[WEBサイト] カテゴリー
2008年06月29日

HTML講習のレジュメ作成

明日6月30日は当社のクライアントグループにてHTML講習会が開催され、私が講師を務める。
今日は日曜日の休日だが、自宅でそのレジュメテキストの作成を行った。
(時折、仕事の合間に、今日で生後丸4ヶ月になる赤ちゃんをあやしながら。。。)

かつて、10年前に自社のパソコンスクールで利用していたテキストをベースにリメイクする作業だ。
1時間の講習内容で僅か6ページ構成のテキストだが、初心者の人にも判り易く、話の進め方を考えながら作ると丸1日がかりの作業量になる。

思えば、時代も変わり、ホームページ制作の技術はあれからかなり進化してきたが、ホームページの基本となるHTMLの概念や、ハイパーリンクが最大の特徴となるWWW(World Wide Web)の魅力には変わりはない。

今日は、私も初心に戻ったような気分になった。

どうぞ、明日ご受講頂く皆さんにとって講義が有意義なものとなりますように!


PS.ついでにHTMLの概念やタグリファレンス、また文字色コードの参考となる良いサイトを見つけいくつかピックアップしたのでここに掲載しておこう。

HTML概念   http://www.kanzaki.com/docs/html/htminfo10.html
HTMLタグ    http://www.fureai.or.jp/~irie/html-tag/
           http://www5.airnet.ne.jp/tomy/knowhow/tag.htm
           http://www.dspt.net/html_tag/index.html
文字色コード  http://www.nikkijam.com/color.html
          http://www.e-major.jp/colortable/


2008年06月29日 23:23 | コメント (0)
2008年07月02日

お客様訪問記 フタバ紙器株式会社様

今日は、弊社で4年9ヶ月前にホームページ制作をさせて頂いたお客様のフタバ紙器株式会社の近安専務様をお訪ねさせて頂いた。
訪問の目的は当社のホームページでお客様紹介掲載をさせて頂きたく、その取材インタビューで伺った。

フタバ紙器株式会社webサイト同社は、大阪市東住吉区で段ボール箱・美粧ケース・クリアケースを小ロット・短納期対応で製造されている企業だ。何より同社の特徴は、リニューアルの際にもその表現を考慮するようにご要望いただいたのだが、ユーザ視点で親しみやすく、親切・丁寧な対応力だと思う。そして、そうした強みをべースに、弊社のクライアント企業様でも特に成果を上げて頂いているお客様だ。

5年前の簡単な会社案内だけのホームページから、リニューアルをさせて頂いたのだが、当時ホームページからは年間4,5万程度の売上しかなかったところから、現在は、ネット経由の受注はリピートを含めて月商800万円を超えるようになったとのことである。

お客様にこうした成果を上げていただき喜んで頂けるのは、私たちにとっては、何よりもこの仕事をさせていただいての醍醐味である。

近安専務また近安専務にはその後、数件のお客様をご紹介頂き、さらにご紹介頂いた先様からも数珠繋ぎのようにご紹介を頂戴するというとても有難く嬉しいことで、いつもお世話になり本当に感謝している。

具体的なインタビューの内容は近々弊社のサイトでご紹介したいと思うが、今日久々にお伺いして感じたのは、こうしてお客様のお声を生でお聞きすることの大切さだ。

正直なところ、弊社はこれまでお客様へのアフターフォローが十分であったとは言えない。今日もお忙しいにもかかわらず、久々の訪問をとても喜んで頂けたのだが、弊社は商売気がなさすぎるともお叱りをうけた。

移り変わりの速いITの世界なのだから、出来れば時々お訪ね頂きいろんな話が聞きたいと仰ってくださった。有難いお話だ。

近安専務に将来の夢や展望をお聞きすると、現在インターネットで北海道から沖縄まで注文があるが、遠方はメールだけのお付き合いのところも多いが、出来れば一度全国行脚をしてみたいと仰った。

デジタル化社会といえど、やはりベースは人と人のアナログな繋がりだなぁと改めて感じさせていただいた。

近安さま、有難うございました。

2008年07月02日 23:51 | コメント (0)
2008年07月04日

お客様紹介 長門電機株式会社様

今日は、本日、ホームページを公開させて頂いたばかりのお客様、長門電機株式会社様をご紹介したい。

同社は、大阪市東成区に所在する、産業用機械の自動制御盤の製造と、冷暖房機等の空調設備の設計施工を手がけられている企業である。

長門電機株式会社
長門電機株式会社webサイト

昨年創業60周年を迎えられた同社は、現在の関西電力が宇治川電力と言われていた時代から電力取次ぎの代理店としてスタートされ、その後電気の歴史とともに創業地の東成区今里(このあたりは古くは大阪でも電気関係の会社のメッカのようなところだったようだ)でずっと営業されている。

その後、家電の販売や、工場内のモーターの販売、そしてそれを動かす自動制御盤の製造と、冷暖房機等空調の設計施工と事業を拡大してこられた。
また、聞くところによると長門電機さんから暖簾分けされ独立された企業も数多いという。言うならば業界の中での人材育成にも貢献されたようである。

現社長の伊藤義郎氏とは、大阪市青年経営者連合会でいつもご一緒し、大変お世話になっているご縁だが、先代(御尊父様)、先々代(御伯父様)の経営理念である「親切・大切・勇気」を脈々と受け継がれておられる。


ホームページを担当させていただいて、なにより同社から学ばせていただいたことは、同社の経営理念が組織風土として根付き浸透している秘訣として、毎週、理念の1つをその週のテーマ目標として例えば「今週は親切を実践」というのを長年続けられているのだそうだ。

こうしたことが、長く続く強い企業を作るのだと思う。

「鉄・夢追いかけて」
鉄・夢追いかけて
最後にもう一つ伊藤社長のPRをさせて頂こう。

伊藤社長のご趣味は写真である。また鉄道ファンでもあられ、主によくお撮りになるのは鉄道の写真である。
そして、伊藤氏のお写真は趣味の域を超えていて、これまで数多くの賞を受賞されている。
実は昨年それが評価され、エンタイトル出版から、同氏の「鉄・夢追いかけて」という写真集が発売された。

そして、この写真集はお世辞ではなく、本当にとても素敵な本だ。私は鉄道ファンではない(オーディオ・オタクだが(苦笑))が、伊藤氏の人柄が表れる写真と、中に記された先代社長との思い出や、ご家族とのお話には思わず目頭が熱くなった。
中小企業の経営者としての真摯なご姿勢と、趣味人としてのとても素敵なお心が、会社からも、写真集からもさりげなく伝わってくる。

2008年07月04日 14:30 | コメント (0)
2008年07月05日

佐藤義典氏のマーケティング理論「戦略BASiCS」

私の仕事上の最大の関心事はマーケティング分野である。

故に恐らくこのブログの中でも大きな1つのテーマとして常に話題として行きたいところである。

今日でブログを書き始めて7日目であるが、テーマ的には真打ち登場ということで土曜日の今日はマーケティングの話題をテーマにしたい。


さて最近このマーケティング分野で、私が興味深く思っている1つは佐藤義典氏の「戦略BASiCS理論」である。


同氏は既に5冊のマーケティング書籍を執筆されているが、先日は私が個人的に毎月視聴購読しているマーケティング教材のインタビューCD−ROMの講師が佐藤氏であり、ここでもこの「戦略BASiCS(ベーシックス)理論」が判り易く語られていた。


佐藤氏の「戦略BASiCS理論」とは、簡単にいうと


Battlefield (戦場:何処を戦場として戦うか?)
Asset (独自資源:自社の独自資源は何か?)
Strength (強み・差別化:自社の強みや差別化の視点は何か?)
Customer (顧客:顧客は誰で、顧客にとって必要なものは何か?)
Selling Message (売り文句:顧客に響く良いメッセージとは何か?)


という5つのフレームワークの頭文字をとったものだそうだ。


実はこの「戦略BASiCS」のフレームワークは、Webサイトマーケティングの世界でも非常に重要な要素であり、考えてみれば弊社がこれまで考え制作してきた、私のWeb制作の基本的な戦略思考とも実にぴったりとマッチするものである。

バトルフィールド(Battlefield)は、例えばSEO(検索エンジン対策)戦略で考えれば、どんなキーワード分野で戦うか?とか、インターネット情報上の競合の中で、どんなWEBポジショニングを考えるのか?だと言えよう。

アセット(Asset)は、自社ならではの独自コンテンツは何か?と考えれば判り易いだろう。

そして自社の独自資源であるそのWebコンテンツが、さらにキラーコンテツ(顧客にとって便利な機能や有益情報)として差別化されれば、それが最大の強み・差別化(ストレングス Strength)のポイントとなる。

またWEBサイトでは、ユーザビリティ(使い勝手の良さ)など徹底的な顧客(カスタマー Customer)視点が重要で、細かく分類されたターゲットユーザー毎にサイト設計をして行く必要性がある。

そして、どんなセールスメッセージ(Selling Message)でWebサイトの表現を考えて、顧客ユーザー届けるか?を考え、ホームページを制作することが、儲かるウェブサイトに繋がるのだと言えるだろう。


【参考サイト】
佐藤義典氏 ストラテジー&タクティクス株式会社

2008年07月05日 17:06 | コメント (0)
2008年07月07日

チームマイナス6%に参加しませんか?

七夕の今日から北海道洞爺湖サミットが開幕した。

今回のサミットでは先進国首脳G8以外にも、中国、インド、アフリカ諸国などを加え、過去最多の22カ国の首脳が参加する。

主な議題テーマとなるのは、今世界的に問題となっている原油や食料価格の高騰、地球温暖化問題ようだ。


そのテーマの1つの地球温暖化問題であるが、この問題については、是非一度、判り易く解説された次のサイト参考に見てほしい。 http://www.team-6.jp/warming/


この問題を解決すべく10年前の1997年12月11日、京都市で国際会議が開かれ、地球温暖化防止の施策として、世界的な温室効果ガス削減目標を掲げた「京都議定書」が議決された。

しかし米国が反対し、ロシア連邦は見送っていたのでその発効は遅れ、ロシアがその後2004年に批准したことにより、ようやく2005年2月16日、「京都議定書」が発効した。

そして、日本は2008年から2012年の間にCO2などの温室効果ガス排出量を1990年にくらべて6%削減することが義務づけられた。

日本では、本年2008年4月から、第一約束期間に入っているが、しかし、日本に課せられた目標に対して、1990年に比べ総排出量は、逆に6.2%上回っているのが現状なようだ。

チーム・マイナス6% webサイト
チーム・マイナス6% webサイト

そこで、これではいかんということで、国民あげての運動にすべく、政府は、我が国の温室効果ガス6%削減の約束達成に向け、国民一丸となって取り組む大規模な地球温暖化防止国民運動を「チーム・マイナス6%」として推進PRするようになった。

「チーム・マイナス6%」は、日本の国家目標を実現するだけではなく、将来にわたる豊かな生活環境を維持・継続させるため、一人ひとりが小さなアクションを起こし、大きく展開していくためには、「みんなで楽しく」行動していくことがとても重要だという観点で、この運動に賛同し、具体的な温室効果ガスの6%削減活動に取り組む個人、企業、団体は、申請すれば誰でも「チーム員」となれる。

それぞれが、チーム・プレイヤーであり、各企業、団体にとっては、これまでに取り組んでいる環境活動を一般の人にわかりやすくPRすることで、この運動をどんどん推進して行こうというものだ。


弊社も先日、会社としてこの運動に参画することにした。


具体的な申請方法は「チーム・マイナス6%」のホームページをご覧戴きたいのだが
求められる具体的なアクションプランとしては次の6つ。


ACT1:温度調節で減らそう (冷房は28℃、暖房時の室温は20℃にしよう)
ACT2:水道の使い方で減らそう(蛇口はこまめにしめよう)
ACT3:自動車の使い方で減らそう(エコドライブをしよう)
ACT4:商品の選び方で減らそう(エコ製品を選んで買おう)
ACT5:買い物とごみで減らそう(過剰包装を断ろう)
ACT6:電気の使い方で減らそう(コンセントからこまめに抜こう)


こうしたアクションについて自社での取り組みを申請し、参画すると自社の
ホームページに「チーム・マイナス6%」のバナーを掲載し、PR活動にも協力できる。


さらに、「チーム・マイナス6%」のホームページからもリンクしてもらえるという特典がある。


この国民的運動サイトからの被リンクをして頂けるメリットは、ホームページを持っていてSEO(検索エンジン対策)を意識している人にとってはとても有益なものだと言える。

そうした意味でも、是非、この運動に参加をお勧めする。

2008年07月07日 20:22 | コメント (0)
2008年07月08日

Yahoo!JAPAN ビジネスエクスプレス カテゴリ登録について

本年2008年1月1日にYahoo!JAPANのTOPページは様変わりし、10年以上の長年馴染みであったカテゴリ分類がとうとうTOPページからなくなり、右上の「カテゴリ一覧」からの別ページへのリンクとなった。


この変更以前には、2005年10月3日に、Yahoo!ショックとでも言うべき、Yahoo!の検索結果表示の仕様変更が突然大幅に行われた。

Yahoo!JAPAN webサイト
Yahoo!JAPAN webサイト

ご記憶の方も多いと思うが、従来はキーワード検索結果ページに最初に表示されていたのは、ヤフーが審査して合格したサイト、いわゆる「カテゴリ登録サイト」が最初に表示されていて、次にその下に、「ページとの一致」という、ロボット型検索エンジンのYST(Yahoo! Search Technology)の検索結果(さらにYSTが採用される前はgoogleの結果)が表示されていた。

がこの日以降は、最初の検索結果表示はYSTの結果のみとなり、カテゴリ登録サイトは検索キーワードを入力する枠の上の「登録サイト」を選んで始めて表示されることとなった。


というわけで、この2005年10月3日のYahoo!ショックで、それまでカテゴリ登録で上位表示されていて反響があったサイトがいきなり上位表示されなくなったという事態が発生し、対応に苦慮したところも多かった。


今回のYahoo!JAPANのTOPページからカテゴリ分類がなくなった事は、この時ほどの影響は考えられないが、ますますカテゴリ登録の価値が下がったかのようにように思われる。


確かに、逆に2005年10月3日以前は、Yahoo!カテゴリ登録が、SEO(検索エンジン対策)上は、絶大な効力を発揮したともいえるが、
では、Yahoo!JAPANへのカテゴリ登録はその効果をほとんど失ったのだろうか?


