった。会社サイト以外にもオンラインショップサイトも2サイト展開され、ブログも熱心に、社員さん主体に更新されている様子も伺えた。


思わずいろいろ拝見し、市青連以外にも私も所属する大阪府中小企業家同友会にも参加され、私も以前、家業の(株)木幡計器製作所で取り組んだ同友会の共同求人活動にも参画され、会社組織改革に取り組まれていたことを知、り益々親近感を感じさせていただいた。

いずれ一度、向井珍味堂さんを実際に訪問させていただきたいなと思う。

2008年07月15日 23:58 | コメント (0)
2008年07月16日

サービス業に大切なもの

今日、は私の中学時代からの大親友で弊社の顧問労務士である坂井経営労務事務所の坂井一宏君の紹介で、彼の事務所の顧問先である企業に訪問させて頂いた。


坂井先生には、公私共にいつもお世話になっているが、特に昨年、私が社長に復帰して今日に至るまで、本当に親身になり私を励ましてくれ、雇用に関する人事労務の専門分野は言うまでもなく、こうしてご紹介を頂くなど何かとサポートしてくれており、いつも本当に感謝している。同じ中学からの親友で監査役をお願いしている衣笠正洋君も同様に、私は良い親友に恵まれ嬉しく思う。ありがとう。


さて、今日お伺いした企業は翻訳業の企業様だが、ここ数年で大きく業績も伸ばされ社員数も倍増されたようだ。そんな中、求人でのホームページニーズと併せて、開設以来、更新もあまりされておらないので、今回はリニューアルを含めご提案をさせて頂くことになった。


社長様としては、出来れば今回のリニューアルを機に、ブログツールなども活用し、新しい社員さん達にも企業としての自社の経営姿勢も浸透させることもお望みのようだ。


「企業としてのどういった姿勢をお伝えになりたいですか?」という私の問いに、社長様は「当社はサービス業です。サービス業はお客様からの要望に応えることが第一義。いわばお客様からの無理をきいてなんぼの世界です。故にそうした顧客対応力の大切さを社員の皆さんに実感してもらいたい。」といった回答を下さった。


ちょうど坂井君と一緒に同社を訪問する道すがらに、私も同じようなことを今後大切に考え、実現したいと話していただけに大変共感するご回答であった。


帰社してから社内のミーティングで、同社の強みを考えたとき、翻訳の専門的でテクニカルな強みと併せて、ソフト面ではやはり同社の社長の創業時からのアナログな関係性を重視した顧客対応力が、その強みではないかと推察するにいたった。


先般紹介した佐藤義典氏の戦略BASiCS理論の中の、Asset(アセット=その会社ならではの経営独自資源)を考えると、特に中小企業の場合は、やはり核となるのはこうした経営者の企業姿勢や企業風土そのものが強みのベースとなるケースも多いのではと思う。


明日は、先日のポケット玩具メーカーへのご提案を行なうが、こちらも、創業者のあの熱い思いが最大の独自資源のように感じてならない。


このアセットは、戦略BASiCS理論提唱者の佐藤氏も、自社では見つけにくく気づきにくいものといわれていたが、当社は、クライアント企業様のその企業様ならではのそんな良さや強みをうまく引き出すホームページ作りをして行きたいものだ。

2008年07月16日 23:51 | コメント (1)
2008年07月17日

感性価値を伝えたい

今日は、先週伺ったポケット玩具のメーカー様に、提案をさせて頂いた。
サイトコンセプト提案であったが、大変気に入っていただけたようだ。


弊社がご提案したのは、単に製品を販売するのではなく、『感性価値』をお伝えするサイト作りである。


『感性価値』とは昨年より、経済産業省が推進する感性を軸にした新しいものづくりの価値概念であり、日本のものづくりが培ってきた性能、信頼性、価格に続くあたらしい4つ目の軸として提唱されている概念である。経済産業省は、感性価値を「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることによって顕在化する価値」と定義づけ、価格対機能や性能といった評価軸では、海外製品との国際競争力を失いつつある日本のものづくりにおいて感性価値を高めることが新たな差異化を生み出すとしている。


今回のポケット玩具メーカーの『感性価値』は、そのDNAとも言うべき創業者がおもちゃ作りに懸けた情熱と夢のものがたりである。

今日はまた新たにそんな創業社長の素敵なエピソードをたくさん伺えた。

現に私たちが既に感動共感している。
これをどううまくお伝えするかが私たちの仕事の役割である。


今日は30年前に37歳の若さで亡くなられた創業社長のお写真をはじめて拝見した。

写真は日に焼けすっかり色褪せたセピア色であったが、そのお顔は精悍で澄んだ目をしておられ、私たちに、「世界の子供たちに夢を」と思われていた思いを再び現代に!と訴えかけていただいているような感じであった。


また帰り際には現社長から、「先代社長が亡くなってから、私も仕事を通じて人のお役に立ちたいという思いで、今日まで事業を続けてきました。今回ホームページリニューアルを考えるにあたり、こうして一緒にお話していると、自分たちの仕事が多くの方々の子供の頃の思い出や夢と関わる製品として改めて見直され、なんだかわくわくしてきました。」というようなとても嬉しいお言葉を頂戴した。


まだ何も出来ていないのにそんな風に感じていただけたことは何より嬉しい。

まさにこれが感性価値なのだろう。

これからとても遣り甲斐のある仕事に私の拳にも力がはいった。
良いホームページにしなければ!


