« IKEA| メイン | 廣田式 O-P-Q-R-S-T-U 読書法 »
昨日はIKEAの概要を記したが、今日はIKEA鶴浜を訪れてのレポートをしてみたい。
IKEA鶴浜
近年、アメリカの小売業で、最も先端とされる売り場陳列は【ソリューション陳列】と言われるもののようだ。
そしてその【ソリューション陳列】の代表例がIKEAの店舗であるようだ。
では【ソリューション陳列】とはどんなものなのだろう。
それには4つのAの要素があるらしい。
1つめのAは、Atmosphere(雰囲気)
2つめのAは、Achievement(業績・成果)
3つめのAは、Assistance(助力・援助)
そして最後のAは、Assortment(取り合わせ・詰め合わせ)
の意味をなす。
つまり、その売り場陳列で、お客様の望むライフシーンの雰囲気をイメージさせ、さらにそれを手に入れた結果を具体的にイメージしてもらうための手助けと、品揃えによるパターンの提案をするということらしい。
その意味ではまず、お客様の望むライフシーンの雰囲気をイメージさせると言う点ではIKEAの売り場はまさにそのシーン、シーン毎のモデルパターンが用意されている。
キッチンコーナーレイアウト例 | 空間提案とトータル価格表示 |
そして上の写真にあるように「このモデルパターンで揃えた場合は、総額10万円以内で収まります。」といったように訴えかけている。
またさらに「このコーディネートされたデザインセンスの良い組み合わせで、僅かこれだけの安価です。」という感じである。
さらに店内案内STAFFの充実や、自分で組立てが不安な方や、時間がない方向けに組み立てサービスを行ったり、宅配サービスのアシスタンス(Assistance)が用意されているわけだ。
次にこの【ソリューション陳列】同様に、IKEAのもう一つの特筆すべき点は、物語が多く語られていることだ。
「子供は遊びの中から たくさんのことを学びます。」 |
具体的には、椅子の製品耐久品質を耐久テストする内容が、ショウケースに入れられたテスト機により実際に実演されていたり、店舗内の随所や、そのホームページなどにその経営姿勢が物語として語られ(ストーリーテリングされ)ている。
こうした点に、実際のIKEAの強さを垣間見ることができた。
長年にわたり安全に座って | もっと子供と 一緒に遊ぼう! |