以前の効力ほどではないが、SEO対策上、実は今でもその効果は大きいといえるので、弊社のクライアントには、私は今でもヤフーカテゴリ登録をお勧めしている。


詳しくは、Yahoo!JAPANの解説をごらん戴きたいが、概要のみ少し説明すると
現状、一般企業の商用サイトは「ビジネスエクスプレス」という申請でのみ受け付けられる。


健康・美容に関連するサイトやアダルトサイト・出会い系サイトや探偵業など個人対象の調査サービスなど以外は登録審査料が52,500円となっていて、審査結果は7日営業日以内に通知される。

あくまで登録審査なので、登録が確約されているわけではないが、もし登録条件を満たさない場合もその根拠と対応策が提示されることもあり、30日以内であれば手直しをして1度だけ再審が可能である。

また一度登録が承認された場合でも、掲載内容に問題がある場合は同様に30日以内であれば1度だけ変更依頼が可能である。


さて、話は戻って、今でもヤフーのカテゴリ登録が、SEOに有効な理由は次の通りである。


1)人気サイトからの被リンクがSEO上効果がある点は、今も変わらない。従って
Yahoo!JAPANが国内最大級の人気サイトであるからには、ヤフーに登録されていること自身が、SEO対策上、今も価値をもっているといえる。


2)Yahoo!JAPANでは、YST(ヤフー独自のロボット型検索エンジン技術)を主にした今でも、カテゴリ登録サイトのプライオリティ(優先度)は高いと考えられる。
(お得意様を優先したいのは当然のことだろう。)


3)ヤフーカテゴリ登録サイトは、登録サイト検索をするとカテゴリ名、サイト名、サイト解説文内に含まれるキーワードが主な検索対象となるが、これらの何れかに重要なキーワードを含む場合、YST上でも効果が現れやすい。


これらの詳細理由については、後日また詳しく解説したい。

2008年07月08日 20:02 | コメント (0)
2008年07月09日

Yahoo!JAPANカテゴリ登録のメリット

昨日に引き続き、Yahoo!JAPANカテゴリ登録のメリットについて今日は説明してみたい。


昨日、Yahoo!JAPANカテゴリ登録が未だに検索エンジン対策(SEO)上で、非常に有効である理由を3つ挙げさせていただいた。


1つ目は、Yahoo!JAPANが国内最大級の人気サイト(利用頻度の高いサイト)であり、そこからリンクを得られること(被リンク)がSEO上効果が高いといえること。


2つ目は、Yahoo!JAPANのロボット型検索エンジンYSTのアルゴリズム(法則性)においてYahooカテゴリサイトであることは有利だと考えられること。


そして3つ目に、Yahooカテゴリに登録された場合、そのカテゴリ名、サイト名、サイト解説文の中に、そのサイトにとって重要なキーワードが含まれている場合は特に、YST上でも有効に作用すること。


私は、現時点においてはこれらのことが、言えるのではと考える。


まず1つ目の、人気サイトからの被リンクという点だが、この点についてはSEO上有効であることは良く知られている。


人気サイトであるかどうかという基準は、Google Page Rank などが参考指標になる。

このグーグル・ページ・ランクというのは、Googleから無料のgoogleツールバーをダウンロードしてインストールすると、アドレスバーの下にgoogleツールバーができ、この中ほどにあるPage Rankのボタンの緑のバーがそれである。

マウスのポインタを合わせると、「PageRankはGoogle特有の機能で、ページの重要度を示します(6/10)」などと出る。

この6/10がその指標だが、ページランクのついていないページや2〜3のページは数多く、逆に8以上は殆どないので、4〜8ぐらいまでが比較的高いといえ、重要度が評価される。

まだ、googleツールバーを試したことのないかたは、一度、是非入れてみていろんなページのページランクを見られれば良いと思う。

こうした高ページランクのところからリンクをもらうことはとても有効というわけだ。
一昨日、私がチームマイナス6%の登録企業ページからリンクされたことが、SEO効果があるといったのもその理由からだといえる。(チームマイナス6%のリンクページは6/10である。)


さて、Yahooのカテゴリページだが、実際はページランクが低い場合やページランクがついていない場合もあるが、下階層ページからのリンクであったにせよいずれにしてもYahooそのものが人気ページであることには変わりはない。故にその効果は無視できない。

次に2つ目の、YahooカテゴリサイトがのYSTのSEO対策上で、幾分プライオリティが高いことは事実である。

というのもヤフーカテゴリ登録サイトは少なくともヤフーが審査してその基準にクリアして認められた訳であるからその意味でも当然だろう。


そして最後の3つ目の理由だが、これは、Yahoo!カテゴリに登録されたサイト解説文(40字以内)にキーワードがうまく含まれていたり、特に商圏エリアが大阪などの地域キーワードが重要なところなどにはそれなりの効果がえられるのではと思う。


というのも、例えば弊社(株)ウィザードもヤフーカテゴリには


大阪市北区 > ホームページ制作会社
ウィザード
ホームページ制作。企画、制作、運営、SEOのトータル支援。


と登録掲載されている。


カテゴリ名はこの場合「大阪市北区 > ホームページ制作会社」
サイト名は「ウィザード」
サイト解説文「ホームページ制作。企画、制作、運営、SEOのトータル支援。」


であるが、カテゴリ名に含まれる“大阪”や“ホームページ制作会社”といった重要キーワードも、単にそのカテゴリに登録されているというだけでは効果は薄いが、その他のSEO対策と作用して効果をあげることが考えられる。


ちなみに、本日2008年7月9日現在、「ホームページ制作会社 大阪」では Yahoo!JAPANのウェブ検索では弊社は1240万件中第2位である。

2008年07月09日 23:50 | コメント (0)
2008年07月14日

RSSリーダーで市場調査

RSSをご存知だろうか?


意外と一般にはあまりまだ浸透していないようで、先日も私の友人にこの仕組みを教えてあげると、「凄い!凄い!瞬時にして欲しい情報が常時チェックできるのは、かなり画期的です。」と大喜びだったので、今日はRSSの使い方を紹介してみたい。


RSSをWikipediaで調べると、「RSSは、ニュースやブログなど各種のウェブサイトの更新情報を簡単にまとめ、配信するための幾つかの文書フォーマットの総称である。」と記されている。


RSSに対応しているウェブサイトやブログなどではRSS新着情報などのマークや、rssアイコンや、xmlアイコンなどの表示が使われていることが多い。


判り易く言うと、情報を発信する側は、日々更新されるブログやホームページの記事更新の最新情報をこのRSSという形式で常に配信することで、更新の状況をタイムリーに情報の受け手に知らせることができる仕組みである。


情報の受けて側は一般にこのRSSの情報を、RSSリーダーといわれるソフトで入手する。


そのRSSリーダーといわれるソフトの代表的なものには、gooRSSリーダーや、Microsoftのwebブラウザで最新のインターネットエクスプローラー7.0には、このRSSリーダー機能が標準となっている。


このRSSをうまく使いこなすと、マーケットリサーチにも便利な情報収集ツールとして使うことができる。

gooRSSリーダー
gooRSSリーダー


例えば、gooRSSリーダーには、キーワードの登録が可能でキーワードを追加しておけば、毎日そのキーワードが利用され更新された記事の検索が日付順に可能である。


具体的には、例えば「カーディオキック」という弊社のサチウェイインターナショナル事業部が展開するエクササイズプログラムの名称をキーワード追加しておけば、毎日数多いwebサイトやブログサイトでRSS配信をするサイトから、自動的に「カーディキック」という言葉が記載された記事を巡回ピックアップしてくる。


つまりは、今現在の「カーディオキック」に言及された記事の内容をタイムリーにチェック出来るという訳である。


また、RSSリーダーに、自分のお気に入りサイトを登録しておけば、いちいちサイトにアクセスして更新の有無を確認せずともチェックが可能なのである。

2008年07月14日 23:56 | コメント (0)
2008年07月15日

テレビで紹介されていた(株)向井珍味堂さん

今日は、面識のある社長の会社がたまたまテレビ番組(MBS ちちんぷいぷい)で紹介されていた。


大阪ローカルの番組で、たまたま車での移動中にカーナビのTVをつけていると、大阪の元気な中小企業の紹介というテーマの番組で、聞き覚えのある社名が紹介されていた。


その会社は大阪市平野区にある食品メーカーの(株)向井珍味堂さんである。
同社で製造されている主な製品は七味唐辛子、青海苔、きな粉などである。

(株)向井珍味堂(株)向井珍味堂 webサイト
実は(株)向井珍味堂さんは私が所属する大阪市青年経営者連合会(市青連)の会員企業さんでもあり、同会の行事で、本年2月1日に開催された大都市青年経営者交流研究大会という全国6都市で毎年持ち回りで開催している会合の大阪大会で、大阪のお土産の一つとして同社の七味唐辛子を選ばせていただいた経緯があり、我が家でも美味しく頂いている。


同社の製品は、大変風味香ばしく、美味しい七味唐辛子で大変食が進む香辛料である。
社長の中尾敏彦さんとは、昨年の産業交流フェアでお名刺交換をさせて頂いた。


そんな面識のある方だったので、番組を思わず見入ってしまったのだが、同社の強み特徴がうまく紹介されており嬉しくなった。


創業者は御祖父様で中尾社長は3代目だそうだが、現在の(株)向井珍味堂さんの隆盛を築かれるにはやはりご苦労も多かったようだ。

特に、3代目の中尾社長が子供の頃から居られる古い番頭さんや年配社員さんの多い中、古い会社の体質を改善されてこられるには、ご苦労があったようでこんなお話が紹介されていた。


昔の作業現場は、空調も無く暑く過酷なところで、食品に虫が混入することも乾物業界では当たり前のことのような習慣もあり、電話で虫が入っていたというようなクレームにも「虫が食うのは美味しい証拠、それがいやなら買うていらん」というような会社の風土があったそうだ。


そんな中、「それではいかんやろう!」と食品工場では今では当たり前の白衣と帽子をしようとしても、古い社員さん達の間ではなかなか賛同されない中、ならば自分一人だけでもと、身に着けられ続け、長年社長自ら率先して黙々と掃除に励まれ続けた結果、次第に社員さんにも浸透し、今では安全性と品質管理が同社の大きな強みとなるまでになられたようだ。


同社のホームページを拝見すると、そんな元気な会社の社風が伝わるとても良いホームページだった。会社サイト以外にもオンラインショップサイトも2サイト展開され、ブログも熱心に、社員さん主体に更新されている様子も伺えた。


思わずいろいろ拝見し、市青連以外にも私も所属する大阪府中小企業家同友会にも参加され、私も以前、家業の(株)木幡計器製作所で取り組んだ同友会の共同求人活動にも参画され、会社組織改革に取り組まれていたことを知、り益々親近感を感じさせていただいた。

いずれ一度、向井珍味堂さんを実際に訪問させていただきたいなと思う。

2008年07月15日 23:58 | コメント (0)
2008年07月17日

感性価値を伝えたい

今日は、先週伺ったポケット玩具のメーカー様に、提案をさせて頂いた。
サイトコンセプト提案であったが、大変気に入っていただけたようだ。


弊社がご提案したのは、単に製品を販売するのではなく、『感性価値』をお伝えするサイト作りである。


『感性価値』とは昨年より、経済産業省が推進する感性を軸にした新しいものづくりの価値概念であり、日本のものづくりが培ってきた性能、信頼性、価格に続くあたらしい4つ目の軸として提唱されている概念である。経済産業省は、感性価値を「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることによって顕在化する価値」と定義づけ、価格対機能や性能といった評価軸では、海外製品との国際競争力を失いつつある日本のものづくりにおいて感性価値を高めることが新たな差異化を生み出すとしている。


今回のポケット玩具メーカーの『感性価値』は、そのDNAとも言うべき創業者がおもちゃ作りに懸けた情熱と夢のものがたりである。

今日はまた新たにそんな創業社長の素敵なエピソードをたくさん伺えた。

現に私たちが既に感動共感している。
これをどううまくお伝えするかが私たちの仕事の役割である。


今日は30年前に37歳の若さで亡くなられた創業社長のお写真をはじめて拝見した。

写真は日に焼けすっかり色褪せたセピア色であったが、そのお顔は精悍で澄んだ目をしておられ、私たちに、「世界の子供たちに夢を」と思われていた思いを再び現代に!と訴えかけていただいているような感じであった。


また帰り際には現社長から、「先代社長が亡くなってから、私も仕事を通じて人のお役に立ちたいという思いで、今日まで事業を続けてきました。今回ホームページリニューアルを考えるにあたり、こうして一緒にお話していると、自分たちの仕事が多くの方々の子供の頃の思い出や夢と関わる製品として改めて見直され、なんだかわくわくしてきました。」というようなとても嬉しいお言葉を頂戴した。


まだ何も出来ていないのにそんな風に感じていただけたことは何より嬉しい。

まさにこれが感性価値なのだろう。

これからとても遣り甲斐のある仕事に私の拳にも力がはいった。
良いホームページにしなければ!


帰りながら、そうだ、私たち自身も、こんな感性価値をうまくお伝えするホームページづくりがしたかったのだと、私たちにも顕在化した思いを感じていた。


【参考サイト】
経済産業省 感性価値創造活動の推進
感性価値創造バンク 財団法人機械産業記念事業財団(TEPIA)
感性価値創造関連映像 財団法人機械産業記念事業財団(TEPIA)

2008年07月17日 23:56 | コメント (0)
2008年07月18日

シンクロニシティだろうか?

今日は、午前中は今年で創業101年になる木工用ニスの製造や、印刷用のコーティング塗料やラミネートフィルムの販売をされているお会社にご提案に伺い、受注させていただくこととなった。

サイトコンセプトは「101年の歴史と伝統に培われた『知財』の強みを表現する」といった内容だ。
ご用命いただいたことに感謝して、よいサイト作りを目指したい。


そして夕方からは、先週に引き続き、(社)心学明誠舎のサマーセミナーに参加した。

今日の講師は同舎の副理事長で、学校法人エール学園の理事長である長谷川恵一先生で、テーマは前回に引き続き「メンターの思想と石田梅岩の教え」というテーマであった。


前回のセミナー同様に、石門心学とメンタリングの思想の共通点を挙げていただき実践哲学として、現代における課題と先生が実際に、お取り組みの事例と掛け合わせ解説頂いた。


今日は内容を詳しくは述べないが、前回のセミナーでも説明された「人間力の五つの力」が、ある理論と、実に似ていることを発見した。


人間力の5つの力


今日のお話の中で、長谷川先生は、この五つの力は中国思想の陰陽五行説の流れからきているというようなこともおっしゃった。


先週、私はこの図と先週の大野先生のお話からマクロビオティックの思想との共通点を感じたのだが、なるほど、マクロビオティックも陰陽五行の考え方がベースにあるようなので、やはりそうか!共通している!と改めて感じた。


そして、驚くことに、先般から佐藤義典氏のBASiCSのマーケティング理論に関心を持ち、今、同氏の「図解実践マーケティング戦略」という著作を学んでいるのだが、そこに記されたBASiCS理論の図がこの「人間力の五つの力」の図と酷似しているではないか!

