木幡社長ブログ

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出口はあるか?

今日の午前中は、サチウェイインターナショナル事業部のミーティングを行っていた。
主な議題は先般のリーダーズ研修の件と、今後の展開についてである。


同事業部における現在の主な事業としては、カーディオキックという「空手」と「エアロビクス」と「キックボクシング」を融合させた独自のフィットネスプログラムの普及推進とインストラクター養成の教育研修事業である。


今後さらに当社としてはこのカーディオキックのインストラクター養成ができるトレーナーを増員することで、このカーディオキックインストラクターライセンス資格取得の研修の開催頻度も増やし、インストラクターの強化を行っていく方針を採りたいと思っている。


それに伴い課題となるのは、カーディオキックインストラクターの活躍の機会を創出することである。


その意味では当然のことながら、このプログラムの広報宣伝を強化するとともに、実際の活躍現場の開拓が望まれる。


折角ライセンスを取得しても、それを教える場所や機会がなければその意味がないからだ。


その課題意識を持ちながら、現在は今後の具体的な展開を検討しているところだ。


そしてそんなことをいろいろ考えながら、本日は夕刻よりロボットラボラトリーで開催された次世代ロボット開発ネットワークRooBOの運営委員会の会議に参加した。


私はこのRooBOの開設時よりこの運営委員会の委員として末席を汚させていただいている。


ここの中で、ロボット開発者の人材育成教育ビジネスのお話となり、基盤技術となる組込み系のプログラム開発の人材教育に関しては、ここでもその教育を受けた方の受け皿が問題ということだ。


大阪市は現在、ロボット開発を今後の大阪の新しい産業基盤の1つとしたいという構想のもと数年前から、その支援施設としてロボットラボラトリーの開設をされ、その成果は着実に実ってきている。


しかし、先の開発者人材の受け皿としては、実際のところ、やはり大手企業が多い東京を中心とした首都圏に人材教育ニーズが偏っている。


ロボット産業都市を目指しその実績を上げつつある大阪ではあるが、中小企業がロボット産業の中心となっている点からも、残念なことにまだまだそうした人材の受け皿としての求人ニーズの需給バランスは良くないようだ。


ロボットの開発技術を学びたいというニーズを抱えた人は多くても、受け口としての出口が少なく実際はビジネスとしては成立しにくいようである。


ロボット産業はこれからの産業分野だけにこうした人材の出口となる受け皿はまだまだこれからだとは思うが、いずれにしても人材育成ビジネスにおける出口戦略は重要だといえよう。

2008年08月20日 23:48
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