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『同業他社のホームページをご覧になられたことがありますか?』
経営者の方にこうお聞きすると、大抵は「もちろん見たことがある」という方が大半だと思う。
しかし場合によっては、パソコンが苦手な経営者の方はあまりご覧になったことがないケースもあるし、見たことはあるが、常に同業他社を意識し注目していつも見ている方は意外と少ないものだ。
大抵は同業他社が気になった時に都度ご覧になるケースは有るが、よほど意識して比較して見ようとしない限り、まとめて複数の同業他社のサイトを一覧的に同時に隅々までご覧になられるケースは意外と少ないのではと思う。
この『同業他社のサイトを一覧的に同時に隅々まで閲覧する』という行為そのものが、実はあなたの事業分野の商品やサービスを検索している方が、問い合わせ先を求める際に行う行為そのものだ。
そこで、皆さんにお薦めするのが、『同業他社のホームページを一度じっくり、比較してそれぞれ隅々までご覧になる』ことだ。
そうするときっと色んな事に気付かれるはずだ。
我々は、クライント様から仕事をお受けする際は、まず、その業種の同業他社のリサーチをする。
何故なら、基本的に我々はその分野では素人だからだ。
また併せてクライアント様のお客様の視点でその同業他社のサイトを見比べる。
こうすることで、何となくその業界の特徴がつかめたり、その業界でのトレンドや、問題点そして各社の強みなどが想像できたりするのである。
また我々は日頃、ホームページでクライアント様の「強み」をうまく表現できるようにと考えるのだが、この「強み」を見つけ出すためにもこの同業他社リサーチは重要だ。
この強みを見出すという点だが、『御社の強みは何ですか?』とお尋ねして、先程と同様に今度は、はたしてどれだけの中小企業の社長さんが、はっきりと「うちの強みは○○です。」と言えるだろうか?
確かに中小企業にとっては、いろんな面で大企業に比べて経営資源が乏しいし「これが、強みだ!」などと確信できる点を確立するのは難しい事だといえる。
また「強み」を見つけてもそれを維持しつづけるのも大変だ。
しかしそうはいっても、この時代を生き残るためには、『うちなんて・・・』とばかり言っていないで、『うちの強みは・・・』とか『これがうちならではの・・・』という“差別化や独自化のポイント”と、“市場での自社のポジショニング”を明確にしていかないといけないだろう。
この、自社の“強み”と“ポジショニング”を知るという点では、まずは自社のお客様を含めた市場と、同業他社の動向をしっかりと把握することが必要だ。
それには、今の時代、一番手っ取り早いのがWEBリサーチで、インターネットを利用しない手はないと言える。
そこで企業経営者の方に是非お薦めしたいのが、インターネットでの同業他社検索だ。
「どうぞ、一度じっくり同業他社のホームページを横断的に一覧比較して、それぞれリサーチしてみて頂きたい。」
「そして、“お客さんやユーザーさんの立場に立って”それらのページを見て欲しい。」
すると、間違いなく、自社の“強み”と“ポジショニング”を知るための何かのヒントをつかんで戴けるはずだ。
かく言う弊社も、実は同業他社のホームページをリサーチすることによって、
自社の特徴を認識した経緯がある。
その点についてはまた改めてご説明するとしよう。