下の図と上の図を見比べて欲しい。


戦略BASiCS理論


知識を示す『知力』と『Asset(独自マーケティング資源)』、姿勢や関係性を示す『感力』と『Customer(顧客ターゲット)』、スキル・手法を示す『行力』と『Strength(強み・差別化ポイント)』、目的やビジョンを示す『活力』と『Selling Message(売り文句)』そして状況・環境を示す『場力』と『Battlefield(競争する市場)』全てが関連付いている様だ。


そして我々の仕事は言うならば、お客様の強みをどう表現するか?であり、
目的やビジョンを示す『活力』と『Selling Message(売り文句)』ではないかと思う。


今、私が関心をもっているマクロビオティック、石門心学、メンタリング、マーケティング理論、感性価値。。。まるで全てが繋がっているようだ。

2008年07月18日 23:58 | コメント (0)
2008年07月22日

お客様紹介 和服の染み抜き専門店(株)イトー和装加工様

今日は、先週末サイト公開されたばかりのお客様サイトをご紹介したい。


大阪市西淀川区柏里にある(株)イトー和装加工様は、創業50年の着物の染み抜き丸洗いなどのクリーニング加工以外にも、仕立て直しや、染め加工など、着物お手入れに関する加工を全て自社の工場で一貫して行なっておられる。


同社のホームページは今回が新規のサイトである。
ご依頼はその中でも、一番ニーズの多い「着物の染み抜き」を前面に打ち出したホームページとすることにした。

きものしみぬき専科きものしみぬき専科 webサイト

サイト名はその名も「きものしみぬき専科」。


あえて、ひらがなを使ったのは、クライアント様の「やわらかく、やさしいイメージを」というご要望からである。


同社は、弊社のお客様である美秀印刷(株)の白石社長様からのご紹介でご縁を頂いたのだが、(白石さん有難うございます。)
関連親会社にあたる(株)伊藤和裁様は、着物仕立てと、和裁学校も展開され、その分野では著名な会社である。


同社の【こだわり】は「早く」、「正しく」、「美しく」をモットーに、高い和装の技術力と外注を使わない自社一貫作業のトータルサポートが売りである。
そのお仕事は、多くの方の支持を得ておられ、中でも名前は差し控えるが、有名な演歌スターや、上方落語の有名な噺家師匠などもご贔屓にしておられるようである。


今回のホームページでは染み抜きの加工処理事例工程を紹介しながら、そんな同社の強みを表現させていただくことを留意した。


ところで、この仕事をさせていただくと、いろんなことを教えていただけるものだが「洗い張り」といわれる着物を一度全て解いて水洗いして仕立て直すことができるという和服の凄さに、まさに日本人の「モノを愛して大切にする」という面が現れた技術だと思う。


思い出のあるお母様、お父様の着物をご自分の寸法に、お子様の寸法に、ご主人様の寸法に仕立て替えて頂き、大切に着て欲しいといわれる同社の思いを、このホームページを通じて、多くの方に知っていただきたいと願う。

2008年07月22日 21:26 | コメント (0)
2008年07月23日

お客様紹介 コイルセンターのパイオニア 大阪鋼圧(株)様

今日は、昨日に引き続きサイト公開されたばかりの弊社のお客様サイトをご紹介したい。

大阪市大正区泉尾にある大阪鋼圧(株)様は、今年、創業70年になる企業様で、業界ではコイルセンターといわれるお仕事をされている。


コイルセンターとは、鉄鋼メーカーで製造された鋼帯(コイル)を、スリッター加工といわれる狭幅に裁断加工したり、レベラー加工といわれる平板の鋼板に加工し流通される企業を意味し、その業界で同社はパイオニア的な企業様である。


大阪鋼圧(株)大阪鋼圧(株) webサイト

スリットコイル、レベラー鋼板から作られる主な最終製品としては、ホイール・ギア・チェーンや鋼製家具、建築鋼材、ボンベタンクなど、建築、自動車等を始めの各種産業で幅広く使用されている。


今回同社のホームページはリニューアルであったが、ご要望により、特に動画を利用した工場設備ラインのご紹介や、求人情報の掲載に力を入れさせていただいた。

また同社は地元、大阪市大正区で、社団法人大正工業会の会長企業も務めておられ、地域のリーダーカンパニーとしても貢献しておられ、実は、私は日頃、同社の御子息とは、同会の青年部組織である大正工業若葉会でご一緒させて頂いているご縁でもある。


同社のある大正区は大阪市内でもかつては工業生産額が長年最も高い行政区(現在は第4位)であり、臨海工業地域として栄えた場所である。
明治以降、日本の近代産業化の先駆けであった日本初の本格的な紡績会社として大阪紡績(株)(現 東洋紡績(株))の工場が最初に操業した場所であり、その後、造船、鉄鋼などの工業が進出し目覚しい発展を遂げた。


そんな地で同社は長年、日本の工業を支える仕事で、堅実に貢献してこられたといえる。

また海と川に囲まれた臨海地区という強みを活かし、同社の工場は、船を横付けが可能で船から直接、鋼材を陸揚げ運搬が可能だという。そうした面も同社の大きな強みの独自資源(Asset)だといえよう。

2008年07月23日 16:44 | コメント (0)
2008年07月30日

『プロダクトアウト』と『マーケットイン』

マーケティング用語に【プロダクトアウト】と【マーケットイン】という概念がある。


【プロダクトアウト】は、作り手の視点で、自社で作りたいもの、作りやすいものを作り市場に送り出す、「作ったものを売る」という発想。


【マーケットイン】は、市場のニーズを汲み取って、ユーザーの視点で売れるものを作るという発想。


で、よく「はじめに顧客ありきで、プロダクトアウトからマーケットインへの転換が必要」などといわれることが多い。


ホームページを考える上でも、このユーザー視点での【マーケットイン】発想が大変重要である。


このマーケットイン的なユーザー視点での発想は、意外と判っていそうで、なかなか難しいものだ。


例えば、ショップサイトで製品の品質を説明する際を考えてみると、「品質管理について」という見出しでの紹介と、「品質保証について」という見出しではどちらがよりマーケットイン的だといえるだろうか?


もちろん、「品質管理」と「品質保証」その意味するところは本来違うのだが、同じ品質について語られる場合でも、ユーザーにしてみれば、「品質保証について」語られる方がより身近な問題として感じられると言えるだろう。


我々もいつもこのマーケットイン的な視点で考えることを心がけているが、我々ホームページ制作者側自身も、ともすれば、ついついお客さんの立場を無視して、新しいwebの技術や機能ツール等を勧めてしまうということもありがちだ。


例えば、お客様の実際の運営を考慮せずに、ブログツールなどの機能を提供して、それが十分に使われないことなどもある。


我々自身も、そんなことにも注意して、配慮しなければならない。

2008年07月30日 23:50 | コメント (0)
2008年07月31日

「Jリスティング」カテゴリ登録

先般、Yahoo!JAPANのカテゴリ登録を話題にさせてもらったが、Yahoo以外の有料のカテゴリ登録審査サービスには、他に、「クロスリスティング」や、「Jリスティング」などがある。


これらの有料カテゴリ登録審査サービスはSEO(検索エンジン対策)上、効果が高いことは先日も述べたが、今日は、「Jリスティング」についてコメントしたい。

JリスティングJリスティング webサイト


Jリスティング」は、ライブドアの100%子会社で、提携パートナーとしてlivedoorや、AOL、GYAOなどのプロバイダー系のポータルサイトのほか、FresheyeやTBSやauoneなどの9種類の検索サイトにカテゴリ登録が可能な審査サービスを提供している。


登録審査料金はJエントリーサービスの一般サイトで42,000円税込みである。


現在は、以前より提携パートナーが減少したものの、Yahoo、X-Listingに続いてSEO対策の一貫としてお勧めできる。


また、Jリスティングの営業メールから得た情報だが、特筆すべきは、Jリスティングはトップページだけでなく、サブページの登録も受け付けているようだ。サブページの登録には一定条件が必要なようだがSEO上は効果が期待できそうだ。


このカテゴリ登録の際のサブページの概念についてはまた改めて紹介したいと思う。

2008年07月31日 23:12 | コメント (0)
2008年08月02日

テーマサイトの薦め

昨日はSEO対策上で効果が高い「サブページのカテゴリ登録」ということについて述べた。
今日はさらに、カテゴリ登録をするのには、より相応しいともいえる【テーマサイト】について書いてみたい。


さて、昨日も述べたが、テーマサイトとは、ある分類別けされたカテゴリのテーマについて、専門特化して情報を充実させたサイトのことである。


企業経営戦略の手法として、自社の事業領域(ドメイン)を絞り込んで、そこに資本集中投下するコア・コンピタンス経営戦略や、マーケティング分野では、顧客ターゲットを絞り込むことや、専門性を高めることで、他社との差別化をはかり、強みを強化する戦略がとられることがある。


テーマサイトの概念は、これらの企業戦略と同様であるといえる。


つまり、WEBサイト上の情報を、あるテーマでくくり、細かく絞り、さらに深く充実させることで、あるニーズをもったユーザにって、とても便利で有益な情報を提供する戦略サイトとしての位置づけがされる。


こうしたあるテーマ分野で情報が充実したテーマサイトで、かつ、特定のユーザにとって利用価値が高いテーマサイトを、バーティカルポータルサイト(vertical portal site)ボーダルサイト(votal saite)と呼ぶこともある。


バーティカル(vertical)とは、「垂直な」の意味で、ポータル(portal)は「入り口の」という意味であるから、バーティカルポータルサイトやボーダルサイトというのは総合ポータルサイトに対して専門ポータルサイトという意味となる。


こうした専門テーマサイト(ボーダルサイト)では、対象となるユーザーが限定されるため、効果的なマーケティングが可能となると言えよう。


それでは、ここで、具体的なこうした専門テーマサイトの事例として、私が過去にクライアント企業にご提案し、弊社が制作させて頂いたWEBサイトの事例をご紹介しよう。


東京にある(株)ライブラリー様は、画像処理パッケージソフトの開発及び販売とそれらに付随するハードウェアについても手がけられるメーカーである。


モーションキャプチャー実践入門ガイドモーションキャプチャー実践入門ガイド webサイト


同社の画像処理パッケージソフトは、主には、ものの動き等を解析するソフトで、大学等の研究機関や、大手企業の研究開発部門で、人間工学やバイオ・医療などの解析分野の研究に利用されている。


そして、そのソフトを利用するに当たっては、モーションキャプチャーといわれる画像解析法が利用されるケースが多い。


しかし、そのモーションキャプチャーシステムの具体的な利用方法については、これまで詳しく解説されたサイトも少なく、一般には広く認識されていない技術でもあり、画像解析の初心者の研究者にとっては判りづらいものであった。


そこで、私がご提案したのは、モーションキャプチャーシステムを使い慣れない入門者の方(同社にとっては、今後の潜在顧客層でもある)に対して、これらの利用方法を判り易く丁寧に説明したモーションキャプチャーの知識情報テーマサイトの構築である。


そして出来たのが、「モーションキャプチャー入門実践ガイド」というサイトである。


これからこの道のプロとなる方々にとって、その専門分野での最初のわかりやすい解説は、その人にとっての最初のバイブルとなる。


さらにこのサイトでは、あえて(株)ライブラリー社の製品広告は表に出さず、企業色を薄め、運営会社としての紹介に留めて中立的な立場のサイトとすることで、公益性を出している。


そうすることで、SEO対策上も、重要キーワードの「モーションキャプチャー」で上位検索されるサイトとして成果を上げている。


マーケティング志向で、企業イメージのブランド化と、SEO効果を高めた戦略的テーマサイトの一つの事例である。

2008年08月02日 23:09 | コメント (0)
2008年08月04日

キーワードについて考える

今日はWebマーケティングを左右する【キーワード】について書いてみたい。


以前このブログで、「AIDMAからAISCEASといわれるが。。。」というお題で、購買プロセスの法則の記事を書いた。


そこでも記したように、インターネットが普及した現代には、新たに Search (検索)というプロセスが加わり重要な位置を占めるようになった。


今や判らないことや、興味を感じたこと、知りたいことは何でもインターネットでキーワード検索するというのが定着し一般化している。


その Internet Search (インターネット検索)の際に、使われるのが、【キーワード】だが、この【キーワード】については、顧客視点で考えることがとても重要になる。


実際に、インターネット検索に利用されるキーワードにどういったものが使われるのか?


それを知るのに以前重宝したのは、オーバーチュアの「キーワードアドバイスツール」という無料で利用可能なサービスであった。
ここでは、毎月、知りたいキーワードと、それに関連づいたキーワードの検索数を調べることができた。しかし、残念ながら、昨年2007年の5月でサービスを終了した。


その後、キーワードアドバイスツールに替わるものとして良いものはないかと私も探していたが、オーバーチュアのサービス終了からちょうど1年経て、今度は、クロスリスティングが有料で同様のデータを提供始めた。


それは「キーワードハンター」というサービスだ。


キーワードハンターキーワードハンター webサイト
利用価格は、ベーシックプランが、31,500円で1,000ポイント、1検索あたり1ポイント(有効期限6ヶ月)ということで、1,000回検索が可能なようだ。


特筆すべき最大の特徴は、「キーワードアドバイスツール」になかった過去の検索履歴が調べられるところだ。


その上のプレミアムプランは業者向けで、複数のキーワードをまとめてCSVダウンロードできる機能があるようだが、150万と非常に高額だ。


この他にも無料で利用できるものとしては、Google AdWordsの「キーワードツール」や、事前のユーザー登録で利用可能な「フェレット」、「キーワードアドバイスツールプラス」などがある。


これらを利用することで、検索に使われるキーワードの動向を知ることができる。


これらから、ユーザーの関心事や、その視点を把握することが重要だといえる。

2008年08月04日 23:40 | コメント (0)
2008年08月05日

キーワードについて考える(その2)

昨日は検索キーワードの動向を知る上で参考となるサイトをいくつかご紹介した。


一方で次に自社サイトにYahooやGoogleなどの検索エンジンサイト経由で訪れる来訪者がどのようなキーワードを使って来訪したかは、通常、アクセスログ解析により知ることができる。


アクセスログ解析については、また改めて別の機会にご説明したいと思うが、レンタルサーバを利用されている場合は、標準サービスかもしくはオプションサービスで、ある程度のアクセスログ解析機能が提供されている場合も多いので確認してみて欲しい。


ところで、昨日も検索キーワードについて考える際には、ユーザー視点で考えることが重要であると述べたが、この来訪キーワードを眺めるだけでも、ユーザーがどんな情報を求めて自社サイトを訪れたのかをある程度把握できる。


