[SEO(検索エンジン対策)] カテゴリー
2008年07月07日

チームマイナス6%に参加しませんか?

七夕の今日から北海道洞爺湖サミットが開幕した。

今回のサミットでは先進国首脳G8以外にも、中国、インド、アフリカ諸国などを加え、過去最多の22カ国の首脳が参加する。

主な議題テーマとなるのは、今世界的に問題となっている原油や食料価格の高騰、地球温暖化問題ようだ。


そのテーマの1つの地球温暖化問題であるが、この問題については、是非一度、判り易く解説された次のサイト参考に見てほしい。 http://www.team-6.jp/warming/


この問題を解決すべく10年前の1997年12月11日、京都市で国際会議が開かれ、地球温暖化防止の施策として、世界的な温室効果ガス削減目標を掲げた「京都議定書」が議決された。

しかし米国が反対し、ロシア連邦は見送っていたのでその発効は遅れ、ロシアがその後2004年に批准したことにより、ようやく2005年2月16日、「京都議定書」が発効した。

そして、日本は2008年から2012年の間にCO2などの温室効果ガス排出量を1990年にくらべて6%削減することが義務づけられた。

日本では、本年2008年4月から、第一約束期間に入っているが、しかし、日本に課せられた目標に対して、1990年に比べ総排出量は、逆に6.2%上回っているのが現状なようだ。

チーム・マイナス6% webサイト
チーム・マイナス6% webサイト

そこで、これではいかんということで、国民あげての運動にすべく、政府は、我が国の温室効果ガス6%削減の約束達成に向け、国民一丸となって取り組む大規模な地球温暖化防止国民運動を「チーム・マイナス6%」として推進PRするようになった。

「チーム・マイナス6%」は、日本の国家目標を実現するだけではなく、将来にわたる豊かな生活環境を維持・継続させるため、一人ひとりが小さなアクションを起こし、大きく展開していくためには、「みんなで楽しく」行動していくことがとても重要だという観点で、この運動に賛同し、具体的な温室効果ガスの6%削減活動に取り組む個人、企業、団体は、申請すれば誰でも「チーム員」となれる。

それぞれが、チーム・プレイヤーであり、各企業、団体にとっては、これまでに取り組んでいる環境活動を一般の人にわかりやすくPRすることで、この運動をどんどん推進して行こうというものだ。


弊社も先日、会社としてこの運動に参画することにした。


具体的な申請方法は「チーム・マイナス6%」のホームページをご覧戴きたいのだが
求められる具体的なアクションプランとしては次の6つ。


ACT1:温度調節で減らそう (冷房は28℃、暖房時の室温は20℃にしよう)
ACT2:水道の使い方で減らそう(蛇口はこまめにしめよう)
ACT3:自動車の使い方で減らそう(エコドライブをしよう)
ACT4:商品の選び方で減らそう(エコ製品を選んで買おう)
ACT5:買い物とごみで減らそう(過剰包装を断ろう)
ACT6:電気の使い方で減らそう(コンセントからこまめに抜こう)


こうしたアクションについて自社での取り組みを申請し、参画すると自社の
ホームページに「チーム・マイナス6%」のバナーを掲載し、PR活動にも協力できる。


さらに、「チーム・マイナス6%」のホームページからもリンクしてもらえるという特典がある。


この国民的運動サイトからの被リンクをして頂けるメリットは、ホームページを持っていてSEO(検索エンジン対策)を意識している人にとってはとても有益なものだと言える。

そうした意味でも、是非、この運動に参加をお勧めする。

2008年07月07日 20:22 | コメント (0)
2008年07月08日

Yahoo!JAPAN ビジネスエクスプレス カテゴリ登録について

本年2008年1月1日にYahoo!JAPANのTOPページは様変わりし、10年以上の長年馴染みであったカテゴリ分類がとうとうTOPページからなくなり、右上の「カテゴリ一覧」からの別ページへのリンクとなった。


この変更以前には、2005年10月3日に、Yahoo!ショックとでも言うべき、Yahoo!の検索結果表示の仕様変更が突然大幅に行われた。

Yahoo!JAPAN webサイト
Yahoo!JAPAN webサイト

ご記憶の方も多いと思うが、従来はキーワード検索結果ページに最初に表示されていたのは、ヤフーが審査して合格したサイト、いわゆる「カテゴリ登録サイト」が最初に表示されていて、次にその下に、「ページとの一致」という、ロボット型検索エンジンのYST(Yahoo! Search Technology)の検索結果(さらにYSTが採用される前はgoogleの結果)が表示されていた。

がこの日以降は、最初の検索結果表示はYSTの結果のみとなり、カテゴリ登録サイトは検索キーワードを入力する枠の上の「登録サイト」を選んで始めて表示されることとなった。


というわけで、この2005年10月3日のYahoo!ショックで、それまでカテゴリ登録で上位表示されていて反響があったサイトがいきなり上位表示されなくなったという事態が発生し、対応に苦慮したところも多かった。


今回のYahoo!JAPANのTOPページからカテゴリ分類がなくなった事は、この時ほどの影響は考えられないが、ますますカテゴリ登録の価値が下がったかのようにように思われる。


確かに、逆に2005年10月3日以前は、Yahoo!カテゴリ登録が、SEO(検索エンジン対策)上は、絶大な効力を発揮したともいえるが、
では、Yahoo!JAPANへのカテゴリ登録はその効果をほとんど失ったのだろうか?


