[趣味・プライベート] カテゴリー
2008年07月06日

趣味のオーディオをマーケティング的に考えてみた

今日は休日なので少しだけプライベートな領域の趣味の話をしてみたい。

私の趣味の中でもここ数年来、一番関心のあるものといえばオーディオなのだ。
がしかし、このオタクな領域のマニアックな話をいきなり具体的に話をしたところで、こうした事にあまり関心のない方には退屈な話でしかないだろうから、このブログでこの趣味領域のことについて語る場合にも、ほどほどに、必ずマーケティングの視点か、WEB分野の視点で何かを紹介することにしておこう。

さて、オーディオというものが趣味といっても、一般の方の中には、音楽を聴くステレオ装置がなぜ趣味の領域に入るのかと理解出来ない方もあるかもしれない。

またこうした機械ものの世界は、やはりどういうわけか、圧倒的に男性分野の趣味ジャンルのようであり、従ってオーディオ趣味の人で妻帯者の方は、大抵、奥方には金のかかる道楽としか思ってもらえないのが、一般的なようである。


まあそれはともかく、改めてこのブログの記事として、マーケティングの視点で趣味のオーディオを考えようとしてみると次の疑問が湧き上がった。


いったい自分と同じようなオーディオを趣味とする人の、趣味人口はどの程度いるのだろうか?


そこで趣味人口を憶測する方法を考えてみると、まず思いつくのは、専門雑誌の種類とその発行部数がどの程度かということだ。

オーディオの専門雑誌の種類については、さすがに自分の興味分野だけに詳しいところだが、自身が欠かさず定期購読している雑誌だけでも、月刊誌1誌と季刊雑誌が4誌の計5誌もある。
一般に雑誌の種類を調べる方法としては、大型書店や図書館に出向くのもいいが、雑誌ネット雑誌のオンラインショップ fujisan.co.jpで探すのが良いかと思う。

しかし、では雑誌の発行部数は?となると、これは雑誌出版社に直接尋ねればいいのかも知れないが、ひとまずネット上でリサーチする方法がないかと考えると、社団法人日本雑誌協会という団体があり、ここで代表的な各誌の発行部数が公表されている。
ちなみにオーディオ雑誌としてはかなり技術寄りの「MJ無線と実験」という月間雑誌が6万部とのこである。


その他の方法を考えると、年に何度か東京や大阪で開催されるオーディオ・ショウ展示会の来場者数は何名ぐらいか?ということに視点が移り、これもネットリサーチしたが、大阪の日本橋オーディオ店会が昨年主催の展示会来場者数は2日で2,176名とのことだ。


では、市場規模はどの程度なのか?
恐らく厳密には販売流通の何らかの定量的な数値を入手できればいいのだろうが、これについてもネットリサーチで情報を入手できないかと探したところ、あるマーケティング会社が調査したレポートの概要のみが下記に公開されていた。

2007年度MDB市場情報レポート「高級オーディオ」抜粋版
市場規模は2006年度で332億円、ここ数年年率4.5%づつぐらいの増である。


また工業製品の工場出荷生産数と金額は、経済産業省の工業統計調査からも判断できるだろう。もちろんこちらも公的調査資料だからネットで閲覧ダウンロードが可能だ。

こう考えると、ネットでもある程度のことは調査可能だといえる。

この他には実際に小売店舗の売り場面積の動向や、メーカーの新製品情報などで市場の動向はある程度推測できる。趣味の分野だと敏感になりやすいので、実際、近年高級ホームオーディオの市場は活況であることを、私自身実感しているが、いろいろ調べるとそれを裏付けるデータが探せるものだ。

というわけで、今日は趣味のオーディオの話をするつもりが、すっかりマーケティングの話になってしまった(笑)

2008年07月06日 23:58 | コメント (0)
2008年07月26日

私のスピーカーのストーリー

前にもご紹介したが私は、高校生時代からのオーディオ好きである。
大学卒業後社会人になって以降暫くブランクはあったが、また何年か前に復活し今に至る。しかし、また結婚して子供が出来たので、暫くはまた凍結だろう。(苦笑)


さて、一昨日、紹介したセス・ゴーディンの新刊書「マーケティングは嘘を語れ!」は、物語の重要性がテーマであったが、自分自身のことを振り返ってみると、趣味の分野でまさに物語に惹かれ、買い物をしていたことを思い出した。