帰りながら、そうだ、私たち自身も、こんな感性価値をうまくお伝えするホームページづくりがしたかったのだと、私たちにも顕在化した思いを感じていた。


【参考サイト】
経済産業省 感性価値創造活動の推進
感性価値創造バンク 財団法人機械産業記念事業財団(TEPIA)
感性価値創造関連映像 財団法人機械産業記念事業財団(TEPIA)

2008年07月17日 23:56 | コメント (0)
2008年07月18日

シンクロニシティだろうか?

今日は、午前中は今年で創業101年になる木工用ニスの製造や、印刷用のコーティング塗料やラミネートフィルムの販売をされているお会社にご提案に伺い、受注させていただくこととなった。

サイトコンセプトは「101年の歴史と伝統に培われた『知財』の強みを表現する」といった内容だ。
ご用命いただいたことに感謝して、よいサイト作りを目指したい。


そして夕方からは、先週に引き続き、(社)心学明誠舎のサマーセミナーに参加した。

今日の講師は同舎の副理事長で、学校法人エール学園の理事長である長谷川恵一先生で、テーマは前回に引き続き「メンターの思想と石田梅岩の教え」というテーマであった。


前回のセミナー同様に、石門心学とメンタリングの思想の共通点を挙げていただき実践哲学として、現代における課題と先生が実際に、お取り組みの事例と掛け合わせ解説頂いた。


今日は内容を詳しくは述べないが、前回のセミナーでも説明された「人間力の五つの力」が、ある理論と、実に似ていることを発見した。


人間力の5つの力


今日のお話の中で、長谷川先生は、この五つの力は中国思想の陰陽五行説の流れからきているというようなこともおっしゃった。


先週、私はこの図と先週の大野先生のお話からマクロビオティックの思想との共通点を感じたのだが、なるほど、マクロビオティックも陰陽五行の考え方がベースにあるようなので、やはりそうか!共通している!と改めて感じた。


そして、驚くことに、先般から佐藤義典氏のBASiCSのマーケティング理論に関心を持ち、今、同氏の「図解実践マーケティング戦略」という著作を学んでいるのだが、そこに記されたBASiCS理論の図がこの「人間力の五つの力」の図と酷似しているではないか!

下の図と上の図を見比べて欲しい。


戦略BASiCS理論


知識を示す『知力』と『Asset(独自マーケティング資源)』、姿勢や関係性を示す『感力』と『Customer(顧客ターゲット)』、スキル・手法を示す『行力』と『Strength(強み・差別化ポイント)』、目的やビジョンを示す『活力』と『Selling Message(売り文句)』そして状況・環境を示す『場力』と『Battlefield(競争する市場)』全てが関連付いている様だ。


そして我々の仕事は言うならば、お客様の強みをどう表現するか?であり、
目的やビジョンを示す『活力』と『Selling Message(売り文句)』ではないかと思う。


今、私が関心をもっているマクロビオティック、石門心学、メンタリング、マーケティング理論、感性価値。。。まるで全てが繋がっているようだ。

2008年07月18日 23:58 | コメント (0)
2008年07月19日

AIDMAからAISCEASといわれるが。。。

昨日は、心学明誠舎のセミナーの前に、実はもう一つセミナーに参加していた。
AllAbout主催のセミナーである。


そこで頂いた資料の中に、購買プロセスは「AIDMA」の法則から、「AISCEASS」へという記事があった。


AIDMA(アイドマ)の法則は1920年代にアメリカのサミュエル・ローランド・ホールという人が提唱した、マーケティングの世界ではよく知られた古典的な、消費者の購買行動の心理プロセスの理論だ。


Attention (注意)
Interest (関心)
Desire (欲求)
Memory (記憶)
Action (行動)


これに対して近年のネット社会においての購買行動プロセスを、国内広告業界最大手の電通は2004年1月に「AISAS」(アイサス)(電通の登録商標)であると提唱した。
(参考)エキサイト-インターネット広告用語辞典


Attention (注意)
Interest (関心)
Search (検索:インターネットですぐ検索し)
Action (行動、購入)
Share (共有:SNSやブログなどのCGMで商品の評価をネット上で共有しあう)


また、さらにこのプロセスを補完細分化し、「比較」、「検討」というプロセスを加えた理論を(有)アンヴィコミュニケーションズ代表取締役の望野和美氏が提唱した。
それが下記のAISCEAS(アイセアス)モデルで、最近はこちらが有名な様である。


Attention (注意)
Interest (関心)
Search (検索)
Comparison(比較)
Examination(検討)

Action (行動、購入)
Share (共有)


で、昨日のAllAboutのセミナーで配布された資料には、さらに「Share (共有)」の前に「Satisfaction(満足)」が加えられ「AISCEASS」となっていた。


さて、この「AISCEAS」もしくは「AISCEASS」理論の中で、「Comparison(比較)/Examination(検討)」のプロセスだが、サイトリサーチすると、「【価格比較サイト】などで比較、検討し・・・」と解説されている例も多かった。


私としては、ここにすこし抵抗がある。


別に反論を述べるつもりではないが、先日、当ブログでも記述したが、経済産業省も推進する新たな価値として【感性価値】という概念があり、また最近【共感マーケティング】が叫ばれる時代である。


然るに、価格や性能を比較検討というようなプロセスも、もちろんあるのだが、私はむしろ「Comparison(比較)/Examination(検討)」よりも「Empathy(共感)」して「Action (行動、購入) 」されるほうがより理想的ではないかと思う。


