木幡社長ブログ

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AIDMAからAISCEASといわれるが。。。

昨日は、心学明誠舎のセミナーの前に、実はもう一つセミナーに参加していた。
AllAbout主催のセミナーである。


そこで頂いた資料の中に、購買プロセスは「AIDMA」の法則から、「AISCEASS」へという記事があった。


AIDMA(アイドマ)の法則は1920年代にアメリカのサミュエル・ローランド・ホールという人が提唱した、マーケティングの世界ではよく知られた古典的な、消費者の購買行動の心理プロセスの理論だ。


Attention (注意)
Interest (関心)
Desire (欲求)
Memory (記憶)
Action (行動)


これに対して近年のネット社会においての購買行動プロセスを、国内広告業界最大手の電通は2004年1月に「AISAS」(アイサス)(電通の登録商標)であると提唱した。
(参考)エキサイト-インターネット広告用語辞典


Attention (注意)
Interest (関心)
Search (検索:インターネットですぐ検索し)
Action (行動、購入)
Share (共有:SNSやブログなどのCGMで商品の評価をネット上で共有しあう)


また、さらにこのプロセスを補完細分化し、「比較」、「検討」というプロセスを加えた理論を(有)アンヴィコミュニケーションズ代表取締役の望野和美氏が提唱した。
それが下記のAISCEAS(アイセアス)モデルで、最近はこちらが有名な様である。


Attention (注意)
Interest (関心)
Search (検索)
Comparison(比較)
Examination(検討)

Action (行動、購入)
Share (共有)


で、昨日のAllAboutのセミナーで配布された資料には、さらに「Share (共有)」の前に「Satisfaction(満足)」が加えられ「AISCEASS」となっていた。


さて、この「AISCEAS」もしくは「AISCEASS」理論の中で、「Comparison(比較)/Examination(検討)」のプロセスだが、サイトリサーチすると、「【価格比較サイト】などで比較、検討し・・・」と解説されている例も多かった。


私としては、ここにすこし抵抗がある。


別に反論を述べるつもりではないが、先日、当ブログでも記述したが、経済産業省も推進する新たな価値として【感性価値】という概念があり、また最近【共感マーケティング】が叫ばれる時代である。


然るに、価格や性能を比較検討というようなプロセスも、もちろんあるのだが、私はむしろ「Comparison(比較)/Examination(検討)」よりも「Empathy(共感)」して「Action (行動、購入) 」されるほうがより理想的ではないかと思う。


そういう意味で、あえて、私はこれからは「AISEAS」(アイシーズ)だと提唱してみたい。


Attention (注意)
Inspiration (創造的な刺激、ひらめき)
Search (検索)
Empathy(共感)
Action (行動)
Share (共有)

2008年07月19日 23:57
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