例えば、「ホームページ制作会社 + 大阪」や「フィットネス + インストラクター + 募集 + 大阪」、「格闘技 + 護身術」、「ホームページ制作 + 価格」など、検索キーワードを眺めていると、そこからユーザーの関心事が推察できる。


ただ、このアクセスログ解析から得られる検索キーワードは、当然ながらそのキーワードが自社のホームページのどこかに記載され、本文中に利用されているキーワードにヒットするものである。


従って、場合によっては昨日ご紹介したキーワードの検索動向を知るサイトで知り得た検索数が多いキーワードが、自社サイトのアクセスログ解析結果に出現して来ない場合は、そのキーワードがホームページで利用されていないための機会損出のケースも考えられる。


この場合は、キーワードの見直しと、ホームページ上への対策を検討するべきかもしれない。


また、さらに詳しいログ解析を行うことで、各ページ毎に来訪キーワードをチェックしたり、閲覧参照時間とキーワードを細かくチェックしたりすることで、来訪数が多い検索キーワードに対して参照時間が短いページはそのキーワードに関する情報が不足しているとも言えるので、掲載内容(コンテンツ)を充実させる必要があるといえる。


この様に、昨日紹介した検索キーワードの動向調査が可能なサイトと、自社のアクセスログ解析を双方うまく活用することで、顧客視点と、顧客動向がある程度憶測できるのである。

2008年08月05日 23:28 | コメント (0)
2008年08月06日

キーワードについて考える(その3)

「自社にとっての重要キーワードが何であるか?」ということについて定義することは、自社のホームページをより効果的なものにするためにとても大切なことである。


さらに出来れば、数多く挙がりそうなキーワードの中でも、まずは、最も大切な【最重要キーワード】が何であるかについて、必ず1つか2つに絞り込んで頂きたい。


というのも、現在、WEBマーケティング上で最重要ともいえる検索エンジン対策(SEO)を考える上では、欲張って多くのキーワードで、それぞれ上位検索を狙おうとしても実際には難しいからである。


そこで、限定して絞り込まれた最重要キーワードについては、ホームページ構造上でのSEOチューニングを施し、その他のキーワードについては、オーバーチュアGoogle AdWordsなどのPPC広告(クリック課金型広告)を併用されることをお勧めする。


また、【最重要キーワード】を選定することは、マーケティングの分野の用語で、USP(Unique Selling Proposition)といわれる「自社ならではの独自の強み」を考えることや、以前に紹介したBASiCS理論の各要素を考えることにも通じる。


また、一昨日と昨日のブログ記事で、キーワードについて考える際に、キーワード選定支援のための各種ツールと、アクセスログ解析の活用をご紹介したが、いずれを活用する場合も、常に顧客の視点で考えることに留意することが最も重要なポイントとなる。


がしかし、この顧客の視点のキーワード選定が意外と難しい。
では実際に、顧客視点のキーワード選定を、具体的な事例でもってお話したい。


ある住宅リフォーム会社があり、そこはお風呂の設備リフォームが最も得意であった。


そこで、当初考えられた最重要キーワードは、同社で最も修理工事件数の多い風呂釜の修理を取り上げ、『風呂釜 修理』が挙げられた。


しかし、キーワード選定ツールなどから見ると、実際に検索数の多いのは同社が当初選んだ『風呂釜 修理』ではなく『風呂 修理』であった。


考えてみれば、リフォーム専門会社にとっては、お風呂の中でも、実際に壊れやすい火を焚く「風呂釜」が当たり前の用語となっていた。


しかし、一般の方には、実際に屋外に取り付けられていたりする風呂釜が壊れていることが目に付くのではなく、お風呂の調子が悪くなれば、"浴槽”や"風呂釜”といった細分化された「風呂釜」の部分を特定するのではなく、単に『お風呂の修理』というのが、普通に出てくる言葉なのだ。


また、こんな例もある。あるファイナンシャルプランナーの方は、当初『節約』というキーワードを最重要キーワードとして考えていらした。


しかし実際、このキーワードではそこそこヒットして反応はあるのだが、メールでのお問い合わせが増えても、実際に仕事となる良いクライアントにはなかなか巡りあえなかった。


そこで最重要キーワードを考え直し、『節税』とすることにして、ホームページもチューニングし直した。


するとそれまで多かった家計のやりくりを考える一般の主婦の方などのお問い合わせから、実際にクライアントとなる高額所得の方からの問い合わせが増え、受注を獲得できるようになったという。


このような実例からも、実際の自社にとって相応しい顧客が誰であり、その顧客がどのようなキーワードを使うのかについて、徹底的に吟味することが重要であるといえよう。

2008年08月06日 23:58 | コメント (0)
2008年08月07日

お客様紹介 (株)青木製作所様

先日より当ブログで「サブページ」や「テーマサイト」につての説明と、さらにそのSEO対策としての「検索ポータルサイトへのカテゴリ登録」について取り上げたが、この件であるお客様からご質問を頂いたので、今日はこの件について、より具体的な成功事例をもう一つご紹介したいと思う。


その弊社制作事例として、本日ご紹介するのは(株)木幡計器製作所の以前からのお得意様でもあるのだが、大阪市東成区大今里南に所在するポンプの専門メーカーの株式会社青木製作所さまである。


(株)青木製作所株式会社青木製作所webサイト


ポンプといってもその種類にはいろいろな構造のものがあるのだが、同社で製作されているポンプは、ダイヤフラムポンプといわれる膜を利用したシンプルな構造の製品である。


シンプルイズベストとよくいわれるが、同社のダイヤフラム式ポンプはそれを象徴するようなもので、その特徴は「構造上洩れない、堅牢で壊れにくい、メンテナンスが楽である」という、ユーザーにとっても嬉しい優れた製品で、豊富な納入実績をお持ちである。


この同社のダイヤフラム式ポンプ製品は、使用流体が液体か気体かで、主に次の2つの製品群に大別される。


1つは、高濃度・高粘度の液体や異物が混入した液体(スラリー)などに適した【スラリーポンプ】で、もう1つは、けして洩れてはいけない毒性ガスや、可燃性ガスなどの危険性のある気体の圧送に適した【ガスコンプレッサー】である。


この同じ1つの基本作動原理の構造を持ちながらも、用途流体により2つの製品アイテム群に大別される同社製品は、その性質上、それぞれは利用されるシーンが全く異なり、故にユーザー層も全く違った方々が対象である。


これまでの普通のホームページ制作の発想では会社案内のホームページを1つ作成し、その中に製品紹介があって、それぞれの紹介がなされるケースが一般的だと思うが、同社に対して、私は会社概要案内サイトとはあえて別々にスラリーポンプ専用サイトのアオキ・スラリーポンプとガスコンプレッサー専用サイトのアオキ・ガスコンプレッサーの3サイト構成をご提案した。


アオキ・スラリーポンプ サイトアオキ・ガスコンプレッサー サイト
スラリーポンプ サイトガスコンプレッサー サイト


その理由は、同じ機構を持つ製品でも、ターゲットユーザーが全く異なるのであれば、製品毎に別サイト展開することが、SEO対策上でも有利となり、かつ、ユーザーにとっても目的の情報が良く整理され分かり易いホームページになるという理由からだ。


またここで特に注目いただきたいのは、各製品サイトでそれぞれ最重要キーワードとなる【スラリーポンプ】と【ガスコンプレッサー】がホームページの名前(サイト屋号)に含まれ、最適化されているという点である。


そして、制作させていただいた3つのホームページを、それぞれYahoo!Japanのカテゴリに登録させていただいた。


これにより同社の製品ホームページは、2つの最重要キーワードについて、SEOでは、それぞれYahooとgoogleの検索で、2004年7月の制作公開以降4年になるが、現在まで常に1位もしくは2位の上位検索結果を維持している。


【参考サイト】
 スラリーポンプのYahoo!Japan検索 第2位(2008年8月7日現在)
 スラリーポンプのGoogle検索 第2位(2008年8月7日現在)
 ガスコンプレッサーのYahoo!Japan検索 第1位(2008年8月7日現在)
 ガスコンプレッサーののGoogle検索 第1位(2008年8月7日現在) 

2008年08月07日 23:01 | コメント (0)
2008年08月08日

ホームページの屋号【サイト屋号】について

昨日のブログ記事に関連して、昨日の記事の中に【サイト屋号】という記述をしたが、この件について今日は補足をしておきたい。


【サイト屋号】とは、文字通りホームページにつけられた屋号のこと。


つまり、ホームページにつけられた名前のことで、一般的には「サイト名」と言われる。

「サイト名」は、一般的によく使われる用語だが、この【サイト屋号】という用語は、私は何年も前から使っているのだが、先の【テーマサイト】同様に、WEB制作の分野では、まだ恐らく一般的な用語として、定義付けられたような概念ではないと思う。


では、なぜ私は「サイト名」ではなく、あえて【サイト屋号】と言うのかというと、通常の『お店の屋号』と同様に【サイト屋号】は、いわばそのサイトが繁盛店(繁盛サイト)となるかどうか?を左右するもので、そのサイトの看板となる重要なタイトルだからだ。


新たに独立開業してお店を開いたり、会社を新たに起業したりする場合には、やはりこの『屋号』には、皆さん気を使い、いろいろと吟味されるものだ。


覚えてもらいやすく、親しみやすい名前とか、またはその特徴が表れるものにされることもあるだろう。


いずれにしても創業者の思いがこもったものになるものだが、よい屋号はそれが大きなブランド力を持つ場合もある。


特に【サイト屋号】はそれが顕著な場合もある。


例えば、有名な印鑑の通販サイトに『ハンコヤドットコム』というサイトがある。


この一度聞くと忘れがたい特徴的な【サイト屋号】をもつ同社(社名も株式会社ハンコヤドットコム)は、既存の印章店が始められたサイトではなく、WEBショップとして全くの新規参入で10年前に創業されたようだが、特徴的な【サイト屋号】は既に大きなブランド力を持ち、現在は国内最大級の判子通販サイトとなっている。


しかしこのような事例の一方で、ホームページの名前である「サイト名」には、こうした新規開業の企業サイトでない限り普通一般には、さほどあまり意識されることなく、会社案内のサイトなどには、『○○株式会社ホームページ』と、単に社名がそのまま使われるケースが多い。


そうしたことで特に【サイト屋号】を何にするかと思案するまでもないケースが多いと思う。


というのも、これまでは企業サイトの場合は、1企業1WEBサイトというのが一般的であったからでもある。


しかし、近年は1企業で複数のサイトを運営される場合も多い。


そういえば、なるほど確かに、良くあるのは会社案内サイトと、リクルートサイトと、ブログサイトなどを別々に運営されているケースなどか。。。と想像される方もいるだろう。


が、しかし、ここでいう【サイト屋号】が重要になる別サイトと言うのは、いわゆる戦略的な発想で、別サイト化されるような【テーマサイト】のことを指し、昨日ご紹介した(株)青木製作所の各製品毎の製品サイトや、マーケティング的な視点で、あるテーマに分けられ構成されたサイトなどのことである。


そしてこうした【テーマサイト】の場合の【サイト屋号】を考慮するうえでもっとも重要なポイントは、テーマと関わる【最重要キーワード】をしっかり含んだ【サイト屋号】を採用すべきところである。


こうすることで、SEO効果が高まり、集客力のある繁盛するサイト構築が可能となる。

また、実際にリアルの世界で、新しい店舗や会社を開設するには、費用も大きくなり、なかなか簡単にはいかないが、WEBサイトであれば比較的に低コストに、いくつでも開設が容易だともいえるので、是非【サイト屋号】をよく考慮した【テーマサイト】制作の可能性を感じて頂きたい。

2008年08月08日 23:29 | コメント (0)
2008年08月09日

洗濯機の買い替え

我が家の洗濯機は少し前よりどうも調子がよくない。


もともと妻が独身時代から使っているもので、本体を見ると、96年式となっているので、もうそろそろ買い換えても良い時期だろう。


それに、ここ5ヶ月は以前にもまして、赤ん坊の布オムツを毎日たくさん洗濯するので、洗濯頻度が多くなり、それこそ洗濯機が使えないと、たちまちオムツに困るので、早速、今朝は朝から洗濯機選びをすることになった。


自宅最寄の家電販売店といえば天満橋の京阪モール内にあるミドリ電化で、ここなら当日配達もしてくれる。
しかし開店時間の午前10時までには、まだ時間があるのでまずはネット検索だ。(笑)


検索キーワードを「洗濯機 比較」すると、製品比較サイトが幾つか検索される。


価格.com サイトECナビ
価格.com-洗濯機ECナビ-洗濯機の選び方


代表的な製品比較サイトは、ECナビ価格.COMである。
これらはいずれも大変参考になる。これらのサイトはユーザー志向のサイト作りをする際にも参考なるので、ホームページをお考えの方にも閲覧をお勧めする。


これらのサイトで現状の洗濯機の種類と価格相場観をつかみ、口コミ情報を参考にした上で、ある程度の購入候補を持ちながら、家電量販店に向かい、結局は店舗で販売員の方の意見を参考に、松下電器の製品で展示現品特価品を購入することに相成った。

2008年08月09日 23:07 | コメント (0)
2008年08月15日

【キラーコンテンツ】について

ホームページの制作にあたって、最重要キーワードの選定などの面も含め、ユーザー視点で考えることの重要性はこのブログでも何度か述べたつもりだ。


またユーザー視点の重要性という観点では、よくユーザビリティ(操作性)やアクセシビリティ(高齢者や障害を持つ人にも配慮されているか)などが語られることも多いが、まずは、特にそのホームページの内容・中身である『コンテンツ』が、ユーザー視点の内容となっているかどうかはとても重要なことである。


ところでこの『コンテンツ』の中でも、【キラーコンテンツ】といわれるものがある。


キラーは英語で「殺す」、コンテンツは「中身」や「内容」であるから、直訳すれば、言わば「殺し文句的な内容」とでも解釈すればよいかと思う。


この【キラーコンテンツ】とは一般的には、IT用語として、「ある規格やサービスを広く浸透させるために用意されるコンテンツ(データや情報、サービスなど)。または、 そのような結果をもたらしたコンテンツ。いわば人気のコンテンツである。」と定義付けられている。


こういう定義からすると、「爆発的な人気を誇り、世間一般の社会に広く浸透されるようなインパクトのある内容」のみをいうのかと思われそうだが、ホームページ制作の分野で言う【キラーコンテンツ】は、そのホームページが、対象となるユーザーに認知されるために決め手となる『コンテンツ』、具体的に言えば、ブラウザーの「お気に入り」に入れたくなるような『コンテンツ』をいう。


そのホームページが「お気に入り」に入れてもらえる決め手となるような、人気の『コンテンツ』であるから、この【キラーコンテンツ】は、当然、ユーザー視点で考えられたものであると言えよう。


つまり【キラーコンテンツ】とは、商用サイトにおいては、顧客ユーザーに認知され、顧客ロイヤリティーを高めるために、ユーザー視点で考えられた人気のある『コンテンツ』だと言える。


では具体的に、企業サイトにおけるそんな【キラーコンテンツ】の条件とは、何だろうか?