そういう意味で、あえて、私はこれからは「AISEAS」(アイシーズ)だと提唱してみたい。


Attention (注意)
Inspiration (創造的な刺激、ひらめき)
Search (検索)
Empathy(共感)
Action (行動)
Share (共有)

2008年07月19日 23:57 | コメント (0)
2008年07月20日

新幹線に乗って

今日は、今日から明日にかけて東京で開催のTL経営研修機構というところのシリーズ・セミナーに参加するために新幹線で東京に向かった。

そのセミナーでの学びはまたお伝えすることとして、今日は新幹線にまつわることを書いてみたい。


新大阪を11:00発ののぞみ12号に乗ったのだが、最新のN700系の車両だった。
年に何度かは東京出張する機会はあるが、この新型車両に乗るのは初めてであった。

車両も新しくきれいで、シートもゆったり感がある。


それより第一に嬉しい発見は窓側の席の下に電源コンセントが設けられていたことだ。
以前から、2時間半の移動時間にパソコンを利用したく、バッテリーの弱った私のPCを利用するのに、パソコンの電源が採れればいいのにと思っていたがついに実現された。

今回は窓側座席は取れなかったが、次回はN700系車両の窓側座席を予約するようにしよう。


そう思いながら、車両前方の電光ニュース掲示板に目を向けると、次のようなメッセージが流れる。


「航空機に比べてエネルギー効率が高い新幹線。1座席あたりのCO2排出量は航空機の1/10。N700系の投入でさらに地球温暖化防止に貢献する新幹線。新幹線で出張−これもひとつのエコです。新幹線でECO出張。」


地球温暖化防止に関心が高まる今日、ビジネスマンに向けた売り文句のようだ。


一方で先日、当社の女性スタッフがJRの一枚のチラシを持ってきてくれた。
「夢の超特急ふたたび」のチラシ夢の超特急ふたたびのチラシ

内容は懐かしい初代新幹線の0系新幹線にもう一度というような内容だ。

世界初となる時速200kmの壁を打ち破った高級列車として、人々の夢やロマンを乗せ、高度成長期を駆け抜けた0系新幹線。
1964年の登場以来40年にわたり活躍してきたこの0系新幹線が2008年11月にその輝かしい歴史に幕を降ろす。
新幹線が開通した当時のボディーカラーで再び走り出した0系新幹線。


「夢の超特急ふたたび」


憧れの新幹線に乗るワクワク感とあの頃の夢を思い起こさせる趣向だ。


JRのマーケティングもいろんなことを語りかけてくれて参考になる。

2008年07月20日 22:54 | コメント (0)
2008年07月21日

心の学と、魂の学

堺屋太一氏の著書「日本を創った12人」の中の1人に石門心学の祖、石田梅岩が挙げられ、日本人が美徳とした気質とも言うべき、「質素」、「倹約」、「勤勉」など、日本人の倫理観を培った人物として紹介されている。


先日の石門心学とメンタリングの共通点をテーマにされた心学明誠舎のセミナーからも、石田梅岩は当時の偉大なメンターであったことが窺い知れる。


そして石田梅岩の石門心学は、常に実践をベースとした哲学であるが故に、その思想は時代は変われど今も商人道として、伝統的な老舗企業の経営哲学などにも受け継がれている。


そして現代の実践哲学として、今、私が学ぶのはTL(トータルライフ)人間学というものだ。


石田梅岩が唱えた学は「心の学」であるが、私にとっても現代の偉大なメンターである高橋佳子先生がお説きになるTL人間学は「魂の学(グランド・セオリー)」というものである。


石門心学では士農工商いずれも職も同じ尊い人間の営みであると説いているが、TL人間学も一人の人間として、誰もが、魂の願いをもって生まれた存在であると教えていただく。


また、人が抱える試練の反対側には、必ず魂の奥底にある願いが存在する。
人はその願いを実現すべく、自己変革とともに、人間的な深化成長の機会を頂いた尊い存在であり、TL人間学ではその成長のための心口意をお教えいただく。


私が昨日今日と参加したこのTL人間学のセミナーには、日本全国から、経営、医療、教育の各分野の現場で活動され、共にこうした実践哲学を学ぶ方々が多く集い、学びの場をもたせて頂き、そして多くの気付きと勇気を頂いた。


私もまた、明日よりこの学びを実際に、自らの実践原則として取り組んでいきたいと思う。

2008年07月21日 23:57 | コメント (0)
2008年07月22日

お客様紹介 和服の染み抜き専門店(株)イトー和装加工様

今日は、先週末サイト公開されたばかりのお客様サイトをご紹介したい。


大阪市西淀川区柏里にある(株)イトー和装加工様は、創業50年の着物の染み抜き丸洗いなどのクリーニング加工以外にも、仕立て直しや、染め加工など、着物お手入れに関する加工を全て自社の工場で一貫して行なっておられる。


同社のホームページは今回が新規のサイトである。
ご依頼はその中でも、一番ニーズの多い「着物の染み抜き」を前面に打ち出したホームページとすることにした。

きものしみぬき専科きものしみぬき専科 webサイト

サイト名はその名も「きものしみぬき専科」。


あえて、ひらがなを使ったのは、クライアント様の「やわらかく、やさしいイメージを」というご要望からである。


同社は、弊社のお客様である美秀印刷(株)の白石社長様からのご紹介でご縁を頂いたのだが、(白石さん有難うございます。)
関連親会社にあたる(株)伊藤和裁様は、着物仕立てと、和裁学校も展開され、その分野では著名な会社である。