以前の効力ほどではないが、SEO対策上、実は今でもその効果は大きいといえるので、弊社のクライアントには、私は今でもヤフーカテゴリ登録をお勧めしている。


詳しくは、Yahoo!JAPANの解説をごらん戴きたいが、概要のみ少し説明すると
現状、一般企業の商用サイトは「ビジネスエクスプレス」という申請でのみ受け付けられる。


健康・美容に関連するサイトやアダルトサイト・出会い系サイトや探偵業など個人対象の調査サービスなど以外は登録審査料が52,500円となっていて、審査結果は7日営業日以内に通知される。

あくまで登録審査なので、登録が確約されているわけではないが、もし登録条件を満たさない場合もその根拠と対応策が提示されることもあり、30日以内であれば手直しをして1度だけ再審が可能である。

また一度登録が承認された場合でも、掲載内容に問題がある場合は同様に30日以内であれば1度だけ変更依頼が可能である。


さて、話は戻って、今でもヤフーのカテゴリ登録が、SEOに有効な理由は次の通りである。


1)人気サイトからの被リンクがSEO上効果がある点は、今も変わらない。従って
Yahoo!JAPANが国内最大級の人気サイトであるからには、ヤフーに登録されていること自身が、SEO対策上、今も価値をもっているといえる。


2)Yahoo!JAPANでは、YST(ヤフー独自のロボット型検索エンジン技術)を主にした今でも、カテゴリ登録サイトのプライオリティ(優先度)は高いと考えられる。
(お得意様を優先したいのは当然のことだろう。)


3)ヤフーカテゴリ登録サイトは、登録サイト検索をするとカテゴリ名、サイト名、サイト解説文内に含まれるキーワードが主な検索対象となるが、これらの何れかに重要なキーワードを含む場合、YST上でも効果が現れやすい。


これらの詳細理由については、後日また詳しく解説したい。

2008年07月08日 20:02 | コメント (0)
2008年07月09日

Yahoo!JAPANカテゴリ登録のメリット

昨日に引き続き、Yahoo!JAPANカテゴリ登録のメリットについて今日は説明してみたい。


昨日、Yahoo!JAPANカテゴリ登録が未だに検索エンジン対策(SEO)上で、非常に有効である理由を3つ挙げさせていただいた。


1つ目は、Yahoo!JAPANが国内最大級の人気サイト(利用頻度の高いサイト)であり、そこからリンクを得られること(被リンク)がSEO上効果が高いといえること。


2つ目は、Yahoo!JAPANのロボット型検索エンジンYSTのアルゴリズム(法則性)においてYahooカテゴリサイトであることは有利だと考えられること。


そして3つ目に、Yahooカテゴリに登録された場合、そのカテゴリ名、サイト名、サイト解説文の中に、そのサイトにとって重要なキーワードが含まれている場合は特に、YST上でも有効に作用すること。


私は、現時点においてはこれらのことが、言えるのではと考える。


まず1つ目の、人気サイトからの被リンクという点だが、この点についてはSEO上有効であることは良く知られている。


人気サイトであるかどうかという基準は、Google Page Rank などが参考指標になる。

このグーグル・ページ・ランクというのは、Googleから無料のgoogleツールバーをダウンロードしてインストールすると、アドレスバーの下にgoogleツールバーができ、この中ほどにあるPage Rankのボタンの緑のバーがそれである。

マウスのポインタを合わせると、「PageRankはGoogle特有の機能で、ページの重要度を示します(6/10)」などと出る。

この6/10がその指標だが、ページランクのついていないページや2〜3のページは数多く、逆に8以上は殆どないので、4〜8ぐらいまでが比較的高いといえ、重要度が評価される。

まだ、googleツールバーを試したことのないかたは、一度、是非入れてみていろんなページのページランクを見られれば良いと思う。

こうした高ページランクのところからリンクをもらうことはとても有効というわけだ。
一昨日、私がチームマイナス6%の登録企業ページからリンクされたことが、SEO効果があるといったのもその理由からだといえる。(チームマイナス6%のリンクページは6/10である。)