私は、以前より、その条件は次の2つのいずれかの特性を有するものだと主張してきた。


それは、ユーザーにとって、


1.「何か学べるような知識情報」か、もしくは
2.「便利な機能・サービス」を提供する『コンテンツ』である。


さらに、最近この2つの条件に新たに付け加えるべきだと思うようになったのは、


3.「人に伝えたくなるような物語性」を有した『コンテンツ』である。


これらの具体例については、次回より、弊社の顧客サイトをご紹介しながらご説明しよう。

2008年08月15日 23:27 | コメント (0)
2008年08月16日

キラーコンテンツ事例お客様紹介 上田ブレーキ(株)様

もう8年か9年ほど前になるが、私が受講したインターネット・マーケティングのセミナーの講師をされていたスタンフォード大学の教授でマーケティングコンサルタントのピーター・C・ウィルトン教授は、【キラーコンテンツ】の重要性についてこんなことを言われた。


「あなたの会社サイトから全ての会社案内と製品・サービス案内を取り除いてください。その後に何かが残りますか?」


「それらの情報を全て取り除いた後に何も残らず、ユーザーにとって有益な情報が1つも残されていないとすれば、あなたのサイトは会社案内のパンフレット同様、一度目にすれば、必要のない限り二度と見られることはないでしょう。」


そんな会社案内サイト+αの【キラーコンテンツ】を検討した弊社制作事例のホームページとして本日ご紹介したいのは、大阪市都島区友渕町にあり、今年で創業98年の上田ブレーキ株式会社様だ。


上田ブレーキ(株)上田ブレーキ(株)webサイト
同社は、日本国内に同業他社が4社しかないと言われる鉄道用ブレーキシュー(制輪子)のメーカーのうちの1社で、他の大手企業である3社(ナブテスコ(株)(旧(株)ナブコ)曙ブレーキ工業(株)日本信号(株))に対して唯一鉄道用ブレーキシューの専業メーカーさんでもある。


国内4社というような業界であれば、業界では知らない人はいないような御会社である。


故に、そもそもホームページで新規営業開拓というようなニーズをお持ちではなかったが、求人や会社案内が目的で制作のご依頼を請けたのだが、単なる会社案内のデジタル版では勿体無いと、弊社より【キラーコンテンツ】のコンセプト提案をさせて頂いた。


具体的には、2つの顧客ユーザーにとっての、有益な情報を提供するキラーコンテンツである。


1つ目は「リンク集」である。
「リンク集」というとごくありふれたコンテンツだと思われるだろうが、少し考えてみてほしい。

日本国内で最も人気の高いと思われるサイトは「リンク集」なのだ。Yahoo!JAPANがそうである。この日本でもっとも利用頻度の高い検索エンジンサイトはもともとカテゴリ別けされた登録サイトのリンク集である。


他に同様のサイトの代表的事例には、時刻表リンク法庫などがある


つまり、ユーザーにとって便利で有益な情報を、あるテーマでまとめリンク集とするだけで【キラーコンテンツ】となり得るのである。


では上田ブレーキ(株)様のリンク集はなにかというと、同社とのお取引の有無に関わらず、日本国内の全ての電鉄会社のホームページのリンク集である。


なぜ、このリンク集がキラーコンテンツになるのかと言うと、お客様も自分の業界の同業他社が気になるものだからだ。
いざ制作すると案の定、お得意先の方から「便利でよい。お気に入りに入れている。」との反響があったようだ。


次に用意したのは「用語集」だ。
何の用語集かというと「鉄道用ブレーキに関する専門用語集」である。
こうした業界の専門用語集が業界関係で実際に発刊されている例もあるが、同社の業界ではこうしたものはなかったようだ。


ここで少し考えてみてほしい。同社の場合のユーザーと言えば、鉄道の車両運転制御技術に関わる部門が顧客であり、そうした部門の技術者の人は、上田ブレーキさんの名前は周知し、専門用語もある程度熟知されているだろう。


しかし、ターゲット対象ユーザーを大きくくればそうだが、もう少し細かくセグメントしてみて、顧客先の新人技術者の方はどうだろうか?


どの業界でも、新人はまずその分野の専門用語から学ぶはずだ、こう考えれば、専門用語集は彼らにとってはとても便利な知識情報の【キラーコンテンツ】だと言える。


図書館のように何でもインターネットで検索する人が多い現代、これから業界の専門知識を得ようとするならば、まずは専門用語をインターネット検索することも多いと思われる。


こうした用語集はSEO対策にも繋がり、さらに、新たな分野で、まず始めに知識を与えてくれたサイトは、バイブルのようなサイトとなりその人にとってのブランドとなる。


またこの鉄道ブレーキに関する用語集コンテンツは、副次的な効果要素ではあるが、同社の新入社員教育の教育教材にもなっている。


さらに、営業目的ではなかったはずのホームページだが嬉しい誤算もあったようだ。


業界では誰もが知っているはずの同社であっても、意外と「上田さんのところにはそんな製品もあったのか!」と今まで、取引があっても採用実績のなかったアイテムが実は認知されていなかっただけで新たに注文が発生した案件が3件もあったと喜んで頂いた。


上田ブレーキ リンク集上田ブレーキ用語集
鉄道会社HPリンク集鉄道ブレーキ用語集

2008年08月16日 23:15 | コメント (0)
2008年08月17日

キラーコンテンツ事例2お客様紹介 奥村電機(株)様

【キラーコンテンツ】の具体例として、昨日は「知識情報を提供するタイプ」をご紹介したが、本日は「便利な機能・サービスを提供するタイプ」をご紹介してみたい。


その例は、大阪市福島区海老江にあるモーターとトランスやキュービクル電源などの受変電機器、電源機器の製造・販売・レンタル・修理を手掛けられる今年で創業95年の奥村電機株式会社様である。


奥村電機(株)奥村電機(株)webサイト
同社の【キラーコンテンツ】は『在庫一覧である。


この在庫一覧は、毎日自社で情報更新可能な、製品在庫検索システムである。


同社のこうした製品は工事現場等でのレンタル需要も多く、ホームページを制作させて頂いた2003年以前は、お得先様に対して、定期的にプリントアウトされた在庫情報リストを書類送付され情報提供をされていた。


当然、一定期間をおいての情報提供なので、お客様は実際には常に同社に現時点での在庫状況を照会をかけてから、発注手配が必要だった。


また、モーターなどは、製造メーカーによりその取り付けピッチ寸法は各々異なるためこちらも実際利用可能かどうかは、お客様には図面を要求頂き、内容を確認いただいたその後の手配となっていた。


故に、同社のレンタル事業は都度電話でのお問合わせが多い業務であった。
また、レンタル在庫リスト、外形寸法図面・回路図などの書類提供のためのFAXでのやり取りも多かった。


しかし、本データベースシステムを利用することにより、これらの業務は簡略化されると同時に顧客サービスに繋がるまさに便利な機能となった。


具体的には、従来は


在庫照会(TEL) ⇒ 図面・回路図等送信(FAX) ⇒ 見積もり依頼(TELorFAX) ⇒ 見積もり回答(TELorFAX) ⇒ 受注手配


であったものが、


在庫照会(DBシステム)〜図面・回路図等ダウンロード(PDF)〜見積もり依頼(依頼フォーム)までがホームページ上 ⇒ 見積もり回答(TELorFAX) ⇒ 受注手配


と、上流3工程は全てがお客様がご自身で行っていただけるようになった。


このように便利な機能を提供するキラーコンテンツの場合は、顧客ユーザーにとっても、自社にとっても双方に便利なWINWINの関係の内容となる場合も多い。


在庫検索画面検索システム結果詳細
在庫検索画面在庫詳細画面

2008年08月17日 06:39 | コメント (0)
2008年08月26日

同業他社ホームページリサーチのすすめ

『同業他社のホームページをご覧になられたことがありますか?』


 経営者の方にこうお聞きすると、大抵は「もちろん見たことがある」という方が大半だと思う。


しかし場合によっては、パソコンが苦手な経営者の方はあまりご覧になったことがないケースもあるし、見たことはあるが、常に同業他社を意識し注目していつも見ている方は意外と少ないものだ。


大抵は同業他社が気になった時に都度ご覧になるケースは有るが、よほど意識して比較して見ようとしない限り、まとめて複数の同業他社のサイトを一覧的に同時に隅々までご覧になられるケースは意外と少ないのではと思う。


この『同業他社のサイトを一覧的に同時に隅々まで閲覧する』という行為そのものが、実はあなたの事業分野の商品やサービスを検索している方が、問い合わせ先を求める際に行う行為そのものだ。


 そこで、皆さんにお薦めするのが、『同業他社のホームページを一度じっくり、比較してそれぞれ隅々までご覧になる』ことだ。


 そうするときっと色んな事に気付かれるはずだ。


 我々は、クライント様から仕事をお受けする際は、まず、その業種の同業他社のリサーチをする。


何故なら、基本的に我々はその分野では素人だからだ。


また併せてクライアント様のお客様の視点でその同業他社のサイトを見比べる。


こうすることで、何となくその業界の特徴がつかめたり、その業界でのトレンドや、問題点そして各社の強みなどが想像できたりするのである。


 また我々は日頃、ホームページでクライアント様の「強み」をうまく表現できるようにと考えるのだが、この「強み」を見つけ出すためにもこの同業他社リサーチは重要だ。


この強みを見出すという点だが、『御社の強みは何ですか?』とお尋ねして、先程と同様に今度は、はたしてどれだけの中小企業の社長さんが、はっきりと「うちの強みは○○です。」と言えるだろうか?


 確かに中小企業にとっては、いろんな面で大企業に比べて経営資源が乏しいし「これが、強みだ!」などと確信できる点を確立するのは難しい事だといえる。


また「強み」を見つけてもそれを維持しつづけるのも大変だ。


 しかしそうはいっても、この時代を生き残るためには、『うちなんて・・・』とばかり言っていないで、『うちの強みは・・・』とか『これがうちならではの・・・』という“差別化や独自化のポイント”と、“市場での自社のポジショニング”を明確にしていかないといけないだろう。


 この、自社の“強み”と“ポジショニング”を知るという点では、まずは自社のお客様を含めた市場と、同業他社の動向をしっかりと把握することが必要だ。


 それには、今の時代、一番手っ取り早いのがWEBリサーチで、インターネットを利用しない手はないと言える。


そこで企業経営者の方に是非お薦めしたいのが、インターネットでの同業他社検索だ。


「どうぞ、一度じっくり同業他社のホームページを横断的に一覧比較して、それぞれリサーチしてみて頂きたい。」


「そして、“お客さんやユーザーさんの立場に立って”それらのページを見て欲しい。」


 すると、間違いなく、自社の“強み”と“ポジショニング”を知るための何かのヒントをつかんで戴けるはずだ。


 かく言う弊社も、実は同業他社のホームページをリサーチすることによって、
自社の特徴を認識した経緯がある。


その点についてはまた改めてご説明するとしよう。

2008年08月26日 23:56 | コメント (0)
2008年08月27日

同業他社リサーチから自社の強みを探る

昨日は【同業他社ホームページリサーチ】を顧客視点で横断的に一覧比較して行うことをお勧めしたが、弊社自身も、もう随分以前のこととなるが、ある時この【同業他社ホームページリサーチ】を入念に行い、そこから、自社の“強み”と“ポジショニング”の自覚という成果を得られたので、今日はその弊社自身の経験をご紹介したい。


弊社は、弊社で制作をさせて頂いたほぼ全ての制作実績を自社のホームページに掲載している。


このことは弊社にとっては、当初はなんら特別なことという自覚もなくいたのだが、当時、同業他社リサーチを行ったことで、この「制作実績の掲載数が他社に比べれは比較的多い」ということと、またそのなかでも当時は「製造業のホームページ制作の実績が多いこと」ということに気付いたのだ。


ではまず、「制作実績の掲載数が他社に比べれは多い」ことは、どういうことだろうか?


この事実はその当時、弊社の同業他社であるホームページ制作会社のリサーチしてみて改めて気付き、判った事であるが、
それは、弊社がほぼ全ての案件に対して、直接にクライアント企業さまからお仕事を頂戴しているいわゆる元請形態であるからこそ制作実績を全て掲載できる訳で、この自社としては特別なことではなかった元請受注形態ということ自体が弊社の特徴であるということを、同業他社をリサーチして気付きとして得られた訳だ。


というのも、創業当初は弊社もそうであったが、他の多くの同業の制作会社は営業活動に苦労されることが多いようで、どちらかといえば制作に専業し、営業力は、広告代理店などの他の協力会社に頼る、いわゆる下請け形態でのお仕事をされるところも多いようだ。


こうした下請け形態受注の場合は、恐らく制作実績は豊富にお持ちであっても、それらの事例を、自社の実績として自社サイトにて実績紹介が出来ないのではと推察する。


故にそうだだとすれば、弊社としては、それまでたいして特別なことととは思っていな
かった元請受注の営業スタイルは“自社の特徴であり強みである”ことになる訳だ。


事実、弊社も、過去に下請けとしてお仕事をさせて頂いたこともあるが、この場合は直接クライアント企業さまとのお話がしづらいことが殆んどで、うまく仕事を進めることが出来ず、そのことに気付いて以来、お客さまと良いパートナーシップの関係が結べないと、良い仕事が出来ないといえるこのホームページ制作の仕事では、「弊社は直接そういう関係を築けない下請けの仕事はしない」ということを原則とするようにした。


故に弊社は「クライアント企業さまと共にそのお会社のWEB戦略を考え、共創しながら、良いパートナーシップを築く」こと自体が他社との差別化、そしてウィザードならではという独自化を生み出すポイントであるということを認識したのだ。


以来、それまであまり意識していなかった「元請形態であり制作実績が多いこと」と「クライアント企業さまと共にそのお会社のWEB戦略を考えるというスタンス」を売りにしている。


2番目の「製造業のホームページ制作の実績が多いこと」ということについては、次回にお話したいと思う。

2008年08月27日 23:47 | コメント (0)
2008年08月28日

『ハイ!と手を挙げましょう。』

さて、『自社の強みは何か?』ということを考えるあたって、弊社がまずいつも中小企業の社長様方にお薦めしているのが、インターネットでの【同業他社の検索リサーチ】である。


“お客さんやユーザーさんの立場に立って”同業他社さんのページを順番にじっくり見て頂くと、きっといろんなことにお気づきいただけるはずだ。
(※この場合注意して欲しいのは、リサーチはお客さんやユーザーさんが利用するであろうキーワードを使って検索をすることだ。そうするとこれまで同業他社と意識していなかったところ(場合によっては全くの異業種・異業態のところ)が競合であることに気付くこともある。)