同社の【こだわり】は「早く」、「正しく」、「美しく」をモットーに、高い和装の技術力と外注を使わない自社一貫作業のトータルサポートが売りである。
そのお仕事は、多くの方の支持を得ておられ、中でも名前は差し控えるが、有名な演歌スターや、上方落語の有名な噺家師匠などもご贔屓にしておられるようである。


今回のホームページでは染み抜きの加工処理事例工程を紹介しながら、そんな同社の強みを表現させていただくことを留意した。


ところで、この仕事をさせていただくと、いろんなことを教えていただけるものだが「洗い張り」といわれる着物を一度全て解いて水洗いして仕立て直すことができるという和服の凄さに、まさに日本人の「モノを愛して大切にする」という面が現れた技術だと思う。


思い出のあるお母様、お父様の着物をご自分の寸法に、お子様の寸法に、ご主人様の寸法に仕立て替えて頂き、大切に着て欲しいといわれる同社の思いを、このホームページを通じて、多くの方に知っていただきたいと願う。

2008年07月22日 21:26 | コメント (0)
2008年07月23日

お客様紹介 コイルセンターのパイオニア 大阪鋼圧(株)様

今日は、昨日に引き続きサイト公開されたばかりの弊社のお客様サイトをご紹介したい。

大阪市大正区泉尾にある大阪鋼圧(株)様は、今年、創業70年になる企業様で、業界ではコイルセンターといわれるお仕事をされている。


コイルセンターとは、鉄鋼メーカーで製造された鋼帯(コイル)を、スリッター加工といわれる狭幅に裁断加工したり、レベラー加工といわれる平板の鋼板に加工し流通される企業を意味し、その業界で同社はパイオニア的な企業様である。


大阪鋼圧(株)大阪鋼圧(株) webサイト

スリットコイル、レベラー鋼板から作られる主な最終製品としては、ホイール・ギア・チェーンや鋼製家具、建築鋼材、ボンベタンクなど、建築、自動車等を始めの各種産業で幅広く使用されている。


今回同社のホームページはリニューアルであったが、ご要望により、特に動画を利用した工場設備ラインのご紹介や、求人情報の掲載に力を入れさせていただいた。

また同社は地元、大阪市大正区で、社団法人大正工業会の会長企業も務めておられ、地域のリーダーカンパニーとしても貢献しておられ、実は、私は日頃、同社の御子息とは、同会の青年部組織である大正工業若葉会でご一緒させて頂いているご縁でもある。


同社のある大正区は大阪市内でもかつては工業生産額が長年最も高い行政区(現在は第4位)であり、臨海工業地域として栄えた場所である。
明治以降、日本の近代産業化の先駆けであった日本初の本格的な紡績会社として大阪紡績(株)(現 東洋紡績(株))の工場が最初に操業した場所であり、その後、造船、鉄鋼などの工業が進出し目覚しい発展を遂げた。


そんな地で同社は長年、日本の工業を支える仕事で、堅実に貢献してこられたといえる。

また海と川に囲まれた臨海地区という強みを活かし、同社の工場は、船を横付けが可能で船から直接、鋼材を陸揚げ運搬が可能だという。そうした面も同社の大きな強みの独自資源(Asset)だといえよう。

2008年07月23日 16:44 | コメント (0)
2008年07月24日

マーケティングは嘘を語れ!

先日より、「パーミッション・マーケティング」の著者でも有名なセス・ゴーディンの最新刊の「マーケティングは嘘を語れ!(原題 All Marketers Are Liars)顧客の心をつかむストーリーテリングの極意」を読んでいる。


かなり過激なタイトルであるが、内容は実に興味深い。

マーケティングは嘘を語れ!マーケティングは嘘を語れ!” style=

近年、世の中にはモノが溢れ、私たちは豊かになり、普段、どうしても必要な(ニーズのある)(コモディティ化:日用品化・普及品化した)モノよりも、意外と、別に必ず買わなくてはいけない必然性はないが、なぜか欲しくなって(いわゆるニーズからではなくウォンツから)買ったモノの方も多いことだろう。


この書籍では、こうしたウォンツを満たすモノの購買には、消費者の世界観に合った物語(ストーリーテリング)が重要だと主張する。
また消費者は「本当の話」よりも、「信じられる物語」を聞きたがっている。だから優れた物語を作ろう。というのがこれからのマーケティングの合言葉となる。というような内容だ。


実際、私自身も、こうした物語性に興味を感じ、共感して、必然に迫られた訳でもないのにそれが欲しくなってモノを買った経験も多い。


先日、近年マーケティングで購買プロセスを表すAISCEAS理論の話題を当ブログで書かせていただいたが、セス・ゴーディンの同書を読んでいると、ニーズをベースとした必需品(コモディティ)の場合は、確かに価格や性能比較が重要な購入の指標となり、検索(Search)して、比較(Comparison)、検討(Examination)するプロセスが重要となるだろうが、消費者のウォンツを満たすモノの購買には、むしろ共感(Empathy)を呼ぶ優れた物語が重要なのではと改めて感じた次第で、私としては、やはり今後は、「AISEAS」を独自の理論として唱えてみたい。