それは私の所有する愛機、Cadenza(カデンツァ)と言う名のスピーカーの物語である。


もう数年前になるが、私は新しいスピーカーが欲しくて購入を検討していた。
望んでいたのはマンションという住環境で、コンパクトながらも、豊かな音が得られるスピーカーだった。


当初は、イギリスのKEFというメーカーのKHT9000ACEという型式のスピーカーが、候補となり、実際その機種を大阪日本橋のオーディオ専門店に試聴しに行った。


そのスピーカーに興味を惹かれた理由は、スピーカーには珍しく、薄くてコンパクトなアルミダイキャストボディに活性炭をつめることにより、スピーカー内部の容積が、1.7倍に相当し、それにより形状からは想像出来ない豊かな音が得られるという情報を入手したからだ。


こうした変わった造りのスピーカーというだけでも、十分話題性があり、この話を聞けば、あまりオーディオに関心の無い人でも少しは興味を感じはしないだろうか?


実際に試聴し、確かに良い音で大変気に入り、「よしこれにしよう!」と半ば決めながらも、その日はもともと視聴のみのつもりであったので、後日改めて購入するつもりで気をよくして店を出た。


その後、2軒続きの隣のオーディオ専門ショップもついでに覗いたのだが、ここで実はさらに物語性の強い、それまで全く名前も知らなかったメーカーのスピーカーに、さながら運命のごとく出会うこととなる。


マイクロピュア Cz102マイクロピュア Cz102

そのショップに入り、何をという訳でもなく、2階のフロアに上がると、店の奥の試聴室から、実にリアルなサクスフォン音とドラムの音が聴こえて来て、思わず驚いてカーテンの向こうの試聴室に入ると、一般にブックシェルフ型といわれる極普通のコンパクト小型スピーカーからとんでもない音が出ているではないか!


思わず聴き入り、「何処のスピーカーですか?」とお店の人らしき方に聞くと、その人はお店の方ではなく「パストラルシンフォニー(現在社名はマイクロピュアと変更されている)というブランドで、私が製作者です。」と言われるではないか!

まさか製作者(福田三恭司氏)ご本人とは思いもよらず、さらにいろいろとお話を伺った。


元々ご本人はPAというコンサートやライブまたレコーディングスタジオ等で音響技術に携わるお仕事をされていたが、普段、実際の生演奏の音と、モニター用スピーカーの音とのギャップを感じながら、ご自身で最初は趣味でスピーカー工作をされていた。


するとある時、工作作業中に、ふとした拍子に手元を誤って、手に持っていたマイナスドライバーを落としてしまい、それがスピーカーユニットと、それを取り付けるエンクロージャーと言われる四角い箱の間に、すっぽりドライバーが刺さり、するとその途端に驚くような音が鳴り出したそうだ。


その後、研究、試行錯誤を繰り返すうちに、その構造上の微妙な隙間があることでこの音が再現されることを付きとめられ、それがこのスピーカーの特許であり、この音の秘密だと言われた。


そして、その製作者ご本人は、箱の木の材質も吟味され、このスピーカーをガレージメーカーとしてお一人で一から制作され、今では大手テレビ民放キー局のスタジオモニターとして採用されたり、名古屋で開催された愛・地球博覧会の日本政府館にも採用されるまでになったと言われる。


そしてこのCadenza Cz102 といわれる同社のデビューモデルは、「“100 年かけて育った木は100 年以上使い込める物へ”というヨーロッパの伝統家具工芸の思想から学び厳選したナラ材の単板からハンドメイドで作り上げています。ですのでお届けできるのは受注後、1ヵ月後になります。」とのことだった。


また、「このスピーカー作りは大変ですが、長寿のナラの木の香りの中で仕事をしているといつの間にか疲れもなくなります。」ともお話下さった。


私はその素晴らしい音と、製作者本人の福田氏が語る熱い思いの物語に、思わずその場で、注文をしてしまっていた。


そして、福田氏は「ありがとうございます。私の作ったスピーカーをこうしてご注文を頂くと、それこそ愛娘の嫁ぎ先が決まったような気持ちでとても嬉しいです。これでこの機種は、大阪では4番目のオーナー様です。」と教えてくださった。