かくいう弊社も、実は以前に同業他社のホームページをいろいろリサーチすることによって、「制作実績の掲載数が他社に比べれは多い」ということと、またそのなかでも「製造業のホームページ制作の実績が多いこと」という自社の特徴に気付くことができた。


「制作実績の掲載数が他社に比べれは多い」ということは、昨日もお話したたが、弊社が普段直接クライアント企業さまからお仕事を頂戴している元請形態であり、それまでは私自身もそのことをあまり意識していなかったのだが、実はそれが“クライアント企業さまと良いパートナーシップを築きやすい業務形態”であり「元請形態で制作実績が多い」ことがなにより弊社の大きな売りであったのだ。


そして今日お話しをするのは、もうひとつの気付きの「製造業のホームページ制作の実績が多いこと」という点だが、これについても当初私は、あまり自分で意識することもない点であった。


というのも、私にすればごく自然な成り行きのことだったのだ。


弊社はもともと工業系で圧力計等の計測・制御機器製造業の(株)木幡計器製作所の新規事業部からスタートした。


そんな訳で、創業当時は当然のことのように「木幡さん、あんたのところがそんな仕事もしてるなら、一度うちのホームページの相談にのってくれんかな?」と以前からのお知り合いの木幡計器の関連の団体・企業様方からお声掛け頂くことが多かった訳だ。
そして自然と工業系製造業のホームページ実績が多くなった。


このことは別段弊社が意識してその分野に特化しようとしていた訳でもなく、気が付けばそうなっていたのだ。


しかしこの事実は、同業他社と比較して見た時には、明らかにうちの特徴となっていた。


また一方で、私としては、どんな業種であろうともホームページ作りにおいて大切なことはどれも共通していて、特に製造業だからといって特に大きな違いがある訳ではないと思っていた。


故に、それまでは意識して「製造業のホームページはうんぬん」と言及することもなく、むしろあえて「製造業に強い」などとということを強調するほどのものではないと感じていた。


しかし、それはあくまで作り手の視点なのだ。


以前にプロダクトアウトとマーケットインについて述べたが、このように自社の特徴は自分にとって当たり前で別に大したことはないと思っていることも、実はそれはプロダクトアウト的な発想ではないかと思う。


これが、顧客の視点に立てばどうだろう。


製造業の人であれば、製造業のことをよくわかってくれて、その分野で経験の多い業者であれば安心感があるわけだ。


確かに、私もその業界に身を置いているので、工業機械系の専門用語もよく判るし、クライアント様ともいろいろ話も通じやすいわけだ。


弊社が同業他社リサーチにより「製造業のホームページ制作の実績が多いこと」に気付いて以来、弊社はあえて『製造業のホームページが得意なホームページ屋です。』と『ハイ!と手を挙げる』ことにした。

そうして『手を挙げて』自社の特徴を表現することによって、製造業の方は、なるほど『製造業のホームページが得意なホームページ屋さんねぇ。それなら〜』と安心いただけるのだ。


これは言い換えれば背景となるごく自然な自分らしさであり、また自社ならの独自資源(Asset)であるといえる。
それを語るには無理がなく、『得意とする理由は〜、何故なら○○なのです。』と単にその背景を語るだけでよい。


そして弊社があえて『製造業のホームページが得意なホームページ屋です。』と『ハイ!と手を挙げる』と不思議なもので、それまで意識せず当たり前のようにおもっていたことが、そうしてちゃんと『手を挙げて』自社の特徴を意識して、さらに自らの『尖がり』にしていこうと思って以来、「あそこは製造業のホームページが得意らしいよ。」と周りでも、誰かがうちのことを宣伝して頂けるようになった。


そして今度は自然と製造業の方からいろいろお仕事のお話もいただけるようになってきたわけだ。


自分のことや、自分の会社・業界のことは、意外と固定観念ができてしまい、「顧客から見た場合どう見えるのか?」がかえって判りにくいものだ。


また特に、その業界のことや、御社のことを良く知らない新たな顧客は、なおのことその視点は、その業界のことをよく知っている自分達が持っている視点とは違う場合が多い。


そんなことを気付かせてくれるのが、【同業他社リサーチ】だといえる。


このように弊社の経験からも、『自社の特徴は何か』を真剣に考えて、普段気付きにくい『自社らしさ』をお客様の視点で捉えることができれば、それを敢えて『ハイ!と手を挙げて』“強み”・“尖がり”として自ら作っていく、そんな気構えが必要なのではと思うのだ。


弊社はホームページ作りを通じて、企業様の『特徴』の表現と、『強み』作りのお手伝いが出来ればと願っている。

2008年08月28日 23:03 | コメント (0)
2008年08月30日

『弱みから強みに』

一昨日は、【同業他社リサーチ】を行うことにより、弊社が同業他社に比べ「製造業のホームページ制作の実績が多いこと」に気付いて以来、弊社はあえて『製造業のホームページが得意なホームページ屋です。』と『ハイ!と手を挙げる』=“自社の特長を意識して表現する”ことにして、製造業のお客様の安心感を獲得した事例をご紹介した。


この“自社の特長を意識して表現する”ということは、その会社の『尖がり』をつくり、顧客に対して、他社との違いを特長付けることに繋がるといえる。


ではこの「自社の特長をどう作り上げるか?」であるが、
それには、佐藤義典氏の戦略BASiCS理論で提唱される自社ならではの独自資源(Asset:アセット)が何であるかを考えることが重要だ。


今回はこの、『自社ならではの独自資源をどう捉えるか?』という点について、さらにもう少し考えてみたいと思う。


よく、大阪の中小企業の社長に「御社の強みは何ですか?」とご質問すると、大阪人特有の自虐的な謙遜もあるのだろうが


 「うちの強みなぁ。う〜ん。これといってあらへなぁ。・・・」と


言われてしまったりして困ったりする(苦笑)のだが、しかし、そう言わずに少しよく考えてみて頂きたい。


確かに自社の強みを探ろうとしても、資源の乏しい中小零細企業においては難しいものがある。


実際、私自身も家業に従事していた時代には、そうした自社の強みなどは少しも感じることがなく、むしろ同業他社と比較してみると気が滅入り、ただ閉塞感を感じていた一人であった。


しかし、こうしてホームページ制作に携わり、各社のホームページをお客様と共に検討し同社のWEB戦略を考える中で私の意識は次第に変わっていった。


人の「短所」が場合によっては「長所」であったり、またその逆であったりするように、「自分らしさ」「自社らしさ」の一面が、まさに自社ならではのアセット(Asset)独自資源であり、一見「弱み」と思える短所も、ある局面では、その会社の「強み」となることもあるのだということに気付いたからだ。


この気付きを私に教えてくれた【衝撃のホームページ】があった。


それは、2002年のことになるが、エミダスという全国の工場・製造業検索のポータルサイトを運営するNCネットワークが主催して初めて行われた第1回エミダスホームページ大賞という製造業のホームページのコンテストで3ちゃん賞という賞を受賞された(有)イワセさんのホームページだ。


有限会社イワセ有限会社イワセwebサイト
(有)イワセは、新潟県燕市で、通称“挽き物屋さん”と言われる小物部品の精密切削加工をされる企業だ。


2002年の受賞当時の同社のホームページからは、何度かリニューアルされているので現在のホームページは内容が変わっているが、エミダスホームページ大賞2002のページには当時のTOPがまだ小さく掲載されている。


エミダスホームページ大賞2002webサイト


この当時のホームページのタイトルは衝撃的であった!


「3ちゃん会社の挽きもの屋さんイワセ」である。


「3ちゃん会社」とはとうちゃん、かあちゃん、にいちゃんの3ちゃん、いわゆる家族だけで営む、家内製工業のことを、卑下していうような言葉である。


そして、さらに衝撃的なのはそのトップページだ。そこには、工場の前でにっこり笑って撮った家族の写真に、父ちゃん(社長)、兄ちゃん(専務)、母ちゃん(経理)、おとうと(工場長)、いもうと(検査員)と書かれていた。


「3ちゃん会社の挽きもの屋さんイワセ」のタイトルの下には、
「私たちは3ちゃん会社。家族だけで操業している会社(旋盤加工屋)です。
皆様から気に入っていただければ幸いです。どうぞご自由にご使用くださいませ。」

とあるではないか。


これには、私も脱帽だった。


当時のホームページの会社概要の『展望』には、


「当社は兄弟3人と父母の家族だけで行っている、三ちゃん企業(家内工業)であります。ですから、余計な人件費や管理費などの経費が一切必要ない為、ローコストにて供給が可能であります。


 又、24時間体制であるため、<短納期><高生産><高品質>な部品を最精鋭
のマシンにて加工しお届け致します。


 コスト削減にてお困りのユーザー様、是非一度私共の三ちゃん企業≪イワセ≫
を御試し下さい。口座等などの面倒な事は申しません、現在御使用の商社様、又は
協力メーカー様経由で結構であります。」


とあった。 恐れ入りました。


普通世間一般には“3ちゃん企業”とは、あまりいい意味では使われないが、こちらはそれを逆手にとって、表現一つで「小回りの良さと、ローコスト」をアピールする『強み』に見事に変えておられるたのだ。


 ページからは誠実さと、家族力を併せて頑張る姿が真摯に伝わり、思わず「ガンバレ!」と声援したくなるような良さがあった。


現在はその後、当時専務の兄ちゃんと、当時検査員のいもうとさんが結婚され、それぞれお嫁さんと旦那さんが加わり、もう恐らく3ちゃん会社では無くなっているのだろうが、今も家族で頑張ってどんどん業績を伸ばされているようだ。


このホームページが恐らく契機となり経営革新し、その後多くの取引先を獲得され、受賞の翌年新工場を設立、昨年も工場団地に新工場設立と破竹の勢いで、兄ちゃんが社長に代替わりされているようで何よりだ。


このイワセさんは、プラス発想とその表現で、正に『弱み』を『強み』に転じて成功された好例だろう。


(余談だが、このイワセさんのホームページとの衝撃の出会い以来、私は同社とは交流はないものの、同社のことをいつも自分のセミナー等でご紹介していて、そこでこの事例をもとに自社の特徴を表現して『ハイと手を挙げましょう!』とお話していた。


ある時、同社がホームページをリニュアールされた際に、驚いたことに今度はまさに『ハイ、イワセです。』と手を挙げておられたののだ!)

2008年08月30日 20:47 | コメント (0)
2008年09月02日

お客様のご紹介 エンプラ産業株式会社様

今日は、弊社にてホームページを制作し、先日公開させて頂いたエンプラ産業株式会社様をご紹介したい。


今回、制作させていただいた案件は、弊社のお客様でもある株式会社宏和様のご協力により、同社に営業窓口となっていただき、共同で担当させていただいた案件である。


エンプラ産業株式会社 webサイトエンプラ産業株式会社webサイト


エンプラ産業株式会社様は、大阪市淀川区加島にて、プラスチックの押出成形機とその付属装置などの周辺機器を製造するメーカー様である。


押出機の専門メーカーとして、ベント押出機ノンベント押出機をはじめ、バーチカルタイプ押出機水平移動タイプ押出機低床タイプ押出機など様々な形式のプラスチック押出成形機を製作される他、付帯する引取巻取装置切断装置搬送装置丸棒成形装置等の様々な周辺専用機器の設計、製作も行っておられ、常にお客様のプラスチック押出成形の細かなニーズに合わせたご提案をされている。


またこの他、試作機を準備され、お客様の押出成形の試作(テストラボ)にも対応しておられたり、中古機械の修理、整備、販売もされたりしている。


ちなみに、社名のエンプラ産業のエンプラとは「エンジニアリングプラスチック」の略語で、一般のプラスチックに対して耐熱性・耐摩耗性等があるものをいい、具体的には樹脂製製の歯車などに使われるようなものがそうである。


樹脂成形機の中でも射出成形機ではなく、押出機に特化され、さらに、周辺付帯機器を客先ニーズ合わせて開発されるという同社の経営は、自社の得意領域を絞り込むことで専門性を高め、さらに一方では、その付帯分野での多様な顧客のニーズに応え、痒い所に手が届くきめ細かなサービスを展開し、そこが評価されておられるという点が、同社なによりの強力な強みであろう。

2008年09月02日 23:51 | コメント (0)
2008年09月05日

【ブルーオーシャン戦略】−非顧客と6つのパス

昨日は、ブルーオーシャン戦略では【市場の境界を引き直す】という点に注目しており、そのためのアプローチとして紹介されているのが【顧客以外に目を向ける】という点と【6つのパス】であると述べた。


この【顧客以外に目を向ける】ということは、“いまだに顧客になっていない買い手に目を向ける”と言うことで、この「非顧客」は以下の3つに大別されている。


1.「消極的買い手」:購入意欲は低く、出来れば代替品で済ませようとする。


2.「利用しないと決めた買い手」:現在の業界(製品)に不満を持つ。利用しないことを心に決めている。


3.「市場から距離を置く買い手」:業界の製品も代替品も利用しない。既存市場から遠い存在。


そしてこれらに対してのアプローチはこうだ。


1.「消極的買い手」には、代替品に逃げる原因を取り除く。


2.「利用しないと決めた買い手」には、利用しないと決めた原因を取り除く。


3.「市場から距離を置く買い手」には、潜在的需要に着目する。


そして、3者全体が持つ共通点がないかを見つける。


次に【6つのパス】についてであるが、その視点は次の6つだ。


(1)代替産業に学ぶ。


(2)業界内の他の戦略グループに学ぶ。


(3)買い手グループに目を向ける。


(4)補完材や補完サービスを見渡す。


(5)機能志向と感性志向を切り替える。


(6)将来を見渡す。


ここでは全ては説明しないが、このうち(1)代替産業に学ぶ。(3)買い手グループに目を向ける。という点については、我々もWebサイトを考える際によく利用するので、少し触れてみたい。


まず【代替産業に学ぶ】というのは、例えば、ハンバーガーショップの大手「マクドナルド」の競合といえば、「ロッテリア」とか、「モスバーガー」とか、などと通常は思われるだろう。


しかし、“手軽に早く食事をする”という【目的】から考えると、「吉野家」や「コンビニ」、「立ち食いそば」なども競合となる。


また、「映画館」、「喫茶店」、「本屋」これらは一見関係がないが実は『代替産業』で、“2時間、時間をつぶす必要がある人”にとってはそれらが選択肢になる。


ブルーオーシャン戦略では、こうしたくくりで『代替産業』を見つけ出し、その産業に学んで、市場の境界を引き直す。


以前、【同業他社リサーチ】をお薦めしたが、顧客が利用するであろう重要なキーワードを使って、このリサーチをしていると、これまでは同業他社と思っていなかったところが、実際に競合になっていることに気付くことが多い。