ところで、ここでポイントなるのは、その物語が消費者の【世界観】という「価値観」や「信念」、「偏見」などの枠組みに合った物語であるかどうかということであり、そうした消費者の世界観にマッチして共感されるかが課題である。


つまりは、製品や商品そのものの仕様やスペックそのものよりも、顧客の世界観に訴えるかどうか?が重要で、やはり結局は本書内でも言われることは、作り手の理屈のプロダクトアウト的発想よりも、より顧客視点のマーケットイン的発想が求められるということだろう。


また、一方で本書ではストリーテリングのスキルテクニック的なことも紹介されているものの、「・・・嘘を語れ!」のタイトルに対して、むしろ物語られるモノそのものは、ホンモノでなくてはならず、マーケッターの倫理観も重要であると述べられている。


当然ながらいくら物語が語られようとも、最近世間を賑わすような食品偽造問題などのようでは、長く支持されるものにはならない訳だ。

2008年07月24日 23:58 | コメント (0)
2008年07月25日

創業100年を目前にして、強みの源泉とはなんだろう。

昨日今日は、家業である(株)木幡計器計器製作所へのご来客で大正区の事業所にて従事した。


現在、弊社の顧問としてご協力を頂いているのは、弊社のお客様で大手ボイラーメーカーの元購買部長としてお勤めになられていた方である。


厳しくも大変人情味の深い顧問には、ご在職中より大変懇意にして頂き、現在の弊社の主力お取引先の多数をご紹介いただいた。


そして定年退職をされた機会に、遠方ではあるが是非にと弊社にお迎えして、今は年に数度ご来阪頂き、弊社にて社員の指導と社内改善並びに営業サポートを頂戴している。


今回は、昨日と今日の2日間にその顧問のお声がけで、某バーナーメーカーの社長様と、顧問のご紹介で数年前より、弊社とお取引を頂戴しているポンプメーカーの取締役営業副本部長様と、そしていつもご支援を頂いている某商社の大阪所長様、某商社の営業係長様と4社6名の方々に工場見学をして頂きご面談を頂いた。


そして皆様方に、営業的な視点を含め、大変貴重なアドバイスを多数頂戴した。


弊社(株)木幡計器計器製作所は来年、創業の明治42年より数えて100周年を迎える。


その節目の年を目前にして、ここ数年の多くの取り組みにより、少しづつではあるが着実に体質改善を遂げてきており、成果も見え出して来ている。


それも顧問をはじめ、弊社をご支援いただく多数の方々や、いつも頑張ってくれている社員の皆さんのおかげであると、本当に心より感謝申し上げたい。


また、私はこの2日間で改めて弊社の強みは何か?という点を考えさせていただいたのであるが、やはり改めて思うのはその一番の源泉は人的資源ではないかと思う。


私たちはこうしたご支援いただく方々のおかげで、これまで100年もの長きにわたって事業を営んでこれたのだと思う。


そして、その人的資源となる人と人との関係には、共感を生み出す物語がいつも介在していたのでは?ということに気づいた。


そもそも顧問との20年以上来に及ぶご縁も、弊社の先代社長で私の祖母が社長就任後のご挨拶に一人でご訪問したのが切欠であったという。


当時、こうした工業製品分野の会社の経営者としては珍しい60歳程の女性社長が、たった一人で大手企業に恐れずご挨拶に伺ったのは大変珍しいことであったようだ。


そこで先代社長は、弊社の歴史と自らの思いを語り、それに感銘して下さった当時購買ご担当であった現顧問が、その後、それまで6,7社の計器メーカーと購買お取引のあった中、弊社一社に統一頂いた経緯がある。

そんな祖母である先代社長との出会いが顧問にとって物語となり、顧問はこれまでご紹介頂いた多くのお客様にもいつもこの物語を語って下さった。


昨日のブログ記事で、マーケティングにおける物語の重要性を解説したセス・ゴーディンの新刊著書を紹介したが、実は思えば、弊社にとっては、このとても貴重で稀有な顧問とのお出会いのご縁にも、こうした物語が起因していたのだと思えた。

2008年07月25日 23:56 | コメント (0)
2008年07月26日

私のスピーカーのストーリー

前にもご紹介したが私は、高校生時代からのオーディオ好きである。
大学卒業後社会人になって以降暫くブランクはあったが、また何年か前に復活し今に至る。しかし、また結婚して子供が出来たので、暫くはまた凍結だろう。(苦笑)


さて、一昨日、紹介したセス・ゴーディンの新刊書「マーケティングは嘘を語れ!」は、物語の重要性がテーマであったが、自分自身のことを振り返ってみると、趣味の分野でまさに物語に惹かれ、買い物をしていたことを思い出した。


それは私の所有する愛機、Cadenza(カデンツァ)と言う名のスピーカーの物語である。


もう数年前になるが、私は新しいスピーカーが欲しくて購入を検討していた。
望んでいたのはマンションという住環境で、コンパクトながらも、豊かな音が得られるスピーカーだった。


当初は、イギリスのKEFというメーカーのKHT9000ACEという型式のスピーカーが、候補となり、実際その機種を大阪日本橋のオーディオ専門店に試聴しに行った。


そのスピーカーに興味を惹かれた理由は、スピーカーには珍しく、薄くてコンパクトなアルミダイキャストボディに活性炭をつめることにより、スピーカー内部の容積が、1.7倍に相当し、それにより形状からは想像出来ない豊かな音が得られるという情報を入手したからだ。


こうした変わった造りのスピーカーというだけでも、十分話題性があり、この話を聞けば、あまりオーディオに関心の無い人でも少しは興味を感じはしないだろうか?