その後、同社はアメリカのオーディオショウでも絶大な評価を受け、今では日本の新鋭スピーカーの中でも、異彩を放つ人気のメーカーとなられた。


この物語は、私が、既に直前にこれに決めたという購買動機を完全に覆し、予約注文させるほどの力強いストーリーだと思うが、ただ、それは単にその物語が強力だと言うだけではなく、セス・ゴーディンが言うようにこの製品が真に優れたホンモノの製品であり、製作者の真摯なものづくりの姿勢に私が心を打たれたからでもあると思う。

2008年07月26日 23:56 | コメント (1)
2008年08月09日

洗濯機の買い替え

我が家の洗濯機は少し前よりどうも調子がよくない。


もともと妻が独身時代から使っているもので、本体を見ると、96年式となっているので、もうそろそろ買い換えても良い時期だろう。


それに、ここ5ヶ月は以前にもまして、赤ん坊の布オムツを毎日たくさん洗濯するので、洗濯頻度が多くなり、それこそ洗濯機が使えないと、たちまちオムツに困るので、早速、今朝は朝から洗濯機選びをすることになった。


自宅最寄の家電販売店といえば天満橋の京阪モール内にあるミドリ電化で、ここなら当日配達もしてくれる。
しかし開店時間の午前10時までには、まだ時間があるのでまずはネット検索だ。(笑)


検索キーワードを「洗濯機 比較」すると、製品比較サイトが幾つか検索される。


価格.com サイトECナビ
価格.com-洗濯機ECナビ-洗濯機の選び方


代表的な製品比較サイトは、ECナビ価格.COMである。
これらはいずれも大変参考になる。これらのサイトはユーザー志向のサイト作りをする際にも参考なるので、ホームページをお考えの方にも閲覧をお勧めする。


これらのサイトで現状の洗濯機の種類と価格相場観をつかみ、口コミ情報を参考にした上で、ある程度の購入候補を持ちながら、家電量販店に向かい、結局は店舗で販売員の方の意見を参考に、松下電器の製品で展示現品特価品を購入することに相成った。

2008年08月09日 23:07 | コメント (0)
2008年08月10日

妻の郷里、和歌山帰郷(お勧めスポット「とれとれ市場」)

昨日今日と妻の実家のある和歌山県の田辺と、和歌山市内に住む妻の94歳になる祖母の所へ、生後半年の赤ちゃんを連れて出かけていた。


以前は和歌山県の田辺や白浜といえば大阪から車で4時間近くかかり、東京に新幹線で行くよりも遠いイメージがあったのだが、2003年の12月に御坊〜みなべ間の高速が開通し、昨年末にはさらにみなべから紀南田辺まで阪和道が延びて、白浜までも田辺からバイパスを経由すれば、大阪市内からでもスムーズに走れば、充分2時間強程度でアクセス出来るようになった。


休みが長いところは、9日からお盆休みというところもあり、昨日はお盆の帰省ラッシュには巻き込まれたくないので、時間をずらして夕方の16時前ごろに大阪を出発したのだが18時には、田辺に到着していた。


ところで、今朝は8時半に、白浜にある「とれとれ市場南紀白浜」という樫田漁業協同組合が経営する海鮮海産物市場へ行き、そこで朝食と自宅用のお土産ものを買いに寄った。今日はそこでのお勧め朝食と、私のお気に入りの品をご紹介したい。


とれとれ市場 サイトまぐろ解体
とれとれ市場南紀白浜まぐろ解体コーナー


ところでまずは、その「とれとれ市場」の紹介だが、ここは西日本最大級という総敷地面積15000坪という、大きな海鮮マーケットで、では「まぐろの解体ショウ&即売」や生簀と水族館並みの巨大水槽があるなど、家族連れで、行くだけでも楽しめる設えがいろいろされている。


実際、今日も日曜なのもあるが、朝開店早々だというのに大変な盛況振りである。

シラス丼
さて本題の朝食だが、市場の中の喫茶コーナーのような飲食店で頂いたのだが、この和歌山名物の【シラス丼】なのだが、これが安くて実に旨い!!
キンピラ牛蒡の小鉢と味噌汁、漬物と食後に、コーヒーや紅茶がついて650円とお勧めである。土・日限定で開店の8時半から10時までの限定食というメニューだ。


太刀魚みりん干

さらに、前回訪れた際に購入し、あまりの美味しさに、その後、義母にリクエストしたほどの一品は【太刀魚のみりん干】である。今回もしっかり購入した。


この記事を書く際に、「とれとれ市場」のホームページを確認すると、どうやらネット販売もしているようだ。

2008年08月10日 22:34 | コメント (0)