さて、Yahooのカテゴリページだが、実際はページランクが低い場合やページランクがついていない場合もあるが、下階層ページからのリンクであったにせよいずれにしてもYahooそのものが人気ページであることには変わりはない。故にその効果は無視できない。

次に2つ目の、YahooカテゴリサイトがのYSTのSEO対策上で、幾分プライオリティが高いことは事実である。

というのもヤフーカテゴリ登録サイトは少なくともヤフーが審査してその基準にクリアして認められた訳であるからその意味でも当然だろう。


そして最後の3つ目の理由だが、これは、Yahoo!カテゴリに登録されたサイト解説文(40字以内)にキーワードがうまく含まれていたり、特に商圏エリアが大阪などの地域キーワードが重要なところなどにはそれなりの効果がえられるのではと思う。


というのも、例えば弊社(株)ウィザードもヤフーカテゴリには


大阪市北区 > ホームページ制作会社
ウィザード
ホームページ制作。企画、制作、運営、SEOのトータル支援。


と登録掲載されている。


カテゴリ名はこの場合「大阪市北区 > ホームページ制作会社」
サイト名は「ウィザード」
サイト解説文「ホームページ制作。企画、制作、運営、SEOのトータル支援。」


であるが、カテゴリ名に含まれる“大阪”や“ホームページ制作会社”といった重要キーワードも、単にそのカテゴリに登録されているというだけでは効果は薄いが、その他のSEO対策と作用して効果をあげることが考えられる。


ちなみに、本日2008年7月9日現在、「ホームページ制作会社 大阪」では Yahoo!JAPANのウェブ検索では弊社は1240万件中第2位である。

2008年07月09日 23:50 | コメント (0)
2008年07月31日

「Jリスティング」カテゴリ登録

先般、Yahoo!JAPANのカテゴリ登録を話題にさせてもらったが、Yahoo以外の有料のカテゴリ登録審査サービスには、他に、「クロスリスティング」や、「Jリスティング」などがある。


これらの有料カテゴリ登録審査サービスはSEO(検索エンジン対策)上、効果が高いことは先日も述べたが、今日は、「Jリスティング」についてコメントしたい。

JリスティングJリスティング webサイト


Jリスティング」は、ライブドアの100%子会社で、提携パートナーとしてlivedoorや、AOL、GYAOなどのプロバイダー系のポータルサイトのほか、FresheyeやTBSやauoneなどの9種類の検索サイトにカテゴリ登録が可能な審査サービスを提供している。


登録審査料金はJエントリーサービスの一般サイトで42,000円税込みである。


現在は、以前より提携パートナーが減少したものの、Yahoo、X-Listingに続いてSEO対策の一貫としてお勧めできる。


また、Jリスティングの営業メールから得た情報だが、特筆すべきは、Jリスティングはトップページだけでなく、サブページの登録も受け付けているようだ。サブページの登録には一定条件が必要なようだがSEO上は効果が期待できそうだ。


このカテゴリ登録の際のサブページの概念についてはまた改めて紹介したいと思う。

2008年07月31日 23:12 | コメント (0)
2008年08月01日

サブページのカテゴリ登録について

昨日は有料カテゴリ登録審査サービスの「Jリスティング」についてご紹介した。
その記事の中で、サブページ登録ということについて触れたが、このサブページ登録の意味について今日は詳しくお話したい。


一般に、サブページとは、ホームページのTOPページに対して、TOPページからツリー構造にリンクされた、2ページ目以降の下階層にあるページである。


つまり、会社案内のホームページでTOPページに、「業務案内」というメニューボタンがあり、クリックして開いた2ページ目はサブページであるということだ。


その次の3階層目以降もサブページと言われるので、実際は、TOP以外の全てのページがサブページとして総称される。


ただ、今回ここで話題とする「サブページをカテゴリ登録する」という場合の、サブページの概念は、TOPページ以外の全てのページではなく、主にテーマ・カテゴリ分類された【見出しとなるページ】といえる。


【見出しとなるページ】とは、具体的には、弊社のホームページ内の制作実績のコンテンツで、製造業の分類ページ http://www.wizard.ne.jp/jisseki/sizougyou.html があるが、このような、制作実績〜製造業〜 というような、【テーマ・カテゴリ分類されたページ】のことである。


つまり、カテゴリ登録にむいたサブページとしては、【テーマ、ジャンルなどに分類された区別されやすい、見出しとなるページ】であるといえる。


例えば、不動産業などの場合、物件情報は通常、地域エリアで検索される場合が多く、大阪、兵庫、京都などの都市や、さらにもっと細かいエリア毎に区分し、見出し別けして情報掲載されることが考えられる。


実際、検索時にも「北摂 分譲地」などのキーワードで検索されることが考えられるが、このように検索すると、そのエリアの情報を集約して掲載されたページが上位表示されると思うが、これらのように【テーマ・カテゴリ分類されたページ】をカテゴリ登録することで、有力サイトからの被リンク数の向上によるSEO効果の期待と、高いアクセス数を誇るポータルサイトからのユーザー導線が期待できるという訳だ。