実際に試聴し、確かに良い音で大変気に入り、「よしこれにしよう!」と半ば決めながらも、その日はもともと視聴のみのつもりであったので、後日改めて購入するつもりで気をよくして店を出た。


その後、2軒続きの隣のオーディオ専門ショップもついでに覗いたのだが、ここで実はさらに物語性の強い、それまで全く名前も知らなかったメーカーのスピーカーに、さながら運命のごとく出会うこととなる。


マイクロピュア Cz102マイクロピュア Cz102

そのショップに入り、何をという訳でもなく、2階のフロアに上がると、店の奥の試聴室から、実にリアルなサクスフォン音とドラムの音が聴こえて来て、思わず驚いてカーテンの向こうの試聴室に入ると、一般にブックシェルフ型といわれる極普通のコンパクト小型スピーカーからとんでもない音が出ているではないか!


思わず聴き入り、「何処のスピーカーですか?」とお店の人らしき方に聞くと、その人はお店の方ではなく「パストラルシンフォニー(現在社名はマイクロピュアと変更されている)というブランドで、私が製作者です。」と言われるではないか!

まさか製作者(福田三恭司氏)ご本人とは思いもよらず、さらにいろいろとお話を伺った。


元々ご本人はPAというコンサートやライブまたレコーディングスタジオ等で音響技術に携わるお仕事をされていたが、普段、実際の生演奏の音と、モニター用スピーカーの音とのギャップを感じながら、ご自身で最初は趣味でスピーカー工作をされていた。


するとある時、工作作業中に、ふとした拍子に手元を誤って、手に持っていたマイナスドライバーを落としてしまい、それがスピーカーユニットと、それを取り付けるエンクロージャーと言われる四角い箱の間に、すっぽりドライバーが刺さり、するとその途端に驚くような音が鳴り出したそうだ。


その後、研究、試行錯誤を繰り返すうちに、その構造上の微妙な隙間があることでこの音が再現されることを付きとめられ、それがこのスピーカーの特許であり、この音の秘密だと言われた。


そして、その製作者ご本人は、箱の木の材質も吟味され、このスピーカーをガレージメーカーとしてお一人で一から制作され、今では大手テレビ民放キー局のスタジオモニターとして採用されたり、名古屋で開催された愛・地球博覧会の日本政府館にも採用されるまでになったと言われる。


そしてこのCadenza Cz102 といわれる同社のデビューモデルは、「“100 年かけて育った木は100 年以上使い込める物へ”というヨーロッパの伝統家具工芸の思想から学び厳選したナラ材の単板からハンドメイドで作り上げています。ですのでお届けできるのは受注後、1ヵ月後になります。」とのことだった。


また、「このスピーカー作りは大変ですが、長寿のナラの木の香りの中で仕事をしているといつの間にか疲れもなくなります。」ともお話下さった。


私はその素晴らしい音と、製作者本人の福田氏が語る熱い思いの物語に、思わずその場で、注文をしてしまっていた。


そして、福田氏は「ありがとうございます。私の作ったスピーカーをこうしてご注文を頂くと、それこそ愛娘の嫁ぎ先が決まったような気持ちでとても嬉しいです。これでこの機種は、大阪では4番目のオーナー様です。」と教えてくださった。


その後、同社はアメリカのオーディオショウでも絶大な評価を受け、今では日本の新鋭スピーカーの中でも、異彩を放つ人気のメーカーとなられた。


この物語は、私が、既に直前にこれに決めたという購買動機を完全に覆し、予約注文させるほどの力強いストーリーだと思うが、ただ、それは単にその物語が強力だと言うだけではなく、セス・ゴーディンが言うようにこの製品が真に優れたホンモノの製品であり、製作者の真摯なものづくりの姿勢に私が心を打たれたからでもあると思う。

2008年07月26日 23:56 | コメント (1)
2008年07月27日

恐るべしムッシュムシパン!

休日の今日は、朝から生後5ヶ月の娘を連れて妻と一緒に、大阪市阿倍野区にあるあべの王子商店街まで出かけた。


目的はといえば、蒸しパンである。

蒸しパン
で、そもそもなんで蒸しパン?かというとたまたま前日に購入した大阪のタウンガイドムック本の「世界レベルの大阪ええもん」という本に、この「ムッシュムシパン」というお店が紹介されており、その記事の紹介が「日本初(たぶん)、蒸しパン専門店」となっており、興味を引かれ、それに美味しそうで、蒸しパン好きの妻のリクエストもあって朝から繰り出した訳だ。


実際に行って見ると、まず、あべの王子商店街は、大阪の下町の昭和レトロな感もある小さな商店街だが、よく最近の商店街は閑散としていると言われるような感は少しもなく、下町の素敵な人情味が漂っていて、何故だかとっても活気付いているように思えた。


実に個性的なお店も多く、ディスプレイのされかたも工夫されたところが多いのか、なんだかワクワク感がある。きっと商店街組合も恐らく活性化していて、地域コミュニティーとの調和も良くされているのだろうと察知できた。

