木幡社長ブログ

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贈答用高級インスタントお味噌汁

自宅の台所で、最中のような和菓子を見つけ、「これ、食べていい?」と妻に聞くと


「それ、最中と違うよ。味噌汁やよ」と言われて驚いた。


「味噌汁って、冗談やろ。(笑)」(私)


「嘘とちゃうよ」(妻)


「そんな訳ないわ。。。えぇっ!!ほんまに味噌汁や!!!」(私)


この和菓子の最中の様なものの正体はなんと、本当にインスタント味噌汁だったのだ。


これは、石川県金沢市にあるお麩の専門店加賀麩不室屋というお店の『ふやき御汁宝の麩』という商品である。


ふやきの最中の中身は乾燥した野菜や花麩やおぼろ昆布などで、お椀に粉末のおすまし御だし汁やお味噌と、親指で麩焼きの皮の中央に穴を開けてお湯を注ぐと、中から細工麩や野菜が顔を出して美味しいおすましや、お味噌汁が出来上がるという訳だ。


宝の麩宝の麩
湯を注いだら穴のあいた面が
裏返ってしまった
ふやきの最中の中から
具が顔を出してくる


同封されているしおりにはこの商品の誕生秘話が記されている。


内容は次の通りだ。


宝の麩のちらし


『宝の麩 誕生のおはなし

それは十数年前の話。当家五代目当主は、子供達の見聞を広めさせようと彼らを海外へ留学させました。しかし海外で心配なのは食のこと。子供たちの健康を考えた母は、日本の味を手軽に食べられるように、また栄養にも配慮して、乾燥させた野菜や麩などの沢山の具をふやきの最中につめ、金沢風の味にしたおすましの粉末のだしを沿えて母心で送ったものが「宝の麩」の元となりました。
それを、子供達が知人にお分けしているうちに当地に住む日本人の間で「手軽でおいしい。ふやきに穴を開けてお湯を注ぐと、中から次々と具が出てくる様子が楽しい。」と話題になり、贈り物として依頼されたことをきっかけに、商品として発売することになりました。
名前は、ふやきの中に色とりどりの具が入っている様子を宝箱に見立てて、「宝の麩」としました。』


と、しっかり「ストーリーテリング(物語が語られて)」されている。


ひとつ200円程度で高いものは473円といずれもインスタントのお味噌汁としては非常に高価な感があるが、贈答用としては手頃感もあり、ちょっと変わった面白さで贈答品としての人気は高そうだ。


これぞまさに『ブルーオーシャン的商品』ではないか!?


【加賀麩不室屋オンラインショップ】http://eshop.fumuroya.co.jp/

2008年09月15日 23:59
コメント(1)

東川:

加賀麩 不室屋は金沢の伝統あるお店でして、私も父が金沢の生まれですので、小さいこれからよく口にしたものです。
又、旅行の時はお土産として重宝にしています。
ブログ、日々の出来事でも・お子さんのことでも発信してみたらどうでしょう。

投稿者: 東川 | 2008年09月18日 04:30
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