ただ、カテゴリ登録に関しては、弊社の制作実績ページのような、単に【ジャンル毎に見出し別けされたサブページ】よりも、さらにその【区分別けされたテーマに関する情報が充実したページ】が望ましい。


こうしたあるテーマについて限定して絞込み、狭く深く充実した情報を掲載したサイトを【テーマサイト】と呼ぶ。
この【テーマサイト】について、次はお話したい。

2008年08月01日 23:49 | コメント (0)
2008年08月02日

テーマサイトの薦め

昨日はSEO対策上で効果が高い「サブページのカテゴリ登録」ということについて述べた。
今日はさらに、カテゴリ登録をするのには、より相応しいともいえる【テーマサイト】について書いてみたい。


さて、昨日も述べたが、テーマサイトとは、ある分類別けされたカテゴリのテーマについて、専門特化して情報を充実させたサイトのことである。


企業経営戦略の手法として、自社の事業領域(ドメイン)を絞り込んで、そこに資本集中投下するコア・コンピタンス経営戦略や、マーケティング分野では、顧客ターゲットを絞り込むことや、専門性を高めることで、他社との差別化をはかり、強みを強化する戦略がとられることがある。


テーマサイトの概念は、これらの企業戦略と同様であるといえる。


つまり、WEBサイト上の情報を、あるテーマでくくり、細かく絞り、さらに深く充実させることで、あるニーズをもったユーザにって、とても便利で有益な情報を提供する戦略サイトとしての位置づけがされる。


こうしたあるテーマ分野で情報が充実したテーマサイトで、かつ、特定のユーザにとって利用価値が高いテーマサイトを、バーティカルポータルサイト(vertical portal site)ボーダルサイト(votal saite)と呼ぶこともある。


バーティカル(vertical)とは、「垂直な」の意味で、ポータル(portal)は「入り口の」という意味であるから、バーティカルポータルサイトやボーダルサイトというのは総合ポータルサイトに対して専門ポータルサイトという意味となる。


こうした専門テーマサイト(ボーダルサイト)では、対象となるユーザーが限定されるため、効果的なマーケティングが可能となると言えよう。


それでは、ここで、具体的なこうした専門テーマサイトの事例として、私が過去にクライアント企業にご提案し、弊社が制作させて頂いたWEBサイトの事例をご紹介しよう。


東京にある(株)ライブラリー様は、画像処理パッケージソフトの開発及び販売とそれらに付随するハードウェアについても手がけられるメーカーである。


モーションキャプチャー実践入門ガイドモーションキャプチャー実践入門ガイド webサイト


同社の画像処理パッケージソフトは、主には、ものの動き等を解析するソフトで、大学等の研究機関や、大手企業の研究開発部門で、人間工学やバイオ・医療などの解析分野の研究に利用されている。


そして、そのソフトを利用するに当たっては、モーションキャプチャーといわれる画像解析法が利用されるケースが多い。


しかし、そのモーションキャプチャーシステムの具体的な利用方法については、これまで詳しく解説されたサイトも少なく、一般には広く認識されていない技術でもあり、画像解析の初心者の研究者にとっては判りづらいものであった。


そこで、私がご提案したのは、モーションキャプチャーシステムを使い慣れない入門者の方(同社にとっては、今後の潜在顧客層でもある)に対して、これらの利用方法を判り易く丁寧に説明したモーションキャプチャーの知識情報テーマサイトの構築である。


そして出来たのが、「モーションキャプチャー入門実践ガイド」というサイトである。


これからこの道のプロとなる方々にとって、その専門分野での最初のわかりやすい解説は、その人にとっての最初のバイブルとなる。


さらにこのサイトでは、あえて(株)ライブラリー社の製品広告は表に出さず、企業色を薄め、運営会社としての紹介に留めて中立的な立場のサイトとすることで、公益性を出している。


そうすることで、SEO対策上も、重要キーワードの「モーションキャプチャー」で上位検索されるサイトとして成果を上げている。


マーケティング志向で、企業イメージのブランド化と、SEO効果を高めた戦略的テーマサイトの一つの事例である。

2008年08月02日 23:09 | コメント (0)
2008年08月04日

キーワードについて考える

今日はWebマーケティングを左右する【キーワード】について書いてみたい。


以前このブログで、「AIDMAからAISCEASといわれるが。。。」というお題で、購買プロセスの法則の記事を書いた。


そこでも記したように、インターネットが普及した現代には、新たに Search (検索)というプロセスが加わり重要な位置を占めるようになった。


今や判らないことや、興味を感じたこと、知りたいことは何でもインターネットでキーワード検索するというのが定着し一般化している。


その Internet Search (インターネット検索)の際に、使われるのが、【キーワード】だが、この【キーワード】については、顧客視点で考えることがとても重要になる。


実際に、インターネット検索に利用されるキーワードにどういったものが使われるのか?