蒸しパン


そして、目的の蒸しパン専門店の蒸しパン屋さん「ムッシュムシパン」さんに到着。


小さなお店ながら、明るく開放的でその店名からも小洒落た感じのあるお店で、陳列された蒸しパンはどれも美味しそうで、とても繁盛している様子だ。

店内


店の片隅には、お店のキャラクターかキノコのようなぬいぐるみと、どうやら週刊でお店が発行してしておられる「ムシパン新聞」というのが3週分、置かれていて、いろんな集客努力を熱心にされておられる感じがした。


店内


私たちは、きんぴらごぼう、スパイシーカレー、紅茶、きなこ粒あん、塩炊き大納言、丹波黒豆・栗の蒸しパンを購入した。食べてみるとこれが、どれもとっても美味しい。


自宅に帰ってから、このお店のホームページを拝見したのだが、実に素晴らしい。


驚いたのは、店主の渡辺さんを始め、スタッフの皆さんが皆さん毎日ブログを書いておられるのだ。それに、ホームページがユーモアに溢れ、実に楽しい。
なるほどファンが増えるはずだ!もちろん、蒸しパンはとっても美味しいのだが、そこには物語が多く語られ、極めて素晴らしいマーケティングが展開されている。


ホームページの「活動」のページを拝見すると、どうやら、店主の渡辺氏は、繁盛店になるためのビジネスセミナーの講師もされておられるようだ。


ブログの中で、渡辺氏はこう語られている。


「今回のセミナーでは『集客』というテーマで語らせてもらいました。
(中略)実はその『秘訣』はごくありふれた手法、要するにムッシュムシパンは目新しいことなど何もしておらず、
ごくごく当たり前ながらも、非常に重要なことを毎日真面目に続けているだけで、いつの間にか、たくさんのお客さんに集まってきてもらっていた。。

つまり、『集客』のために必要なことは、目新しいマーケティング技術や集客を見込めるイベントを企画することではなく、「ちゃんとした仕事」「プロの仕事」を地道に続けていくことです。」


手法に偏ることなく、やはりまずは、基本となるプロとしての姿勢を大切にされておられるところに、共感させていただいた。


しかし、このマーケティング力に長けた蒸しパン屋さん。
恐るべし「ムッシュムシパン」という感じである。

2008年07月27日 23:58 | コメント (0)
2008年07月28日

良いものが安ければ売れて当然??

今日は、弊社ホームページからお問い合わせを頂いた企業様へ3度目の訪問打ち合わせを行なった。


同社は一般消費者向け製品のメーカーであり、前回弊社が行なったサイトコンセプト提案に基づき、2時間半かけてサイト構成の擦り合わせを行なった。


今回、その打ち合わせの中で、製品の販売価格のことが話題となり、価格設定について弊社よりご提案申し上げたことがあったので、今日はその事について少し書いてみたい。


日本のものづくり企業は、これまで「良いものを安く」という神話を信じ続けてきた。


確かに、良いものが安ければ、それにこしたことはないし、ユーザーも喜ぶと思うのは当然だが、果たして本当に「良いものを安く」がよいのだろうか?


一方で、ニッチな高級品が売れ、手に入りにくいものは予約が殺到して人気であるというケースがある。これらは、こだわりを求め、価格を気にしないこだわり層には「良いものを高く」という方がうけるという事例だと言えよう。


これまで、日本のものづくり企業にとっては、良い品質のもの安く売ることが企業使命でもあり、ものづくりの製造現場では、改善を重ね、そこで国際競争力を高めてきた経緯がある。


今では、生産拠点を中国・東南アジアに移し、安くて品質の高いものは、世界の工場となった中国・東南アジアで数多く生産され、かつ、近年は生産だけではなく現地の製品開発力も年々高まってきている。
先日もこのブログで紹介したが、そんな状況に危機感をもった政府でも、今後は新しい競争軸として「感性価値」を提唱している。


だがそうした「感性価値」の重要性に気付きながらも、これまで高度経済成長を続け、マスマーケットの大量生産大量消費で、品物もたくさん安くつくることを長年経験しつづけた我々日本人には、今でもまだ「良いものが安ければ売れて当然」という発想から抜けきれない面もあるのではと感じる。


今日伺った同社はこれまで、テレビ通販などを通じて、数多くのヒット商品を作り販売実績を重ねてこられたが、従来のバイヤー主体の販売手法のみでは、段々、製品ライフサイクルも短くなりがちなようだ。


一般に製品ライフサイクルの成熟期から衰退期にかけては、製品価格のディスカウントがとられることも多い。


今回の場合でも、同社のメーカー直販サイトの強化策として、当初、戦略の一つの柱に低価格戦略を考えておられたが、私はあえて反対意見を述べさせてもらった。


というのも同社は、これまでものづくりの基本姿勢は、真面目に製品実証試験も多くされ、本当に良い製品作りをされてきておられる。
それだけに、今後新しいサイトでは、これまであまりうまく伝えることが出来ていなかったこうした面を、しっかり語り、「共感」を生むことをして行きたい。


さらにユーザー層を絞ったWEB戦略で、ブランド価値を高めることを考えている。


実際に全く同じ商品でも、対象ユーザーを変え、今までとは違った面を訴求することで一挙に売り上げが変わることがある。
聞けば実際過去にそんな経験も同社はお持ちのようだ。


そのためには、あえて価格を下げることはしないで欲しいとお願いし、従来通りの標準定価設定にて、ご理解・ご同意をいただけた。


価格を下げることはいつでも出来る。
一方で、現在の物価高騰の状況下ですら、値上げは通常難しい。


安易に価格を下げて販売量をねらうのではなく、仮に下げるとしても理由付けが必要である。
もし価格を下げるとするならば、必ず数量限定とか、期間限定の時限設定を設けるべきである。


