木幡社長ブログ

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先週、日刊工業新聞社より取材をうけました。

その取材の目的対象は、弊社が6月28日付で、大阪府より承認を受けた、
中小企業新事業活動促進法に基づく経営革新計画承認新事業である
『漫画等を利用した物語コンテンツの制作』関しての取材です。
 ⇒ 大阪府/経営革新計画承認企業一覧 平成22年6月(ワードファイル)
   

取材を受けて改めて感じたのですが、この新事業の関しては、最近
リニューアルした弊社ホームページでも既に概要紹介はさせていただいて
いるものの、幾分説明が不十分であるので、(今後専用サイトの立ち上げ
公開も予定はしているのですが。。。)

ということで、それまでしばらくはこのブログで
その内容の補足説明を数回に分けてさせていただくこととします。


本事業の特色は、物語(ストーリー)の持つ人の認知行動に与える効用に
着目し、既存のWEBコンテンツ制作の技術を活かしながら、こうした物語
マーケティング技法を取り入れ、さらに、ハリウッド映画にみられるような
共感を生みやすいシナリオ技法や、最新の認知心理学や機能脳科学の
知識も活用し専門性を高めています。

また、一方で産学連携により多くの若手クリエイターの人材登用により
多様性を持つ漫画等を利用した物語コンテンツを比較的安価に制作出来ると
いうのが本サービスの特徴です。


このブログでは、まずは、近年はマーケティング分野や経営組織論の分野でも
注目されている物語の持つ、「伝わり易い」、「記憶に残り易い」などといった
特徴・効用について、具体的にお話していくことにしたいと思うのですが。。。

ただその前に今回第1回目は、プロローグとして、物語の持つ効用が一体いつ頃から
ビジネス分野で注目されてきているのかについてお話したいと思います。

物語の持つ「伝わり易い」、「記憶に残り易い」などといった特徴・効用に
ついては、日本国内では、かの著名な経営コンサルタントである神田昌典氏
なども、数年前より提唱され、神田氏自身もご自身の著書や、ビジネス書の
中でそうしたことによく言及されており、同氏の高い影響力が感じられます。
(ただ神田先生が、物語の効用について師として学ばれたのは、いずれ後述
しますが、日本で唯一のストーリーアナリストといわれる岡田勲先生
のようです。)


また、一方で日本国内でストーリーテリングの効用が近年注目され
始めたのは、いつも各ビジネス理論ブームの火付け役として貢献される
「ハーバードビジネスレビュー」
に2004年発表されたある論文の影響も大きいと思います。


それは、世界銀行の元ブロジェクト・ディレクターで、米国ビジネス分野で
ストーリーテリングの効用を説いた第一人者ともいわれるステファン
(スティーブン)・デニング博士が、経営組織論の観点から「ハーバード
ビジネスレビュー」に論文寄稿した『ストーリーテリング

2010年08月30日 08:50