それを知るのに以前重宝したのは、オーバーチュアの「キーワードアドバイスツール」という無料で利用可能なサービスであった。
ここでは、毎月、知りたいキーワードと、それに関連づいたキーワードの検索数を調べることができた。しかし、残念ながら、昨年2007年の5月でサービスを終了した。


その後、キーワードアドバイスツールに替わるものとして良いものはないかと私も探していたが、オーバーチュアのサービス終了からちょうど1年経て、今度は、クロスリスティングが有料で同様のデータを提供始めた。


それは「キーワードハンター」というサービスだ。


キーワードハンターキーワードハンター webサイト
利用価格は、ベーシックプランが、31,500円で1,000ポイント、1検索あたり1ポイント(有効期限6ヶ月)ということで、1,000回検索が可能なようだ。


特筆すべき最大の特徴は、「キーワードアドバイスツール」になかった過去の検索履歴が調べられるところだ。


その上のプレミアムプランは業者向けで、複数のキーワードをまとめてCSVダウンロードできる機能があるようだが、150万と非常に高額だ。


この他にも無料で利用できるものとしては、Google AdWordsの「キーワードツール」や、事前のユーザー登録で利用可能な「フェレット」、「キーワードアドバイスツールプラス」などがある。


これらを利用することで、検索に使われるキーワードの動向を知ることができる。


これらから、ユーザーの関心事や、その視点を把握することが重要だといえる。

2008年08月04日 23:40 | コメント (0)
2008年08月05日

キーワードについて考える(その2)

昨日は検索キーワードの動向を知る上で参考となるサイトをいくつかご紹介した。


一方で次に自社サイトにYahooやGoogleなどの検索エンジンサイト経由で訪れる来訪者がどのようなキーワードを使って来訪したかは、通常、アクセスログ解析により知ることができる。


アクセスログ解析については、また改めて別の機会にご説明したいと思うが、レンタルサーバを利用されている場合は、標準サービスかもしくはオプションサービスで、ある程度のアクセスログ解析機能が提供されている場合も多いので確認してみて欲しい。


ところで、昨日も検索キーワードについて考える際には、ユーザー視点で考えることが重要であると述べたが、この来訪キーワードを眺めるだけでも、ユーザーがどんな情報を求めて自社サイトを訪れたのかをある程度把握できる。


例えば、「ホームページ制作会社 + 大阪」や「フィットネス + インストラクター + 募集 + 大阪」、「格闘技 + 護身術」、「ホームページ制作 + 価格」など、検索キーワードを眺めていると、そこからユーザーの関心事が推察できる。


ただ、このアクセスログ解析から得られる検索キーワードは、当然ながらそのキーワードが自社のホームページのどこかに記載され、本文中に利用されているキーワードにヒットするものである。


従って、場合によっては昨日ご紹介したキーワードの検索動向を知るサイトで知り得た検索数が多いキーワードが、自社サイトのアクセスログ解析結果に出現して来ない場合は、そのキーワードがホームページで利用されていないための機会損出のケースも考えられる。


この場合は、キーワードの見直しと、ホームページ上への対策を検討するべきかもしれない。


また、さらに詳しいログ解析を行うことで、各ページ毎に来訪キーワードをチェックしたり、閲覧参照時間とキーワードを細かくチェックしたりすることで、来訪数が多い検索キーワードに対して参照時間が短いページはそのキーワードに関する情報が不足しているとも言えるので、掲載内容(コンテンツ)を充実させる必要があるといえる。


この様に、昨日紹介した検索キーワードの動向調査が可能なサイトと、自社のアクセスログ解析を双方うまく活用することで、顧客視点と、顧客動向がある程度憶測できるのである。

2008年08月05日 23:28 | コメント (0)
2008年08月06日

キーワードについて考える(その3)

「自社にとっての重要キーワードが何であるか?」ということについて定義することは、自社のホームページをより効果的なものにするためにとても大切なことである。


さらに出来れば、数多く挙がりそうなキーワードの中でも、まずは、最も大切な【最重要キーワード】が何であるかについて、必ず1つか2つに絞り込んで頂きたい。


というのも、現在、WEBマーケティング上で最重要ともいえる検索エンジン対策(SEO)を考える上では、欲張って多くのキーワードで、それぞれ上位検索を狙おうとしても実際には難しいからである。


そこで、限定して絞り込まれた最重要キーワードについては、ホームページ構造上でのSEOチューニングを施し、その他のキーワードについては、オーバーチュアGoogle AdWordsなどのPPC広告(クリック課金型広告)を併用されることをお勧めする。