また、インターネットが従来の流通経路を大きく変えた要素もあり、メーカーがネットで小売をしたり、従来の川上産業と川下産業が逆流していたり、アフィリエイトやドロップシッピングの仕組みが見られるなど、今やネット上の競合は、従来の同業他社という枠組みをはずして競合を考えなくてはいけない。


そこで弊社では同業他社リサーチに加えて、これまでは、「異業種同業態サイトリサーチ」や「ユーザーを同じくする他社のリサーチ」もお薦めしてきた。


この【6つのパス】でいう『代替産業』という枠組みは、これに近い考えである。


そこで【代替産業のネットリサーチ】をしてみることも大変参考となり、戦略立案上はとても重要なことだといえるだろう。


次回は、【買い手グループに目を向ける】について触れてみたい。

2008年09月05日 23:28 | コメント (0)
2008年09月06日

【ブルーオーシャン戦略】−買い手グループに目を向ける

ブルーオーシャン戦略の【6つのパス】の3つ目の、【買い手グループに目を向ける】に目を向けるという点は、我々のホームページ作りにも重要な要素となっているので今日はその点についてお話したい。


この【買い手グループ】とは何かというと、『購入の意思を決定する様々な当事者』のことを指す。


具体的には、例えばメーカーの場合を考えてみてもらえれば判り易い。


メーカーには2種類の顧客がいる。


製品を小売する店舗と、最終的に購入する買い手(利用者=ユーザー)がそれである。


場合によっては、メーカーと小売店の間に問屋が入ったり、ギフトなどがそうであるが、買い手と利用者が違う場合がある。


また、さらに視野を広げると買い手の購入に影響を及ぼす人なども考えられ、どの買い手グループに目を向けるべきか?という点について、ブルーオーシャン戦略では、それが従来の常識と異なるほど、市場の境界を引き直せる可能性が高まるとしている。


この、【買い手グループに目を向ける】という事例として、判りやすいものとしてお話したいのは、専門学校のホームページの事例である。


弊社では以前に全国専門学校情報教育協会様のご依頼で、全国の加盟専門学校の142校のホームページ診断を手掛けさせていただいた経験がある。


その際、診断にあたって各専門学校のホームページを横断的にリサーチさせて頂き、その際にこの【買い手グループ=入学の意思を決定する様々な当事者】の存在についての重要性を感じさせていただいた。


専門学校にとっては、この少子化時代に入学志願者の獲得は非常に重要な課題であり、各校ともこの時期にはオープンキャンパスといって見学を受け付けたり、広報手段としてホームページには力を入れているところも多い。


しかし、この場合の買い手はつまり『買い手=入学志願者』であるが、この入学志願者も、複数の分類に分かれ、かつ、入学志願を決定づける影響を与える存在も多岐にわたる。


というのも、専門学校の場合は、学校にもよるが、その入学対象者は、「高校新卒の学生」、「社会人」、また最近はダブルスクールといって「大学に通いながら専門学校にも通うという人」もあるらしい。


となると、これら対象者の経験や視点はそれぞれ違って当然で、学校の内容を見る部分も異なり、WEBサイトもそれぞれの対象者に応じた情報の整理が求められる。


また入学志願を決定づける影響を与える存在として考えられるのは、ご父兄であったり、新卒の場合は高校の進路指導の先生や、学校の卒業生(OB・OG)などもその対象となる。


ホームページの診断をさせて頂いた2003年当時は、まだこうした買い手を細かく意識してWEBサイトが構築されている例はまだまだ少なかった。


ホスピタリティツーリズム専門学校ホスピタリティツーリズム専門学校
当時の我々の診断でもっとも評価点が高かったのは学校法人トラベルジャーナル学院トラベルジャーナル旅行専門学校(現:ホスピタリティツーリズム専門学校)であった。


同校は当時よりこのブルーオーシャン戦略で言う【買い手グループに目を向ける】ということをしっかり認識しておられた。


当時より、新卒者向け、社会人向けなどのメニューはもちろん、父兄向けたコンテンツや、卒業生の掲示板などを用意されていた。


当時、加盟校のホームページ診断を終えた後、私は協会の研修で講師を担当させて頂き、そこでも各関連対象者向け毎のコンテンツの重要性をお伝えしたしたのだが、今回久々に同校のホームページを拝見すると、こうした内容は、現在はさらに、父兄向けサイト、留学生向けサイト、企業向けサイト、OBOGサイトなどを独立させて充実されたり、高校生向けのモニターサイトを運営されるなど進化しておられる。



ホスピタリティツーリズム専門学校大阪校
大阪校サイト卒業生向けサイト高校生モニターサイト


【買い手グループに目を向ける】という点を考えるうえでは、大変判りやすい例だと思うので、参考にしていただければと思う。


【参考サイト】
ホスピタリティツーリズム専門学校 http://www.trajal.jp/
ホスピタリティツーリズム専門学校大阪校 http://www.trajal.info/
保護者向けページ(東京校) http://www.trajal.jp/subject/hogosya.html
社会人・大学生向けページ(東京校) http://www.trajal.jp/subject/daigaku.html
卒業生サイト(東京校) http://trajal.jp/obog/index.php
在校生ブログサイト(東京校)http://navimaga.blog102.fc2.com/
外国人留学生向けサイト(大阪校) http://www.trajalinternational.info/
卒業生交流サイト obog.net(大阪校) http://www.hospitalityobog.net/
企業向けサイト(大阪校) http://www.trajalfreshpower.info/
ホスピタリティネット(大阪校) http://hospitalitynet.jp/
高校生業界モニター研究サイト(大阪校) http://www.hospitalitytrappy.net/

2008年09月06日 16:28 | コメント (0)
2008年09月07日

【ブルーオーシャン戦略】−4つのアクションとイエローテイルの事例

『バリューイノベーション』=「差別化」と「低コスト化」の実現をするためのツールとしてブルーオーシャン戦略で紹介されているツールが【4つのアクション】である。


【4つのアクション】は以下の4つ。


(1)Eliminate(取り除く)・・・すっかり取り除く要素は何か?


(2)Reduce(減らす)・・・大胆に減らす要素は何か?


(3)Raise(増やす)・・・大胆に増やす要素は何か?


(4)Create(付け加える)・・・新たに付け加える要素は何か?


このうち(1)のEliminate(取り除く)と(2)のReduce(減らす)が【低コスト化】を図るための手法で、(3)のRaise(増やす)と(4)Create(付け加える)が【差別化】を図るための手法である。


4つのアクション

この【4つのアクション】を、具体的に実行に移すために使われるツールが【アクション・マトリクス】となる。


「イエローテイル」ブランドサイト「イエローテイル」ブランドサイト
『ブルーオーシャン戦略』の書籍の中では、この【4つのアクション】と【アクション・マトリックス】について、アメリカ市場で発売から爆発的なヒットとなり販売数量NO.1を実現した『イエローテイル』という輸入ワインブランドを具体的な事例に上げ、説明している。


この『イエローテイル』日本国内でもサッポロビールが2004年9月から発売しているので目にされたり、既に飲まれた方もあるかもしれない。
【参考記事】WANDS STREET No.86 Jul./Aug. 2004 記事
「全米ナンバーワン・ワイン話題のイエローテイル9月ついに日本市場に上陸」


この『イエローテイル』の【アクション・マトリックス】は次の様になる。
イエローテイルのアクション・マトリックス


さらに、この【アクション・マトリックス】の『付け加える』に列挙した要素を、先日説明した【戦略キャンパス】の横軸の要素に付け加え、また『増やす』要素を増やし、一方で『取り除く』、『減らす』の要素を、それぞれ大胆に取り除き・減らすことで【価値曲線】にメリハリをつけることとなり、“市場の境界を引き直し”、「差別化」と「低コスト化」を同時実現させる【バリューイノベーション】を可能としている。


イエローテイルの戦略キャンパス


こうのように4つのアクションから描かれた戦略キャンパスの価値曲線は、


(1)特定の要素に力点が集中している。(メリハリがある。)
   ⇒イエローテイルの場合は「選びやすさ」 シャルドネ・シラーズだけに品種を限定)


(2)独自性がある。
   ⇒イエローテイルの場合は「飲みやすさ」、「選びやすさ」、「楽しさや意外性」

(3)有無を言わさぬメッセージ(訴求力のあるキャッチフレーズ)
   ⇒イエローテイルの場合はカンガルーのラベル、「オーストラリアの広大な台地の恵み」毎日飲んでも飽きない、楽しくシンプルなワイン」


という3つの特徴を持っており、これが優れた「ブルーオーシャン戦略」の特徴となるようだ。


そして『イエローテイル』が目を向けた【代替産業】と【非顧客層】は、『ビール・カクテル飲料』であり、『ワインは敷居が高く難しいと思っている人たち』であった。

2008年09月07日 07:15 | コメント (0)
2008年09月08日

お客様事例紹介 (株)ウエロクカトウ様

昨日まで、数回にわたって『ブルーオーシャン戦略』についてまとめてみたが、そこでは【バリュー・イノベーション】という価値の再定義がテーマであった。


『ブルーオーシャン戦略』のアプローチとは違うが、弊社の制作事例の中でも、過去にこうした価値の再定義について考えて、リニューアル構築したサイトがあるので事例としてご紹介してみたい。


そんな事例としてご紹介する株式会社ウエロクカトウさまは、その社名にもあるとおり、大阪の中央区上本町6丁目(通称で上六)でカップ・トロフィー・バッジ・旗・楯・額などを扱われるお会社だ。


株式会社ウエロクカトウ webサイト株式会社ウエロクカトウwebサイト
2004年に、ホームページの全面リニューアルをさせて頂いたのだが、制作前のお打合せで、同社の山本社長がこんなお話をされた。


昔、あるテレビ局がバラエティー番組で、街なかに優勝カップやトロフィーや楯などを置いて、誰かが持っていくか?という企画をしていたそうだ。


その企画の意図は、それらの品物が“必要ないものの代表”として取り上げられ、誰も持っていかないだろうという内容だったようだ。


これには社長も、
「ほんなら、うちで扱うてるもんはみんな、不要品か?」
と随分と気分を悪くされたそうだ。


しかし、数分すると全て誰かが持って行く結末でホッとしたそうだが、いわれてみれば、確かにこうした品は普段はあまり意識することも無く、この番組のように乱暴な言い方をすると、普段は必要の無い物のように思われるかもしれない。


しかし、これらの品は皆、何かの記念に創られたり贈られたりと、贈る人や、受ける人の“思いが込められた品”のはずで当事者達にとっては貴重な意味深いものだ。


そしてまた、その利用シーンによっては、非常に効果的な「思い」を伝えたり、「意識向上」のためのツールとなる。


同社の商品はカタログを拝見しても、かなりの数に圧倒されそうな商品群であったが、まずは、それらの商品について、そうした具体的な、“その商品が活きる効果的な活用事例のシーン”をホームページで紹介することを心掛けた。


そしてもう1つのポイントは、ターゲットを特に“企業様”向けに絞込んでみた。


より具体的なターゲットイメージとしては、若いベンチャー創業者や歴史有る会社の2代目・3代目で第2創業を志す人、また組織を活性化させようとする前向きな経営者の方である。


よく考えて見れば、これらの品物は、結構企業でも利用されている。


社章・社旗をはじめ、永年勤続表彰や、社内コンテストの賞、その他販促ツール、周年記念品など・・・


そうして、山本社長さまとご一緒にホームページを考えながら、商品定義をあらためて見直して到達したのが、


「元気企業を応援する、やる気を育むモチベーション(意識付け)ツールの提供」


という観点だ。


呼びかけは、「元気になりたい企業様へ!」


同社は、店舗小売もされているが、業態的にはメーカー・卸商社的な要素が大きく、それ以前までは一般の法人企業を直接のお取引先としてお取引されることは少ない様であったが、ホームページをリニューアルさせて頂いて、実際に、対象と定めた企業様より直接に引き合い注文が増え、これまで沢山の社章をはじめとする商品を納入されてきた。


そして、こうした新たなお取引先は、また数年すれば周年記念であるなど、同社の扱い商品を利用される潜在需要を持っておられるケースが殆どだ。


このように商品と顧客の再定義による新たな市場の創出の道が、私はどの企業にもあるのではないかと思う。

2008年09月08日 23:12 | コメント (0)
2008年09月09日

簡単にホームページの良し悪しを見分ける方法

今日は、午前午後といずれも現在制作初期段階のクライアント企業様との打ち合わせであった。


今回はいずれも新規にサイトを立ち上げられる企業様だ。


これは新規サイトもリニューアルにも共通して言えることだが、サイトを立ち上げるうえで、私達制作者がまず一番に意識して心掛けているポイントが、
『ユーザー目線で、ユーザーが求める情報を整理して、いかに判りやすく伝えるか?』
という点である。


しかしこの、ユーザー目線というのは、頭では判っているようで意外と難しいものだ。


人間関係においてもそうであるが、相手の目線に立つというのは、良い人間関係を保つ上でも大切だと思うが、これも同様に難しいものだ。


私自身も普段気がつけば、ついつい自分よがりな視点になり、相手の目線に立つことを忘れてしまっていたりして反省することも多い。(苦笑)


さて、話はホームページに戻るが、私は“良いホームページの最大条件”は、この
“ユーザー視点で情報を整理して判りやすく伝える”という点だと思っている。


ではホームページの良し悪しを左右するこの度合いを、端的に一番判り易く判断できる方法は?というと、アクセスマップ(所在地図)のページを見てみることだといえる。


というのも、会社や店舗の所在地図というのは、会社や店舗に勤務する人にとっては、毎日通いなれた道で、もう当たり前に迷うことのないものであるが、地図の目的は、初めて来訪する方が迷うことなく目的地である会社や店舗の所在に辿り着くことだといえ、ここがしっかりしているかで、先程の指標でホームページ全体のレベルがうかがい知れる。


弊社所在地図ページ弊社所在地図ページ
地図には、最寄り駅の改札出口や高速道路の出口、あるいはバス停留所から、途中の目印や順路を判り易く記すべきであるし、距離や、徒歩何分というような目安を示したり、交差点の名前や、一方通行標記も大切だ。


それと、地図のページは印刷して来られるケースが多いので、白黒レーザープリンターで印刷しても綺麗に印字できるようにコントラストに配慮する必要性もある。


万が一道に迷われたり、遅延されるような際に、ご連絡頂くようなことも考えて所在住所や電話番号も地図のページにも標記をしておくべきだろう。


さらにいえば、社屋・店舗写真や目印の写真をいれるのも工夫だろう。


また最近は、縮尺・移動が可能な google mapも併記したり、電車・バスの時刻表ページへのリンクなども考えられる。


こうしてみれば、たかが地図でも、これだけ内容を考慮するポイントがあり奥が深いものだ。


地図をみれば、その会社のホームページの成熟度が判り、顧客サービスの度合いやホスピタリティのレベルもある程度窺い知れる。


親切な地図はそれだけで、その会社のイメージアップにもつながるのではないかと思う。


また余談だが、実は、地図を見てホームページのレベルを判断するというこの指標は、弊社の制作スタッフ採用時の判断基準の1つでもあり、応募者の方の作品の中でも地図の出来栄えは必ずチェックするのだが、良い地図を描ける人材はwebクリエイターとしてセンスがあるといえる。