また、価格は下げないでも、別にちょっとした特典やサービス向上に、その資源を充てるべきだろう。
むしろその方が、喜ばれるケースもある。

2008年07月28日 23:26 | コメント (2)
2008年07月29日

今日でようやく丸一ヶ月。

ブログを書き始めてからようやく今日で丸一月である。
なんとか一月は、おかげで毎日書き続けることが出来た。


私事になるが、そういえば書き始めたのが、娘の誕生日(2/29)から、丸4ヶ月目の6/29からのスタートなので、今日で娘は生後丸5ヶ月。
娘の成長と一緒にこのブログも励みに出来ればと思っている。


いざ書き出すと、毎日ついついある程度の文章量となってしまい時間もかかる。

妻からも「内容が重く長すぎて、とても気軽には読めない。」とか、「毎日じゃなく各日でも良いんじゃないの?」と最初から飛ばし過ぎの私に心配をしてくれている。


実際、確かに、書きながら判り辛いかなぁと表現に悩んだり、今日のネタはどうしようという日もあるのだが、ただやはり、時折、ひとからコメント頂いたりすると嬉しいものだ。

実は今日も、新しいお客様の訪問の際に、お客様から「社長のブログも拝見しました。いろいろ勉強されておられますね。読ませていただいて勉強になりました。」と初めていって頂け、素直にとっても嬉しかったし、「やっぱり頑張って書こう!」と思えた。


毎日書き続けるのは正直大変だが、書き出すと普段の自分の考えの整理にもなり、また公に表現するからには下調べも必要となって知識も広がり、辛さと楽しさの両面があるものだ。


自分への挑戦のつもりで、兎に角出来る限り、暫くはこのペースで、頑張ってみようと思う。


しかし、人からこの様に励ましを頂いて、関心を持っていただくことが、自分自身これほど大きなモチベーションなることを、改めて気づかせて頂き、逆に、自分に大いに反省すべきは、私は他の方々に、普段そんな関心をもって接することがどれほどできるのか?と考えさせて頂く機会となった。


ブログを毎日書くことで、ものごとをしっかり観て捉え、また相手の目線で観て表現することや、コミュニケーションをさせて頂くことをこれからしっかり鍛錬して参りたい。

2008年07月29日 23:57 | コメント (1)
2008年07月30日

『プロダクトアウト』と『マーケットイン』

マーケティング用語に【プロダクトアウト】と【マーケットイン】という概念がある。


【プロダクトアウト】は、作り手の視点で、自社で作りたいもの、作りやすいものを作り市場に送り出す、「作ったものを売る」という発想。


【マーケットイン】は、市場のニーズを汲み取って、ユーザーの視点で売れるものを作るという発想。


で、よく「はじめに顧客ありきで、プロダクトアウトからマーケットインへの転換が必要」などといわれることが多い。


ホームページを考える上でも、このユーザー視点での【マーケットイン】発想が大変重要である。


このマーケットイン的なユーザー視点での発想は、意外と判っていそうで、なかなか難しいものだ。


例えば、ショップサイトで製品の品質を説明する際を考えてみると、「品質管理について」という見出しでの紹介と、「品質保証について」という見出しではどちらがよりマーケットイン的だといえるだろうか?


もちろん、「品質管理」と「品質保証」その意味するところは本来違うのだが、同じ品質について語られる場合でも、ユーザーにしてみれば、「品質保証について」語られる方がより身近な問題として感じられると言えるだろう。


我々もいつもこのマーケットイン的な視点で考えることを心がけているが、我々ホームページ制作者側自身も、ともすれば、ついついお客さんの立場を無視して、新しいwebの技術や機能ツール等を勧めてしまうということもありがちだ。


例えば、お客様の実際の運営を考慮せずに、ブログツールなどの機能を提供して、それが十分に使われないことなどもある。


我々自身も、そんなことにも注意して、配慮しなければならない。

2008年07月30日 23:50 | コメント (0)
2008年07月31日

「Jリスティング」カテゴリ登録

先般、Yahoo!JAPANのカテゴリ登録を話題にさせてもらったが、Yahoo以外の有料のカテゴリ登録審査サービスには、他に、「クロスリスティング」や、「Jリスティング」などがある。


これらの有料カテゴリ登録審査サービスはSEO(検索エンジン対策)上、効果が高いことは先日も述べたが、今日は、「Jリスティング」についてコメントしたい。

JリスティングJリスティング webサイト


Jリスティング」は、ライブドアの100%子会社で、提携パートナーとしてlivedoorや、AOL、GYAOなどのプロバイダー系のポータルサイトのほか、FresheyeやTBSやauoneなどの9種類の検索サイトにカテゴリ登録が可能な審査サービスを提供している。


登録審査料金はJエントリーサービスの一般サイトで42,000円税込みである。


現在は、以前より提携パートナーが減少したものの、Yahoo、X-Listingに続いてSEO対策の一貫としてお勧めできる。


また、Jリスティングの営業メールから得た情報だが、特筆すべきは、Jリスティングはトップページだけでなく、サブページの登録も受け付けているようだ。サブページの登録には一定条件が必要なようだがSEO上は効果が期待できそうだ。


このカテゴリ登録の際のサブページの概念についてはまた改めて紹介したいと思う。

2008年07月31日 23:12 | コメント (0)