また、【最重要キーワード】を選定することは、マーケティングの分野の用語で、USP(Unique Selling Proposition)といわれる「自社ならではの独自の強み」を考えることや、以前に紹介したBASiCS理論の各要素を考えることにも通じる。


また、一昨日と昨日のブログ記事で、キーワードについて考える際に、キーワード選定支援のための各種ツールと、アクセスログ解析の活用をご紹介したが、いずれを活用する場合も、常に顧客の視点で考えることに留意することが最も重要なポイントとなる。


がしかし、この顧客の視点のキーワード選定が意外と難しい。
では実際に、顧客視点のキーワード選定を、具体的な事例でもってお話したい。


ある住宅リフォーム会社があり、そこはお風呂の設備リフォームが最も得意であった。


そこで、当初考えられた最重要キーワードは、同社で最も修理工事件数の多い風呂釜の修理を取り上げ、『風呂釜 修理』が挙げられた。


しかし、キーワード選定ツールなどから見ると、実際に検索数の多いのは同社が当初選んだ『風呂釜 修理』ではなく『風呂 修理』であった。


考えてみれば、リフォーム専門会社にとっては、お風呂の中でも、実際に壊れやすい火を焚く「風呂釜」が当たり前の用語となっていた。


しかし、一般の方には、実際に屋外に取り付けられていたりする風呂釜が壊れていることが目に付くのではなく、お風呂の調子が悪くなれば、"浴槽”や"風呂釜”といった細分化された「風呂釜」の部分を特定するのではなく、単に『お風呂の修理』というのが、普通に出てくる言葉なのだ。


また、こんな例もある。あるファイナンシャルプランナーの方は、当初『節約』というキーワードを最重要キーワードとして考えていらした。


しかし実際、このキーワードではそこそこヒットして反応はあるのだが、メールでのお問い合わせが増えても、実際に仕事となる良いクライアントにはなかなか巡りあえなかった。


そこで最重要キーワードを考え直し、『節税』とすることにして、ホームページもチューニングし直した。


するとそれまで多かった家計のやりくりを考える一般の主婦の方などのお問い合わせから、実際にクライアントとなる高額所得の方からの問い合わせが増え、受注を獲得できるようになったという。


このような実例からも、実際の自社にとって相応しい顧客が誰であり、その顧客がどのようなキーワードを使うのかについて、徹底的に吟味することが重要であるといえよう。

2008年08月06日 23:58 | コメント (0)
2008年08月07日

お客様紹介 (株)青木製作所様

先日より当ブログで「サブページ」や「テーマサイト」につての説明と、さらにそのSEO対策としての「検索ポータルサイトへのカテゴリ登録」について取り上げたが、この件であるお客様からご質問を頂いたので、今日はこの件について、より具体的な成功事例をもう一つご紹介したいと思う。


その弊社制作事例として、本日ご紹介するのは(株)木幡計器製作所の以前からのお得意様でもあるのだが、大阪市東成区大今里南に所在するポンプの専門メーカーの株式会社青木製作所さまである。


(株)青木製作所株式会社青木製作所webサイト


ポンプといってもその種類にはいろいろな構造のものがあるのだが、同社で製作されているポンプは、ダイヤフラムポンプといわれる膜を利用したシンプルな構造の製品である。


シンプルイズベストとよくいわれるが、同社のダイヤフラム式ポンプはそれを象徴するようなもので、その特徴は「構造上洩れない、堅牢で壊れにくい、メンテナンスが楽である」という、ユーザーにとっても嬉しい優れた製品で、豊富な納入実績をお持ちである。


この同社のダイヤフラム式ポンプ製品は、使用流体が液体か気体かで、主に次の2つの製品群に大別される。


1つは、高濃度・高粘度の液体や異物が混入した液体(スラリー)などに適した【スラリーポンプ】で、もう1つは、けして洩れてはいけない毒性ガスや、可燃性ガスなどの危険性のある気体の圧送に適した【ガスコンプレッサー】である。


この同じ1つの基本作動原理の構造を持ちながらも、用途流体により2つの製品アイテム群に大別される同社製品は、その性質上、それぞれは利用されるシーンが全く異なり、故にユーザー層も全く違った方々が対象である。


これまでの普通のホームページ制作の発想では会社案内のホームページを1つ作成し、その中に製品紹介があって、それぞれの紹介がなされるケースが一般的だと思うが、同社に対して、私は会社概要案内サイトとはあえて別々にスラリーポンプ専用サイトのアオキ・スラリーポンプとガスコンプレッサー専用サイトのアオキ・ガスコンプレッサーの3サイト構成をご提案した。