2008年09月09日 23:21 | コメント (0)
2008年09月10日

お客様紹介 新生紙化工業(株)様

今日は、弊社にホームページ更新の件で、新生紙化工業(株)の吉田社長と営業の松岡様がお見えになった。


新生紙化工業(株)webサイト新生紙化工業(株)webサイト
同社は大阪市此花区島屋でドライラミネート加工という主に食品包装材の貼り合わせ加工を行われている。


同社のホームページを弊社で制作させて頂いたのは、2002年11月であるからもう6年程になり、会社案内型のシンプルなページで、これまで大きなリニューアルもなく今日まで至っている。


しかし、おかげさまで最重要キーワードとして定めた「ドライラミネート加工」の検索では、「レアキーワード」ながらホームページ開設当初から、Yahooにおいては1位の座をなんと6年間も確保し続けている。


そのせいもあって、ホームページは当初は会社案内替わりで営業ツールとしては殆ど期待をしていなかったが、これまでにホームページからのお問い合わせで、実際に受注に至った事例も幾度かあるようだ。


その具体的な内容をお聞きすると面白いことに、自社の加工とは近いながらも違うジャンルの引き合い(自社では行わない加工)も多いが、業界内の連携を使って外注され、自社で受注対応することで、その客先に喜ばれるケースも多いようだ。


また、インターネット経由では、従来の客先である印刷関係商社や、包装資材メーカー・商社などよりも、これまでは間接でしか接点がなかった、自社加工後の包装資材を、実際に利用する食品メーカーなどから直接のお問い合わせのケースも多いようだ。


こうしたお問い合わせ対応を繰り返すうちに、ドライラミネート加工だけではなく、新たな展開として最終製品の包装資材を自社で受注販売する対応力がついてきた。


そして今後さらにホームページをもう少し積極的な営業ツールとして活用されたいというニーズの高まりから、今回リニューアルを検討されるとことなった。


このようにインターネットを活用することにより、これまでは中間業者であった企業が情報の川上に立つというケースも多くなったといえる。


そしてなかには業態変貌して業績を伸ばしておられる事例も多くみられるようになった。

2008年09月10日 23:58 | コメント (0)
2008年09月11日

情報の川下から川上へ(その1)

WEBサイトをうまく利用することで、顧客との関係性を変えることも可能である。


先日ご紹介した【ブルーオーシャン戦略】-「買い手グループに目を向ける」という記事のなかで、メーカーは通常2つの顧客を持つのが一般的であると述べた。


1つは自社の直接の販売先であり、自社製品を小売してくれるところ(小売店や専門商社など)である。
そして、もう1つはその先の顧客となる製品を最終的に購入する買い手である。


また、さらにこれが2つ以上の場合もあり、買い手とは異なる利用者(エンドユーザー)がまだその先にいる場合や、あるいは最終の買い手との間の流通に、まだ複数社の中間業者が入っている場合などもある。


こうした複数の買い手グループの中で、ここで注目したいのは情報の流れである。


具体的には、情報の流れの、より上流の川上に立つことが決め手であり、それにより情報優位となることで、顧客との関係性をより有用なものに出来る可能性が高まるということを今日はお伝えしたい。


昨日ご紹介した新生紙化工業株式会社様もそうであったが、同社は包装資材の中間加工であるドライラミネート加工業であるが、ホームページを通じて、最終購入者であるところから、間を飛び越えて問い合わせが入ることが多かった。


こうした問い合わせからは、エンドユーザーのニーズをつかむ事が出来るようになり、同社もそうしたお声に真摯に向かい合われ対応してこられたことで、新たな展望が開けてきたように思われる。


またさらに、弊社自身の経験からもこんな事例がある。


同じ客先の中でも異なる部門が存在し、買い手グループを分けて捉えるとその関係性は変わってくる。


より具体的に説明すると、私ども(株)木幡計器製作所は、主な需要先である装置メーカーを客先として、販社を通さず圧力計を直販することが多いのだが、こうした直販の場合においても、通常はそうした客先社内で、圧力計の直接の買い手である部門(我々との直接の窓口)は、購買窓口である資材・購買部である場合が一般的だ。


資材・購買部門というのは、良いものをとにかく安く、無駄なく、そして安定的に買い入れることがその主たる使命であるので、例えば我々部品メーカーが、そうした先に新規に販路拡大を試みようとしても、当然のことながら、そこでは常にまず第一に価格交渉が付き物となり新規購入品の採用にあたっての障壁は高いものである。


しかし、これが同じ客先でも購買部門の川上部門に位置する技術設計部門の技術者の方を通じてのコンタクトとなると、技術設計部門からお問い合わせが入り、仮にその対応で信頼を得て、先に技術的な機種の打ち合わせをして、幸いにもそこの装置図面に弊社の計測器が採用されて行くようなこととなると流れはとてもスムーズである。


実際に弊社の場合、1997年にホームページを開設以降は、それまでは接触を持つケースが比較的少ない技術設計部門の担当技術者の方からも、ホームページを通じてのお問い合わせ引き合いが多くなり、ホームページが新規顧客の拡大に大きく貢献することになった。


このことは、我々にっては非常に重要なことである。


水は高いところから低いところに流れるのが自然でスムーズなものである。
これは情報についても同じだといえる。


このように「情報のソース(源)に近い、情報の川上に立つ」ことは買い手との関係性を優位に導くことを可能にするものといえるだろう。

2008年09月11日 21:36 | コメント (0)
2008年09月12日

情報の川下から川上へ(その2)

昨日に引き続き、「情報のソース(源)に近い、情報の川上に立つ」ことで買い手との関係性を優位に導いた事例をご紹介しよう。


以前、弊社でホームページを作成させていただいた先に、あるオフィス家具の販売と、事務所のオフィスレイアウトや内装工事を手掛けられる企業があった。


この事務所レイアウトや内装工事となると、その主な需要は、オフィスの移転に伴うことが多く、お仕事の依頼も賃貸事務所を仲介される不動産業を介しての依頼が多いようであった。


つまりこの場合は、事務所レイアウト内装工事業は、不動産賃貸業から仕事の依頼を請けるので、不動産業に対しては川下の産業といえる。


さらに、通常事務所の移転といえば、移転を考える買い手である事務所のユーザーは、転出の意向を家主に移転の数ヶ月前に告知して転居の準備をしなければならない。


この転居の告知は半年前というケースも多く、既に半年前から事務所の転居は決まっていても、事務所レイアウト内装工事業者が、新しい事務所を仲介した不動産業から情報を得て、仕事の依頼を請けるのは、移転の少し前であるケースが殆どである。


つまり、確実に半年も前から潜在需要を抱えた買い手がいるにも関わらず、情報の川下にいる事務所レイアウト内装工事業者にとってはそれを知るのは移転の直前で、場合によっては提案の時間的余裕が少ないケースも考えられる。


そこで、弊社がご提案したのが、情報提供型サイトの運営で情報の上流に立つことである。


全国貸事務所・オフィス移転ナビ全国貸事務所・オフィス移転ナビwebサイト
その情報提供型サイトのコンテンツは2つである。


1つは、全国の賃貸事務所物件の仲介を専門に手掛ける不動産業者のデータベース型リンク集と、もう1つはオフィスの移転に関する手引きマニュアルである。


このような“ユーザーにとって便利な機能や情報を有するコンテンツ”を私は【キラーコンテンツ】と定義付けている。


こうした情報提供型サイトを運営することで、今までは、川上にいた不動産業に対して、川下で仕事の依頼を請けていただけであったが、今度は不動産業サイトのリンク掲載の場を提供し、情報を上流から流す立場に逆転した訳だ。

2008年09月12日 21:55 | コメント (0)
2008年09月17日

お客様紹介 メイク株式会社様

メイク株式会社様は大阪府茨木市にあるレベル計・レベルスイッチの専門メーカーである。


メイク(株)webサイトメイク(株)webサイト
ホームページ制作のご依頼は、弊社ウィザードの既存のお客様よりのご紹介が切欠であったが、家業である計測・制御機器を製造の(株)木幡計器製作所とは非常に近い業種である。


実際のところ一部のレベル計・レベルスイッチを木幡計器でも製作しているので同業である部分もあり、製品の内容については私も馴染みのあるものであった。


ホームページ制作のご縁から、今では家業との方でもお取引が発生し、今後は両者の強みを活かした提携をさせていただくこととなり、相互で代理店となる運びとなった。


さて、同社の宣伝を少しさせていただくと、主に食品関連のユーザー様やケミカル関係のユーザー様における豊富な実績をお持ちで、またいろいろな様式バリエーションのレベルスイッチとレベル計の製品群をラインナップされている。


また、本年2月にはカナダのABMセンサーテクノロジー社との日本国内独占販売契約をされて、同社の超音波式・レーダー式レベル計の販売を始められた。


ABMレベルセンサーは従来機のデットバンド長さや結露時の弱点を克服した製品で、また特に進化した自己診断・自己調整機能により、操作や保守の大幅な軽減を実現し、複雑な機能を省き、競争力ある価格帯の製品をそろえている。


5月27日〜30日に東京ビッグサイトで開催された『 国際食品工業展 FOOMA JAPAN』の出展でも大好評を博したようだ。


ホームページを開設させていただいたことにより、反響も多く大変喜んで戴いている。
今後の進展が楽しみである。

2008年09月17日 21:40 | コメント (0)
2008年09月18日

蔓延するブログパーツ

以前、インフルエンサーマーケティングのことを話題としたが、昨今はブログがマーケティング手法として非常に重要視されている。


そして、多くのブロガー達に話題を提供するために活用されているのがブログに貼り付けて使ってもらう目的のブログパーツと言われるものだ。


大手企業は最近こぞってこうしたブログパーツを企業のプロモーションツールとして開発利用し提供を始めている。


ブログパーツとはなにか?


それは、ブログ上に設置する小さなアプリケーションである。


どんなものか一例を紹介すると、下記に貼り付けたのが、「ユニクロ」が配布している
ユニクロック(UNIQLOCK)というものだ。



いかがだろう?じっと見入ってしまわれたかも知れない。


このブログパーツはユニクロが昨年2007年6月より無料配布し、現在既に世界87カ国の39022名ブロガーが、私がしたように自身のブログに5万545個を設置しているという。


従来のテレビCMや新聞などのメディア広告や、またwebのバナー広告であってもこれらの広告はいずれも一定期間で終わってしまうのが一般で継続性がない。


しかしこのブログパーツはコンテンツの面白さを気に入ったブロガーが自発的に自分のブログに組み込み、今、実際、私自身がしているように話題とする。


すると、それを見た別のブロガーが興味を持ち、自分のブログにも組み込む。


こうしたプロセスで、優れたブログパーツはネット上で話題となり、クチコミで連鎖的にかつ自然増殖的に蔓延伝播する。


ユニクロからみれば、多くのブロガー達が、自発的に同社の広告宣伝を担ってくれ、大々的なプロモーション費用を投下することも無く、低コストでインターネット上に自前の広告チャンネルを構築できるわけだ。


またもうひとつブログパーツの大きな特徴は、クチコミを「可視化=見える化」する役割も備えている。


これらのブログパーツが伝播するプロセスは、ブロガーが自主的に設置するため自然伝播的に無秩序で、一見全くコントロールできないように思えるが、実はその動きは全て一元で監視できる特徴を持っている。


その具体例は次のUNIQLOCKページの左のMENUから【WORLD.UNIQLOCK】というページを見て欲しい。



この【WORLD.UNIQLOCK】というページでは、先程のユニクロのブログパーツ「UNIQLOCK」が世界中にどれだけ普及しているかを客観的に把握できる。


一般には、クチコミはそれが伝播するプロセスを可視化することは難しいが、こうしたブログパーツを用いれば、そのざわつきがリアルタイムに手に取ることができ、さらにこれによってブロガー達自身も自分が参加している実感を得られるというわけだ。


つまりこれらのブログパーツはクチコミの促進機能のみならず、その広がりの測定、トラフィックの計算、プレイ回数の測定などのあらゆるデータの把握により、クチコミの可視化を可能にすることを意味している。


これぞ、WEB2.0時代のマーケティングツールと言うべきものだろう。


従来は企業が広告を展開する場合はテレビや新聞・雑誌などの既存のメディアに依存していた面も大きい。


しかしこのように企業が消費者に向かって直接情報発信していくメディアを自社で自前に構築するという選択肢が現実のものとなっている時代には、中小企業にとっても、今後さらにWEBの活用によりチャンスが訪れる可能性が高まっているのではと思う。

2008年09月18日 23:15 | コメント (0)
2008年09月29日

【サイト内検索】について

いろんな企業や団体のホームページを閲覧していると、よくホームページの右上隅あたりに検索エンジンサイトのような検索窓がついているのを見かけることが多いと思うが、これは一般に【サイト内検索】と言われる機能である。


実際に利用されれば判るが、設置されているそのホームページ内(サイト内)の情報を検索し、検索キーワードを含むページをそのホームページ中から抽出し、結果表示してくれる機能である。


特にページ数も多く情報量の多いサイトなどに設置すれば、サイト訪問者(ユーザー)にとっても、あちらこちらをクリックしてコンテンツを探す必要がなくなる便利な機能だといえる。


例えば、こんなサイト内検索の検索窓が付いているホームページを見かけられたことはないだろうか?


Google
WWW を検索
kobata.jp/blog/ を検索


これはGoogleが提供しているサイト内検索のための検索ボックスである。


Googleのホームページからソースコードが入手できるので、それを貼り付ければ簡単にサイト内検索機能を追加できる。
⇒Google検索機能の追加ページ http://www.google.com/intl/ja/searchcode.html


実際にこの検索窓で例えば『SEO』というキーワードでこの私のブログサイト内の検索してみていただくとわかるが、その結果には私の書いた記事の中に『SEO』というキーワードが含まれるページを表示してくれる。


しかし、通常のGoogleの検索の場合と同様に、【スポンサーリンク】という、グーグルアドワーズ広告も
表示される。つまり弊社と競合になるような企業の広告が表示されることもあるわけだ。


そこでこうしたGoogleの無料ツールのもとはちがい、自社のページ内の情報のみに限った結果表示が可能な【サイト内検索ツール】については次に紹介したい。

2008年09月29日 08:55 | コメント (0)