アオキ・スラリーポンプ サイトアオキ・ガスコンプレッサー サイト
スラリーポンプ サイトガスコンプレッサー サイト


その理由は、同じ機構を持つ製品でも、ターゲットユーザーが全く異なるのであれば、製品毎に別サイト展開することが、SEO対策上でも有利となり、かつ、ユーザーにとっても目的の情報が良く整理され分かり易いホームページになるという理由からだ。


またここで特に注目いただきたいのは、各製品サイトでそれぞれ最重要キーワードとなる【スラリーポンプ】と【ガスコンプレッサー】がホームページの名前(サイト屋号)に含まれ、最適化されているという点である。


そして、制作させていただいた3つのホームページを、それぞれYahoo!Japanのカテゴリに登録させていただいた。


これにより同社の製品ホームページは、2つの最重要キーワードについて、SEOでは、それぞれYahooとgoogleの検索で、2004年7月の制作公開以降4年になるが、現在まで常に1位もしくは2位の上位検索結果を維持している。


【参考サイト】
 スラリーポンプのYahoo!Japan検索 第2位(2008年8月7日現在)
 スラリーポンプのGoogle検索 第2位(2008年8月7日現在)
 ガスコンプレッサーのYahoo!Japan検索 第1位(2008年8月7日現在)
 ガスコンプレッサーののGoogle検索 第1位(2008年8月7日現在) 

2008年08月07日 23:01 | コメント (0)
2008年08月08日

ホームページの屋号【サイト屋号】について

昨日のブログ記事に関連して、昨日の記事の中に【サイト屋号】という記述をしたが、この件について今日は補足をしておきたい。


【サイト屋号】とは、文字通りホームページにつけられた屋号のこと。


つまり、ホームページにつけられた名前のことで、一般的には「サイト名」と言われる。

「サイト名」は、一般的によく使われる用語だが、この【サイト屋号】という用語は、私は何年も前から使っているのだが、先の【テーマサイト】同様に、WEB制作の分野では、まだ恐らく一般的な用語として、定義付けられたような概念ではないと思う。


では、なぜ私は「サイト名」ではなく、あえて【サイト屋号】と言うのかというと、通常の『お店の屋号』と同様に【サイト屋号】は、いわばそのサイトが繁盛店(繁盛サイト)となるかどうか?を左右するもので、そのサイトの看板となる重要なタイトルだからだ。


新たに独立開業してお店を開いたり、会社を新たに起業したりする場合には、やはりこの『屋号』には、皆さん気を使い、いろいろと吟味されるものだ。


覚えてもらいやすく、親しみやすい名前とか、またはその特徴が表れるものにされることもあるだろう。


いずれにしても創業者の思いがこもったものになるものだが、よい屋号はそれが大きなブランド力を持つ場合もある。


特に【サイト屋号】はそれが顕著な場合もある。


例えば、有名な印鑑の通販サイトに『ハンコヤドットコム』というサイトがある。


この一度聞くと忘れがたい特徴的な【サイト屋号】をもつ同社(社名も株式会社ハンコヤドットコム)は、既存の印章店が始められたサイトではなく、WEBショップとして全くの新規参入で10年前に創業されたようだが、特徴的な【サイト屋号】は既に大きなブランド力を持ち、現在は国内最大級の判子通販サイトとなっている。


しかしこのような事例の一方で、ホームページの名前である「サイト名」には、こうした新規開業の企業サイトでない限り普通一般には、さほどあまり意識されることなく、会社案内のサイトなどには、『○○株式会社ホームページ』と、単に社名がそのまま使われるケースが多い。


そうしたことで特に【サイト屋号】を何にするかと思案するまでもないケースが多いと思う。


というのも、これまでは企業サイトの場合は、1企業1WEBサイトというのが一般的であったからでもある。


しかし、近年は1企業で複数のサイトを運営される場合も多い。


そういえば、なるほど確かに、良くあるのは会社案内サイトと、リクルートサイトと、ブログサイトなどを別々に運営されているケースなどか。。。と想像される方もいるだろう。


が、しかし、ここでいう【サイト屋号】が重要になる別サイトと言うのは、いわゆる戦略的な発想で、別サイト化されるような【テーマサイト】のことを指し、昨日ご紹介した(株)青木製作所の各製品毎の製品サイトや、マーケティング的な視点で、あるテーマに分けられ構成されたサイトなどのことである。


そしてこうした【テーマサイト】の場合の【サイト屋号】を考慮するうえでもっとも重要なポイントは、テーマと関わる【最重要キーワード】をしっかり含んだ【サイト屋号】を採用すべきところである。


こうすることで、SEO効果が高まり、集客力のある繁盛するサイト構築が可能となる。

また、実際にリアルの世界で、新しい店舗や会社を開設するには、費用も大きくなり、なかなか簡単にはいかないが、WEBサイトであれば比較的に低コストに、いくつでも開設が容易だともいえるので、是非【サイト屋号】をよく考慮した【テーマサイト】制作の可能性を感じて頂きたい。

2008年08月08日 23:29 | コメント (0)
2008年08月16日

キラーコンテンツ事例お客様紹介 上田ブレーキ(株)様

もう8年か9年ほど前になるが、私が受講したインターネット・マーケティングのセミナーの講師をされていたスタンフォード大学の教授でマーケティングコンサルタントのピーター・C・ウィルトン教授は、【キラーコンテンツ】の重要性についてこんなことを言われた。


「あなたの会社サイトから全ての会社案内と製品・サービス案内を取り除いてください。その後に何かが残りますか?」


「それらの情報を全て取り除いた後に何も残らず、ユーザーにとって有益な情報が1つも残されていないとすれば、あなたのサイトは会社案内のパンフレット同様、一度目にすれば、必要のない限り二度と見られることはないでしょう。」


そんな会社案内サイト+αの【キラーコンテンツ】を検討した弊社制作事例のホームページとして本日ご紹介したいのは、大阪市都島区友渕町にあり、今年で創業98年の上田ブレーキ株式会社様だ。


上田ブレーキ(株)上田ブレーキ(株)webサイト
同社は、日本国内に同業他社が4社しかないと言われる鉄道用ブレーキシュー(制輪子)のメーカーのうちの1社で、他の大手企業である3社(ナブテスコ(株)(旧(株)ナブコ)曙ブレーキ工業(株)日本信号(株))に対して唯一鉄道用ブレーキシューの専業メーカーさんでもある。


国内4社というような業界であれば、業界では知らない人はいないような御会社である。


故に、そもそもホームページで新規営業開拓というようなニーズをお持ちではなかったが、求人や会社案内が目的で制作のご依頼を請けたのだが、単なる会社案内のデジタル版では勿体無いと、弊社より【キラーコンテンツ】のコンセプト提案をさせて頂いた。


具体的には、2つの顧客ユーザーにとっての、有益な情報を提供するキラーコンテンツである。


1つ目は「リンク集」である。
「リンク集」というとごくありふれたコンテンツだと思われるだろうが、少し考えてみてほしい。

日本国内で最も人気の高いと思われるサイトは「リンク集」なのだ。Yahoo!JAPANがそうである。この日本でもっとも利用頻度の高い検索エンジンサイトはもともとカテゴリ別けされた登録サイトのリンク集である。


他に同様のサイトの代表的事例には、時刻表リンク法庫などがある


つまり、ユーザーにとって便利で有益な情報を、あるテーマでまとめリンク集とするだけで【キラーコンテンツ】となり得るのである。


では上田ブレーキ(株)様のリンク集はなにかというと、同社とのお取引の有無に関わらず、日本国内の全ての電鉄会社のホームページのリンク集である。


なぜ、このリンク集がキラーコンテンツになるのかと言うと、お客様も自分の業界の同業他社が気になるものだからだ。
いざ制作すると案の定、お得意先の方から「便利でよい。お気に入りに入れている。」との反響があったようだ。


次に用意したのは「用語集」だ。
何の用語集かというと「鉄道用ブレーキに関する専門用語集」である。
こうした業界の専門用語集が業界関係で実際に発刊されている例もあるが、同社の業界ではこうしたものはなかったようだ。


ここで少し考えてみてほしい。同社の場合のユーザーと言えば、鉄道の車両運転制御技術に関わる部門が顧客であり、そうした部門の技術者の人は、上田ブレーキさんの名前は周知し、専門用語もある程度熟知されているだろう。


しかし、ターゲット対象ユーザーを大きくくればそうだが、もう少し細かくセグメントしてみて、顧客先の新人技術者の方はどうだろうか?


どの業界でも、新人はまずその分野の専門用語から学ぶはずだ、こう考えれば、専門用語集は彼らにとってはとても便利な知識情報の【キラーコンテンツ】だと言える。


図書館のように何でもインターネットで検索する人が多い現代、これから業界の専門知識を得ようとするならば、まずは専門用語をインターネット検索することも多いと思われる。


こうした用語集はSEO対策にも繋がり、さらに、新たな分野で、まず始めに知識を与えてくれたサイトは、バイブルのようなサイトとなりその人にとってのブランドとなる。


またこの鉄道ブレーキに関する用語集コンテンツは、副次的な効果要素ではあるが、同社の新入社員教育の教育教材にもなっている。


さらに、営業目的ではなかったはずのホームページだが嬉しい誤算もあったようだ。


業界では誰もが知っているはずの同社であっても、意外と「上田さんのところにはそんな製品もあったのか!」と今まで、取引があっても採用実績のなかったアイテムが実は認知されていなかっただけで新たに注文が発生した案件が3件もあったと喜んで頂いた。


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鉄道会社HPリンク集鉄道ブレーキ用語集

2008年08月16日 23:15 | コメント (0)